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もしや…彼も!気づかないと危ない「隠れモラハラ男」特徴4つ

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

モラハラって、きいたことありますか?

モラハラとは、モラル・ハラスメントのこと。つまり、身体に直接するのではない、精神的な暴力や嫌がらせのことを意味しています。

最近、このモラハラが話題になっています。そこで今回は、筆者の専門的な立場から、どういう男性がモラハラ男になりやすいか、解説したいとおもいます。

 

■そもそもモラハラとは

精神的な暴力や嫌がらせとはいうものの、具体的にはどんなことがモラハラになるのでしょうか。

たとえば、デートや買い物などにでかけるとき、その準備に時間がかかる恋人に対して、「いつまで化粧してるんだよ」とか「昨日のうちに服を選んでおけば、もっと早くでかけられただろう」という言葉を投げかける彼氏、いませんか。

これって、ありきたりな会話としてとらえられてしまうことが多いのですが、これだって立派なモラル・ハラスメントなんです。

このようなことをいわれると、あなたは「私が彼に迷惑をかけている」と、おもうかもしれません。そして、「彼が厳しいことを言うのは、私のためをおもって」とか、「そんなダメな私を彼は受け入れてくれている」とも。これって、じつはドメスティックバイオレンスと同じで、ちょっと危ない状況なんです。

 

■隠れモラハラ男の特徴

では、どんな男性がモラハラ男になりやすいのでしょうか。一言でいうと、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在だと強くおもう男性です。

具体的には、次のような特徴があるかもしれません。

(1)自分のおもいどおりにいかなくても、自分の主張を通そうとする。

(2)言うことがコロコロ変わる。

(3)嫌なことは、全部だれかのせいにする。

(4)自分の間違いを、絶対に認めない。

 

いかがですか。モラハラの加害者と被害者の関係は、当事者には自覚がないことがけっこうあります。彼氏の言動に疑問を感じたときは、冷静に物事を判断するようにしてくださいね。

 【参考】

※ マリー=フランス・イルゴイエンヌ(1999) 『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』 (紀伊國屋書店)

【画像】

Alyssa L. Miller