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一般的な男にとって「SATC」はホラー作品

浜あさ子

浜あさ子

アメリカのテレビドラマとして登場してから12年以上、多くの女性から支持されている『SEX AND THE CITY』

強くて素敵な女性たち、最新のファッション、運命や困難にまっすぐに立ち向かい、自分を見失うことなく人生をキラキラと楽しむ登場人物たち…なんてステキ☆と思い、「私もキャリーみたいになりたい!」と思い、それを地でいこうとするなら、男は遠のくかもしれません。

というのは、女性にとっては魅力的な物語でも、男性にとっては、奇抜なファッション、強すぎる意志を持つ女性たち、結婚しても自分のライフスタイルを崩さないetc.…など、苦手な女性がたくさん出てくるホラー作品だから。たとえ登場人物たちにチャーミングな部分があっても、そこに目がいかないくらい拒絶反応があるはず。

なかでも男が一番許せないのは、「過去の男性の影がちらつく」こと。男は、女性にロマンを求めています。常に、“自分だけ”でありたい生き物です。口ではおおらかなことを言っていても、本心は違います。これは本能的な部分があるんでしょうね。よく、「他人との浮気は気づかれなかったのに、元彼と食事しただけで破局した」という話も聞きます。

その反面、女性は「私はモテないわけじゃないのよ」とばかりに、過去の男性からもらったプレゼント、行ったレストランや旅行について匂わせてしまいがち。今のパートナーが遊び人だったり、大切にしてくれていないと感じると、過去の男を漂わせる傾向がありますので要注意。これをすると、男は98%、気持ちが離れてしまいます。

それでも、昔の男について、時々質問してくるのが男(とはいえ、バージンは“荷が重い”と言うのも男)。そういうときに、どんな人かを話すのはやめたほうがいいでしょう。また、「思い出したくない」など言うと、「どんなひどい目にあったのか!?」とあらぬ過去を想像されてしまうので、こちらも避けたほうが無難。

全力で話をはぐらかすか、「よく覚えていない」と逃げ切るのがベターだと思うんですけどね…。