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もっと…ちょうだいっ!欲望スイッチがオンになる「ムラムラ術」3つ

小川沙耶

小川沙耶S.Ogawa

「人々が愛するのは、自分の欲望であって、欲望の対象ではない」

と語ったのは、哲学者のニーチェ。

みなさんの彼も、“あなた”を愛しているのではなく、“あなたを欲する自分の気持ち”を愛しているのかもしれませんね。

しかしニーチェの言うとおり、愛情の本質が個人の欲望にあるのであれば、それを喚起することさえできれば、“愛情を発生させる”ことも可能ということです。

そこで今回は、元No.1キャバ嬢で恋愛コラムニストのナナミ・ブルボンヌさんに、欲望を利用して、男の愛情をコントロールする方法をお聞きしました。

 

目次

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■1:制限

「何かを欲しがらせるのは、とても簡単。

それを、足りない状態にさせることです。

ダイエットや断食などで、お腹がペコペコに空いたとき、何でもいいから食べたくて食べたくて仕方がなくなりますね。あれと同じ。

愛情に飢えた状態にさせれば、欲しくてたまらない状態にさせることができます。

会えるからって、いつも会わない。連絡できるからって、すぐに連絡しない。愛してるからって、すぐにそう言わない。

これ以上与えられないと、愛が餓死してしまう……、そのくらいの状態で、与えてあげると効果的でしょうね」

 

■2:禁止

「また、禁止することも効果的。

してはいけないとなると、したくてしょうがないのが人間。

これが、欲望の本質ですよ。

キリスト教において、日曜日は“安息日”ということで、働いてはいけない決まりでした。

何もしてはいけないというのは、勤勉な民族にとって、耐え難いものです。

安息日に働いてはいけないという禁止があるがために、その他の日に“働きたい”という欲望がうまれるのですね。

“今日はダメ”という禁止を、うまく使うことです。

そのためには、自分の欲望もコントロールすることが大事ですね」

 

■3:節制

「結局のところ、彼が愛しているのは、“あなた”ではなく、“あなたに対する彼自身の欲望”だというのですから、あなたがすべきことは、“欲望をもたせ続けること”です。

そのためには、1と2でご紹介したとおり、常に満腹にさせてはいけないということ。

欲望、すなわち“欲しい”という気持ちは、それが手に入っていないから起こるわけですから。

もちろん、満腹で幸せな瞬間も共有すべきですよ。

しかし、お腹を空かせる時間も必ずもたせなければいけません。

追いかけさせ続けるというと、なにか悪女のようなイメージになってしまうので、良さげな言葉で締めくくりましょう。

愛にも“節制”が必要ということです」

 

いかがでしたか。

みなさんもマンネリを感じている関係であるならば、愛情のダイエットとして、“好き”をあまり与えないという節制をしてみるといいかもしれませんね。

 

 

 

【取材協力】

※ ナナミ・ブルボンヌ・・・元No.1キャバ嬢のライター。スポーツ新聞などでライターをつとめる傍ら、ネットショップでレディースウェアやコスメも取り扱っている。著書『キャバ嬢とヤれる極意』も絶賛発売中。現在も勉強のためキャバクラに勤務中。

 

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