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もうバレバレ!弁護士が教える「ブラック彼氏」のLINEの特徴4つ

中田綾美

中田綾美A.Nakata


出会った頃は、優しいし紳士的だし「この人、サイコー!」だったはずなのに、いざ付き合ってみると暴言・暴力がひどかったり浮気癖が発覚したり……。そんな女性を不幸にする“ブラック彼氏”の被害にあったことはありませんか?

彼の本性が付き合い初期にわかればまだいいのですが、なかにはかなり深い関係になるまで化けの皮がはがれないことも少なくないようです。なかには、結婚してからようやく「こんなはずじゃなかった!」と気づく悲惨なケースも……。

深入りしてもロクなことがないブラック彼氏は、できるだけ早い段階で見極めたいものですよね。そこで今回は弁護士・堀井亜生先生の著書『ブラック彼氏』を参考に、ブラック彼氏のLINEの特徴4つをお届けしたいと思います。

 

目次

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■1:LINEのメッセージが1画面で終わらない

あなたの彼は日常的に1画面で終わらないLINEのメッセージを送ってきませんか?

もし、やたら長文メッセージが多く、しかも自分の言い分を一方的に送りつけてくるようであれば、“モラハラ男”の危険性があるとのこと!

<実は、長文のメールや長電話は他者への依存性の現れです。相手のことを考えられる人は、相手が読みやすく理解しやすい内容を書くことを心掛けますが、モラハラ系は、自分の言いたいことが最重要。相手が理解できるかどうかは二の次で、長文メールを平気で送ってしまうのです。>

また、モラハラ男の場合、すぐにメールやLINEの返信をしないと、イライラして返事の催促をしてくることがあるといいます。「今、手が離せない状況なのかも」といった相手への配慮は一切なく、自分の感情が常に優先なのです。

これまでズボラな男性としか付き合ったことがないと、モラハラ男のLINE攻撃を“マメ”と好意的に解釈してしまうかもしれません。

ただ彼とのLINEのやりとりが「正直、重い」と気詰まりに感じているのであれば……彼との関係をちょっと見直してみましょう。

 

■2:メッセージが長くて句読点や改行がない

モラハラ男の長文メッセージは感情的という特徴がありますが、同じ長い文章でも事務的な文体で、かつ句読点や改行がない場合は“ドケチ男”の危険性あり!

ドケチ男の行動指針は“コスパがいいかどうか”。LINEを送るのでも少しでも損したくないという気持ちから、内容をてんこ盛りにしたがるのです。彼らにとっては、句読点や改行で生ずる余白さえも“もったいない”と感じるのかもしれません。

また、ドケチ男のメッセージではやたら“質問が多い”のも特徴的だといいます。つまり、自分の知りたい情報はお手軽に引き出そうというドケチ根性の証です。

LINEのメッセージにも送り手の人間性はおのずとにじみでます。読みにくい文章を平気で送ってくる人物というのは、自己中心的な傾向があると見ることができるでしょう。

 

■3:LINEの返信が早くてスタンプや絵文字が多い

ただレスが早いだけなら、あなたにゾッコン、彼の気質がマメ……というふうにも解釈できますが、やたらノリがよくてスタンプや絵文字だけで会話することも多いようであれば要注意。彼は“浮気男”の可能性があります。

いつも即レスしてくれるのは女性にとってありがたいようにも思えますが、連絡がマメな男というのは、複数の女性と同時進行で付き合える器用さを持ち合わせているもの。

また、スタンプや絵文字は“なんとなくニュアンスを伝える”のに便利ですが、これを多用するのは“断言を避ける無責任さ”の表れともいえます。

たとえば、「私のこと好き?」「早くウェディングドレス着たいなー」というあなたのメッセージに対し、彼から笑顔の絵文字やスタンプが即返ってきたら、彼はあなたにラブラブであるかのように錯覚しますよね。

でも、彼のほうからは決定的な言葉を一言も発していません。ただ、前向きな絵文字を返して、あなたの気分を盛り上げているだけ……。

このタイプの男性とやりとりする場合は、雰囲気だけに流されず、絵文字やスタンプは抜かして彼の本心を探るようにしましょう。

 

■4:既読スルーが許せない

LINEを既読スルーすると、すかさず「返信ないんだけど」「無視するなよ」「なんで連絡できないの?」と怒ってくるのはDV男の危険性あり。

まともな感覚であれば、少しくらい既読スルーされても「今、忙しいのかもしれない」と相手の状況を考える余裕があるはずです。ところが、猜疑心の強いDV男は“返信できないのは誰か他の男といるから”と勝手に妄想して既読スルーを許すことができません。

また、一緒にいるときにあなたの携帯に着信があると、「今のは誰から? 男か女かどっち!?」と異様に気にするのもDV男の特徴。

別にやましい関係ではなく、彼女が電話やLINEで事務的なやりとりをすることさえ、DV男は“浮気”と結びつけてしまうのです。

DV男の異常なまでの独占欲や束縛癖を“愛ゆえの行動”と勘違いしないようにしましょう。

 

いかがでしたか? “恋は盲目”状態だと、LINEのやりとりで少しくらい違和感があっても見過ごしたり、無理やりポジティブにとらえようとしたりすることもあるかもしれません。

でも、その小さな違和感をないがしろにしていると、行く行くは「こんなはずじゃなかった!」と大後悔することになるかも……! 今回お届けした兆候が彼に見られるなら、これからふたりの愛を育んでいくのかどうか冷静に慎重に見極めてくださいね。

 

 

【参考】

※ 堀井亜生(2015)『ブラック彼氏』(毎日新聞出版)

 

【画像】
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