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究極の愛され女子に!北新地高級クラブのママがやっている4つの心遣い
毒島 サチコS.Busujima
「究極の愛され女子」=「心遣いが出来る」
世の中にはたくさんのモテテクが存在します。しかし、男性を落すためのテクニックは「付き合うこと」がゴールである場合が多いですよね。でも理想は付き合ってからはもちろん、仮に別れたとしても「素敵な女子だったな……」と思ってもらえるようになることです。
そんな本当の意味での「究極の愛され女子」を目指す上でテクニックよりも大事なもの……それは「心遣い」。
実際に著者が見た北新地! そこは人間模様に溢れている……
大阪駅から歩いて7分ほどで北新地に到着。
着物を着た美しいママさんたちがスーツのお客様を見送る姿や、素敵なドレスを着こなしているホステスのお姉さんたちが歓談する姿を街のあちらこちらで目にすることが出来ます。
驚いたのは歓楽街であるのにも関わらず、非常に街全体が「上品」であること。
ママさんたちの着物の着こなし1つとっても非常に気品に溢れています。
Yママのお店を訪れるお客さんのほとんどが店を出る時に「また来るね」と笑顔で手を振るのです。
(1)年賀状は毎年5,000枚! 一言メッセージを添えて
Yママはいつも年賀状の準備を10月から用意を始めます。
接待で使ってくれた会社宛、そしてお客様宛に、今年は5,000枚を超える年賀状を送ったそうです。
凄いのが、インクジェットでプリントした年賀状に必ず一言だけ手書きのメッセージを添えること。
それもありきたりな言葉ではありません。
しっかりとその人その人にあったメッセージを添えるのです。
5,000人もの人に贈るとなると全員のことを覚えていない可能性もありますよね。
そんな時のためにYママはお店にきたときのお客様の名刺の裏側にその人の特徴や好きなものを書き留めておくのだそう。
「●●のお話とても面白かったです。今年も聞かせてくださいね」などと年賀状に書かれていたら「あっ、ママはあの時の話を今でも覚えてくれているんだな、また会いに行こう」となりますよね。
出会った方全員にご縁が続くように1人1人にあった言葉選びを自然とできるように用意しておくのです。
(2)差し入れは「美味しかった」だけで終わらない
例えば「お店のみなさまで食べてください」と初回来店の際に差し入れを持ってきてくれるお客様がいた場合、Yママはそれが自分のお客様でなかったとしても必ず差し入れをその日のうちに1つ食べます。
そして頂いた差し入れのお店のデータなどを調べておくそう。
「●●様、先日頂いたお菓子、大変おいしかったです。△△県の有名なものなのですね。●●様は△△県のご出身でしたよね」などとメールや次回の来店時に伝えるのです。
差し入れはセンスが問われますよね。
お客様の中には「これで大丈夫かな……でも食べてもらいたいな」という気持ちがあります。
たとえその差し入れが美味しくなかったとしてもYママは「わざわざ私たちのために選んで頂いた」という気持ちを大事にします。
「なぜこのお菓子を選んでくださったのだろう……」と普通のホステスが考えないことまでYママは考えているのです。
(3)来店のお礼メールはお客様が出社される朝9時に!
Yママは毎日店に立ち、閉店して家に帰宅するのは午前3時頃。
しかし必ず朝の9時前には起床し、お客様にお礼のメールを送ります。
「昨日はありがとうございました。本日もお仕事頑張ってくださいね」と必ずお仕事へのエールを添えて送ります。
そうすることで「今日も頑張ろう!」とお客様に思ってもらえることが出来ますよね。
次の日のお客様の出社される時間の前に必ずお礼のメールを送る。
これも小さなYママの心遣いです。
(4) 何年たってもボトルキープ! いつでも帰ってこれる場所に
Yママのお店は一度ボトルをキープしてもらうと何年たってもそのボトルをキープしておくのだそう。
先日5年ぶりにYママの店を訪れたお客様が、5年前に自分がボトルキープしておいたお酒がさっと出てきたときに「まだおいておいてくれたのか!」大変感動してくれたそうです。
もちろん賞味期限の関係で飲めない場合もありますが、「一度頂いたご縁を大切にする」というYママ。
いつでもお客様が帰ってこれるようにいつまでも保存しておくそうです。
どうでしたか?
今回は北新地で見られる究極の「心遣い」を紹介しましたが、これは日常生活にも活かすことが出来ます。
例えば、仕事の接待の次の日のお礼メールや、上司からお土産を頂いたとき……。
友人や彼氏にも同じように少しの「心遣い」で長く愛されるあなたになれるかもしれませんね。
Yママは仕事だという感覚で「心遣い」をしているわけではなく、誰に対しても分け隔てなく同じように接します。
短期的に活用できる「テクニック」に魅力を感じなくなったあなたは長期的に「心遣い」が出来る「究極の愛され女子」を目指してみるのもいいかもしれません。