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【影響はかなり大きい…】娘が「結婚できなくなる」母親の特徴3つ

中田綾美

中田綾美A.Nakata

目次

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1:父親の悪口ばかり言っている

あなたの両親は仲良し夫婦でしょうか? 実は、両親の夫婦仲は娘の恋愛・結婚に大きく影響してしまうようなのです。

<子どもの頃から両親がケンカばかりしていたり、表面上は仲がよくても、お父さんのいないところでお母さんがお父さんの悪口を言ったりしていると、娘たちは、

「お父さんのような男性は絶対にイヤ!」

という固定観念を持って成長していきます。

(中略)すると、大人になってからもどこか男性に対して意地を張ってしまったり、うまく甘えることができなかったり、あるいはお父さんと同じような「モラハラ男」につかまってしまったりして、「なかなかいいと思える人がいない」という状況が、何年も続いていきます。>

あなたの男性観は大丈夫?

「素敵な男性と結婚したい!」という願望とは裏腹に、「男なんてどうせ……」とネガティブな男性観を抱いていないでしょうか?

その男性観は、母親から父親の愚痴や悪口を聞いて育ってきたことで植えつけられたものかもしれません。

お母さんから聞かされ続けてきたお父さんのイメージがあなたの結婚のじゃまをしていないかよく考えてみましょう。

2:自分の価値観を押し付けてくる

「そんな派手な格好はやめなさい。あなたは地味な色が似合うのよ」

「結婚相手はやっぱり国立大卒の男性じゃなきゃ」

このような母親が押し付けてくる好みや価値観に、振り回されていませんか?

「あなたのためを思って言っているんだから」

「お母さんの言うことを聞いていればいいのよ」

母親からそんなメッセージを受け取り続けた娘は、何かを決めるときに決まって母親の顔が浮かんで、自分がどうしたいかよりも「母親がどう思うか」を優先させてしまいます。

たとえば、心惹かれる男性が身近に現れても、母親の好み・価値観に合わなければ、自分から遠ざけてしまうなど、せっかくのチャンスをふいにしてしまうのです。

自分の直感を大切にしよう

血のつながりはあるといっても、母親と娘は別人格。母親の価値観に支配されたままで自分にとって満足できる人生を送れるわけがありません。

母親の強い影響下におかれた女性に向けて、大安さんは次のようなアドバイスを送っています。

<食べるもの、洋服、インテリア、お風呂に入る時間、時間の使い方など、自分は本当はどれが欲しいのか、何をしたいのかを、自分の直感で考える癖をつけていきましょう。

そして勇気を出してそれを選択してみるのです。>

はじめのうちは、母親の期待に背くことに対して、罪悪感をおぼえる女性もいることでしょう。

でも、思い切って自分の直感を信じてみれば、「私って本当はこういうのが好きだったんだ!」という大きな充足感を得られるはず。

その感覚を大事にして、お母さんの好み・価値観というしばりから自由になりましょう。

 

3:娘の選んだ男性にダメ出しばかりする

「医者か弁護士じゃないと認めない」

「うちの家系に合わないからやめなさい」

大安さんがこれまでに受けてきた相談において、母親が決めた“結婚の条件”から逃れられず、大好きなカレとの結婚を破談にしてしまった女性が何人もいるそうです。

また、娘が幸せな恋愛をしていると、あからさまに不機嫌な態度を示して結婚への大きな障害となる母親もいるといいます。

<お母さんが娘を嫉妬するという問題もあります。

これは、お母さん自身が結婚生活の中で、何かしら満たされない思いを抱えていて、それが形を変えて噴出するというよくあるケースです。娘がいい男性と出会い、喜びをあらわにしているのを見ると、面白くないと感じるのでしょう。>

もし母親から交際や結婚を反対されたら?

娘としては「お母さんに祝福されて結婚したい」という思いはあるでしょう。でも、母親は自分が娘に嫉妬しているという自覚はなく、「娘のため」と思い込んでいます。そんな母親を説得するのは容易ではありません。

<恋愛や結婚に際して、どうしてもお母さんが理解してくれないという場合は、カレとの結婚を優先し、しばらくお母さんと連絡を取らない(挙式も写真のみか海外で二人だけで挙げるなど)くらいの気持ちを持つことが大切です。

それほど強い意思を持たないと、お母さんに振り回され、独身のままで一生が終わってしまう未来が待ち受けているかもしれません。>

母親のダメ出しや「あなたのため」攻撃に決して屈してはいけません。母親は娘の幸せを願っているというより、あなたの人生を支配しようとしているのかもしれません。

本当に娘の幸せを願っているのであれば、娘が選んだ相手を頭ごなしに否定することはないでしょう。

たとえが自分の理想とは異なっても「娘が好きになった男性なのだから、もしかしたらいいところがあるのかもしれない」という目で見てくれるはずです。

娘に共感しようとする姿勢をみじんも示さず、「とにかくあの男はダメ」の一点張りの母親からは物理的に距離をおくようにしましょう。

 

自分にとってもっとも近しい存在である“お母さん”が結婚の障害になっている……。それを認めるのはとても辛いことですが、思い当たるフシのある女性も多いのでは?

本気で結婚したいなら、まずは自分の直感を大切にして、母親の声が耳に入らないよう、距離をおく覚悟を決めましょう。

 

【参考】

大安ケイコ(2015)『お母さんから自由になれば、結婚できる。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)