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「るろうに剣心」大ヒットを影で支えた超人気声優の秘密

牧田秀章

牧田秀章

15th Anniversary企画の一環として2012年8月25日より全国で映画版の封切りが決定している『るろうに剣心』。アニメから15年が経過していることもあり、るろ剣自体を知らない人もたくさんいるのではないでしょうか?

そこで、今回はどんな作品だったのかを軽くふれつつ、当時のアニメを支えていたある人物を紹介していきたいと思います。ストーリーのネタバレはありませんのでご安心を!

 

原作は週刊少年ジャンプに連載されていた漫画で、幕末の日本を震撼させた凄腕の剣客・緋村剣心が明治維新後に不殺(殺さず)の誓いを立てながらも、様々な事件の解決に奔走する明治剣客浪漫譚となっています。

主役の緋村剣心役に、元宝塚の涼風真世さん。ヒロインの神谷薫を演じていたのは藤谷美紀さんと、声優経験がない役者をメインキャストに据える大胆な試みが成功し、大人気アニメとなりました。

しかし、影には声優経験の浅い彼女たちを支えていた人物がいたのです! その人とは最近バラエティー番組でも活躍している声優の三ッ矢雄二さん

三ツ矢さんといえばタッチの上杉達也役や、キテレツ大百科のトンガリ役としても有名な実力派声優のひとりですが、実は音響監督(アフレコ演出)や舞台の脚本なども手がけるなどマルチな才能をもつ人でもあります。

(ちなみに、ミュージカルテニスの王子様の脚本も三ツ矢さんの手によるもの)

三ツ矢さんは当時、るろ剣の音響監督として作品に携わっており、声の仕事に不慣れな涼風さんたちに自らが実践演技を見せたりしながら指導していたそうです。

その甲斐があってアニメは大成功。15年経った現在も映画や新作DVDがリリースされる程人気作品となっているというわけ。

 

おネエ系のはっちゃけた所作や、「グレーゾーン」などの発言で笑いを誘っている三ツ矢さんですが、それも“人が求めているものを見抜く力”があるからこそできる技。

その力は本業の声の仕事でもいかんなく発揮されていたのですね。そんな部分も気にしながら、今後も『るろうに剣心』と三ッ矢雄二さんに注目していきたいと思います!