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夫婦の寝室は別にする?一緒がいい?それぞれのメリット・デメリットと話し合うポイント

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

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目次

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1:夫婦の寝室は別がいい?一緒にすべき?

(1)寝室を別にしている夫婦の割合

今回『MENJOY』では、20~50代の既婚男女500名に「夫婦の寝室」についてのアンケートを行いました。その結果、夫婦の寝室を一緒にしている人、別々にしている人の割合は以下のようになりました。

一緒・・・313人(63%)

別々・・・187人(37%)

一緒に寝ているという夫婦は全体の6割以上、別々に寝ているという夫婦は4割以下という結果になりました。

(2)一緒に寝ている夫婦の理由

「一緒に寝ている」と回答した人のなかで多かったのが「一緒に寝たほうが安心する」「一緒に寝るとスキンシップを取りやすいから」という意見。コミュニケーションが減ってしまわないようにという理由で一緒の部屋で寝るようにしている夫婦は多いようですね。

また、「子どもといっしょにみんなで寝ているから」という意見も多くみられました。ほかにも「夫婦は一緒に寝るものだから」と夫婦のルールがあるという意見も。

(3)寝室を別にした夫婦の理由

一緒に寝ている夫婦の意見の大半が「一緒に寝たい」という意見であった一方で、寝室を別にしている夫婦の意見には一緒に寝ない明確な理由が見られました。

例えば、「相手のいびきがうるさいから」「相手の寝相が悪いから」「生活時間が違うから」「子どもを寝かしつけているから」など。また、少数ではありますが、「お互いのプライベートを確保したいから」「尊重したいから」や「隣に人がいると眠れないから」といった理由も。

2:夫婦の寝室を同室にするメリット・デメリット

(1)コミュニケーションがとりやすい

寝室を同室にするメリットは、なんといってもコミュニケーションがとりやすいこと。同じ部屋に眠ることでセックスレスも回避することができますし、お互いの体調の異変に気づくこともできます。

(2)ストレスを感じる

一方でデメリットとしては、同じ部屋で寝ていると、相手のいびきや寝返りなどで目が覚めてしまい安眠できないことが考えられます。

また、どちらかが朝早く出かける、または深夜に帰ってくるなど生活時間がずれている夫婦の場合、せっかくぐっすり眠っているパートナーが物音で目覚めてしまい睡眠の妨げになることも。

(3)コストがかからない

寝室が同じだと、電気代も一部屋分で済みますし、同じベッドで寝ているなら寝具も1セットで済むので経済的。二部屋分冷暖房を稼働していると、夜間だけでも結構な電気代がかかります。同室で寝ることで節電・節約にもつながります。

3:夫婦の寝室を別室にするメリット・デメリット

(1)自分好みの環境で眠れる

別室にすることのメリットは、誰にも気兼ねすることなくぐっすり眠れること。相手のいびきや寝返りで睡眠を妨害されることもなく、冷暖房も自分の快適な温度に設定できて、寝室の環境も自分好みに整えることができます。

(2)コミュニケーションが取りづらくなる

別室のデメリットのひとつは、セックスなどのスキンシップやコミュニケーションが減ること。

喧嘩をした時も、同室で寝ているならなんとなく仲直りのきっかけが掴めますが、別室で寝ていると謝るタイミングや仲直りするきっかけが掴めず、何日も険悪な状態が続いてしまうことも考えられます。

(3)喧嘩したときの逃げ場所ができる

一方で、それぞれの部屋があると喧嘩したときの一時避難の場所ができ、ひとりで気持ちを落ち着けることも、冷静に考えることもできます。ひとりになれる部屋がないと、険悪なムードが余計悪化してしまうことも。

4:夫婦の寝室を別にするか話し合うポイント

(1)同居前に話し合うこと

夫婦の部屋を一緒にするか別にするかは、結婚前または同居前に話し合っておきましょう。結婚後、一方は同室を望んでいたのにもう一方は別室を望んでいたとなると、新婚生活に亀裂が走ってしまいます。

結婚と同時に部屋を借りる、または新築する場合には、場合によっては2部屋にできるよう部屋の数を考慮して。結婚後実際に同室または別室で寝てみて、問題があれば改めて話し合うことも忘れずに。

(2)それぞれの生活スタイルを考慮して決めよう

夫婦の寝室は、同室・別室それぞれにメリットとデメリットがあります。夫婦の気持ちはもちろんですが、お互いの生活スタイルも十分考慮して決めてください。

寝る時間帯が大幅に違う夫婦が一緒の布団に寝ると、物音や目覚まし時計などで目が覚めてしまい、安眠できずに体に負担がかかります。

(3)別室希望=夫婦の危機、と考えない!

しばらく暮らしてみて、寝室のスタイルが合わない場合は再度話し合いをしましょう。その際に気をつけたいのが、どちらかが別室を希望しても、愛情がなくなったり夫婦の危機が訪れたと思わないことです。

睡眠は人間としての基本なので、いくら夫婦仲が良くても十分な睡眠が取れない環境で眠るのはよくありません。体調不良やメンタル面が悪化し、夫婦仲にも影響を及ぼすことも。心地よく暮らせる環境、眠れる環境を大切にしましょう。

5:ベストな形を見つけて!

夫婦の寝室を分けることで夫婦仲に影響が出たら……と悩む人も多いでしょう。反対に、安眠できないのに無理をして一緒に寝ている人もいると思います。

夫婦の寝室問題は夫婦で話し合って決めるべきですが、夫婦だから一緒に寝ないと!と決めつける必要はないはず。夫婦にとってベストな方法を取ることが最も重要だと言えるかもしれませんね。