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あなたは大丈夫?「空気が読めない人」の共通点と上手なコミュニケーション術

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:空気が読めるってどういうこと?

私たちは日常的に「空気を読む」という言葉使っています。「広辞苑」などの国語辞書で「空気を読む」という言葉を調べてみると、「その場の空気を察することと」か、「暗黙のうちに要求されていることを把握して履行すること」という意味が載っています。

こういう意味はどちらかというとポジティブな意味合いですが、裏を返せば「その場の雰囲気を察し、他人に合わせる」ことでもあるので、そう考えると「空気を読む」ことが必ずしもいいことだとは限らないかも知れません。

2:空気が読めない人の共通点5つ

さて、空気が読めない人には、一体どんな共通点があるのでしょうか。いくつか仮説を立てて考えていきましょう。

(1)人の話を聞かない

他人に合わせることが空気を読むことだとするならば、他人に合わせられないことは空気を読めないことになります。そして、なぜ他人に合わすことができないかと言えば、人の話を聞かず、自分の意見ばかり主張するからです。自分中心で物事を考え、自分を他人よりも優先しているのかも知れません。

(2)相手の気持ちを考えていない

人の話を聞かないのと同じように、相手の気持ちを考えていないことも空気が読めない人の特徴になってくるでしょう。もし、周囲にいる人の気持ちを考えることができれば、まわりに自分を合わせられるでしょうし、まわりの人が求めていることを理解し、その期待に応えるような行動ができるはずです。

(3)TPOについて考えられない

TPOとは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字をとった略語のことで、本来は時間や場所や場に合わせた服を着ましょうという意味で使われてきました。

しかし、必ずしもファッションに限らず、言動などもTPOに合わせることが大事です。TPOに合わせた言動をするためには、自分がおかれているTPOを正しく理解することが必要になってきます。つまり、その場の空気を察することができないと、TPOを正しく理解することもできないのです。

(4)言っていいことと悪いことの区別がつかない

相手の気持ちを考えていないことにも通じますが、それを言ったら相手が傷つくとわかっていないと、平気でひどいことを言ってしまいます。また同じようにTPOについて考えられないと、特に冠婚葬祭の場面で不謹慎なことを口走ってしまうでしょう。

そう考えると、空気が読めない人というのは、周囲の人の気持ちが理解できないことと、自分のおかれているTPOを正しく把握できないということに集約されるかも知れません。

(5)自分の話ばかりする

最初に「人の話を聞かないこと」を空気が読めない人の特徴だと紹介しましたが、人の話を聞かない人はたいてい自分の話ばかりする人です。自分が話したくてしかたがないから、周囲の話を聞かず、結果的に周囲から得られる情報が少なくなって、その場の空気を察することができなくなってしまうのです。

3:空気が読める人のコミュニケーション術5つ

それでは、空気が読めない人が空気を読めるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。

(1)相槌を打つタイミングが適切

まずは、相手の話を聞くようにしましょう。そのためには、相手の話をよく聞いて、適切なタイミングで相槌を打つことです。「うん、うん」と、相づちを打つことは簡単そうに思えますが、実はちゃんと相手の話を聞いていないとできません。そして、これができるようになるということは、コミュニケーションのスキルが上がることも意味します。

(2)人が話している最中に口を挟まない

相槌と同じように大事なコミュニケーションのテクニックとして、人が話している最中に口を挟まないということです。空気が読めない人だけではなく、頭の回転が速い賢い人も早合点して、ついつい相手の話が終わる前に口を挟んでしまうことがありますが、基本的に相手が話し終わるまではちゃんと聞くようにしましょう。

(3)聞き上手

相槌のタイミングが適切で、最後まで人の話が聞ける人は、聞き上手ということ。ただ聞くのではなく、相手が聞いてほしいと思えるような雰囲気も作り出せるようになったら完璧です。

(4)相手の話を自分の体験に置き換えて考えることができる

相手の話を自分の体験に置き換えて考えることができるというのは、ひと言で言えば共感力のこと。相手の気持ちを察することができるということです。これができないと、TPOに不適切な言動をしてしまって、まさに空気が読めないと思われてしまいます。

(5)先入観がない

そして、これも大事なのが先入観をもたないということ。先入観は、相手の話を正しく理解することを妨げますし、結果的に相手の気持ちを理解することを難しくさせます。

4:周囲にいる空気が読めない人への対処法3つ

最後に、もしあなたの周囲に空気が読めない人がいたらどうしたらいいでしょうか。

(1)相手の話をまず聞いてあげる

空気が読めない人の特徴で紹介しましたが、その人はとにかく自分のことを話したがっている傾向があります。なので、ひとまずその人が満足するまで話を聞いてあげましょう。

(2)状況を説明してあげる

空気が読めない人は、TPOを理解し、周囲に状況を察するのが苦手です。そのため、その人がわかるように、かみ砕いて説明してあげましょう。

(3)相手に期待しすぎない

空気が読めない人に過剰な期待を寄せると、こちらもストレスになったり、期待を裏切られて大きな失敗につながったりすることもあります。期待しすぎないこともときには必要です。

5:まとめ

空気が読めないことには、いい部分も悪い部分もあります。ですが、一般的に考えるとどうしても悪い部分ばかり目立ってしまいます。できるだけ空気は読めるようになりたいものです。