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「女の幸せ」とは…感じ方は人それぞれ!幸せな生き方に必要なこと

森下あゆみ

森下あゆみ

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1:いわゆる「女の幸せ」にマニュアルなんて存在しない!

価値観の多様化が進み、めまぐるしく変わる世の中では、幸せの概念も変化しています。女性が家事と育児をして男性が外で働く……という考えは少なくなりつつあり、「女の幸せ」も人それぞれで違う時代になりました。

新しい時代を生き抜くためには、マニュアルどおりの女の幸せは存在しないと考えたほうがいいでしょう。

2:女性が幸せを感じる瞬間とは?「女の幸せ」ランキングBEST5

「女の幸せ」といえば、結婚や出産をイメージする人が多いかもしれませんが、幸せは人それぞれ。年齢や経験を重ねていくうちに、考え方も変わっていくものです。

そこで今回『MENJOY』では、20代~40代の女性387人に独自のアンケート調査を実施。「女の幸せについて、あなたの考えにもっとも近いものはなんですか?」というアンケートを行いました。回答の多かった5つをランキング形式でご紹介します。

第5位:お金がたくさんある・・・34人(8.8%)

カードの利用額を気にしたり、常に通帳とにらめっこするのはしんどいもの。お金でも買えないものがある、お金ばかりを追っていてはいけない……とはいえ、金銭的に余裕がないと、心の余裕もなくなります。お金はあるに越したことはないと考える女性は多いようです。

第4位:出産する・・・41人(10.6%)

子育ては性別を問わずできますが、出産は女性にしかできないことなので、女だけの特権であり、女の幸せのひとつと考える人も。出産のあとは育児がスタートするので、体力的・精神的にとても大変ですが、大きな幸せへのつながります。愛する人との間に授かった子どもは、何ものにも代えがたい存在になることが多いでしょう。

第3位:趣味がある・・・43人(11.1%)

趣味があれば、嫌なことがあってもストレスを発散できたり、目標に向かって自分を高められたりと、たくさんのメリットがあります。たとえ小さな趣味でも、人生に楽しみが見つけられればそれだけでも幸せなこと。年齢を重ねても楽しめる趣味があれば、より一層幸せで楽しい人生になりそうです。

第2位:キレイでい続ける・・・47人(12.1%)

女だからこそ、キレイでい続けたいと思う人はたくさんいます。年齢を重ねれば肌やスタイルも年相応にはなるものの、努力を積み重ねていけば、若い女性とは違う魅力も生まれます。お金や時間はかかりますが、美しさはお金では買えない幸せともいえます。

第1位:好きな人に愛される・・・139人(35.9%)

女の幸せとしては、「結婚する」という選択肢もあったものの、そちらは上位5位に入らず、「好きな人に愛される」がダントツで第1位となりました。結婚という形ではなく、愛されるという感情や事実こそが、女としての幸せなのだと考える人が多いようです。

3:「女の幸せ」はひとつじゃない!女性が幸せに生きるために必要なこと5つ

幸せは、考え方ひとつで近づいたり離れたりします。女性として幸せに生きたいのなら、以下の5つを覚えておきましょう。

(1)とにかく好きなことをする

自分の好きなことに対して、真摯に向き合えるのはとても大切なこと。その「好き」の対象は、彼氏・趣味・仕事など、何でも構いません。好きな人といる時間、好きなことをしている時間は、人生に潤いと豊かさを与えてくれます。誰にも邪魔されず、ストレスを感じることなく純粋に楽しめるのであれば、本当の幸せといえるでしょう。

(2)自分の意志や考えをもつ

何事にも曖昧だと、幸せへの道は遠くなってしまいがち。自分はこうしたいと決めたことは貫き通し、何かあっても揺らがない考えを持ちましょう。仕事や趣味など目標に向かっているとき、周囲の人のささいな言葉で傷つくことがあるかもしれません。そんなときでも強い意志さえあれば、いつかは幸せを手に入れられるはずです。

(3)自分に自信をもつ

自分に自信さえ持っていれば、幸せへの道のりはそう長くありません。自信を持つことは意外と難しく、軌道に乗ってきて努力が少しずつ報われることを実感しないと難しいこともあるでしょう。最初は、根拠のない自信やポジティブマインドでもOK。幸せに生きたいのであれば、いつでも前を向くことが大切です。

(4)人と比べない

結婚・出産・年収・キャリアは、特に人と比べやすいため、友人や同僚を見て肩を落とすこともあるでしょう。でも、人によって性格や環境も違うので、比べてもあまり意味はありません。見えていることや数字だけでは計れないことは多いもの。比べるのは、今の自分と過去の自分だけにしましょう。

(5)過去の経験を生かす

若いころはたくさんの失敗したという人も多いでしょう。その失敗を学び次に生かせれば、幸せを築く材料になります。失敗をしないことよりも、失敗しても前へ突き進むことが大切。年齢を重ねてくるとあまり失敗はしたくないものですが、常に自分を高め、幸せになることへの挑戦はしていきましょう。

4:「女の幸せ」=「結婚」とは限らない!結婚について知っておきたいこと3つ

上述したアンケートでは考え方の変化を見て取れましたが、それでも未だに、女の幸せ=結婚という風潮は根強く残っています。では、結婚をすれば女性は幸せになれるのでしょうか。データと現実から見た結婚を解説します。

(1)結婚しても離婚する人の割合

厚生労働省の「令和元年(2019)人口動態統計(確定数)」によると、日本国内における2019年の離婚件数は約20.8万件、離婚率(人口1,000人あたりの離婚件数)は1.69となっています。2000年の離婚率2.10と比較すれば離婚率は減少しているものの、少なくない数字といえるでしょう。

(2)離婚していなくても不満を抱えている人も多数

子どもなど、家庭の事情を理由に離婚できず、パートナーに不満を抱えたまま過ごす人もいます。離婚をしていない、結婚しているからといって幸せとは限りません。結婚をした当初は幸せだったものの、年月が経つにつれてさまざまな不満が出てくるのは仕方がないことかもしれませんね。

(3)離婚できない人には経済的な理由も。仕事は「女の幸せ」の保険

たとえ離婚して親権をもてたとしても、女性の仕事と養育費だけでは十分な子育てや生活ができないからと、離婚できないケースもあります。日本ではまだまだ女性が男性と同じように活躍する場が少ないこと、時短勤務など融通の利く仕事だと収入が落ちることもあり、十分な収入が得られず、離婚に踏み切れないという人は多いのです。

しかしキャリアがあれば、離婚をしても生活や子育てできます。仕事で地位を築いていれば、パートナーを失ったとしても、すべての幸せを失うことはありません。そういう意味で、仕事は幸せの保険といえるでしょう。

5:まとめ

今の時代、結婚・出産が女性の幸せのすべてといえないのが事実。結婚や出産を経験すれば、大きな幸せを実感できますが、幸せなまま人生が終わるわけではありません。周囲の意見や性別にとらわれず、心からつかみたいと思える幸せに向かって進むことが大切です。

【参考】

令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況 第1表 人口動態総覧 -厚生労働省