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セックスで腰痛になるって本当?腰痛が辛いときのおすすめ体位7選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:セックスで腰痛になるって本当?

セックスをして腰痛になることはあるのでしょうか。居酒屋などで男性にお話を聞くと「なったことがある」という人がいました。

「セックスのときに、張り切りすぎて腰を痛めた」といった話や「持病の腰痛が、変わった体位に挑戦したせいで悪化した」といった話が聞かれました。

詳しくお話を聞くと「無理な体勢で腰を動かしたから」といったものや「体位を変えるときにひねった」などなど、ちょっと無茶をしてしまったようです。

また男性ほどではないものの、女性だって、無理な体勢が続けば、腰痛につながる可能性もあるのです。

 

2:専門家に聞く「セックスで腰痛になる」説の真偽

それではなぜセックスで腰痛になるのか、医師の小田切ヨシカズさんにお話をうかがいました。

小田切:「セックスをして腰痛になることはあるでしょう。

もとから痛みが出ない程度に体がゆがんでいて、セックス中に腰を頻繁に動かしたことで痛みが出てきてしまうといった場合もあるでしょうし、普段運動していない人がいきなり腰を動かしたことで、腰回りに負担がかかり、そのせいで痛みが出てくることもあり得ます。

自分が動く場合もそうですが、騎乗位などで女性が動く場合でも、体重で腰に負担をかけてしまい、腰痛になることも考えられます。

対策としては、適度な運動をして腰回りの筋肉を鍛えること。一般的な腰痛予防と同じですね。なので、セックス自体がその人にとって適度な運動になれば、腰痛予防にもなるというわけです。

要するに、腰痛になるのか、トレーニングになるのかは、腰の使い方次第ということのようです。無理な使い方をすれば腰痛になりますし、適度な運動になれば予防になり得るのです」

 

3:腰痛が辛いときのセックスのおすすめ体位7つ

では、腰痛がつらい人はどのような体位がおすすめなのでしょうか。実際に腰痛に悩まされたことがある人にお話を聞いてきました。

(1)バック

「俺の場合、背中を曲げると痛みが出てくる感じだったんですよ。だから、背中を曲げない体位でセックスをすると腰に負担がなくて楽でしたね。

具体的にはバックがよかったですね。腰を曲げないでもできるから、腰痛持ちの人にはおすすめですよ」(Yさん・28歳男性)

(2)窓の月

「“窓の月”っていう体位を知ってます? 男女が横向きになって寝転がりながらする体位なんです。僕の場合、仰向けに寝ると腰が痛くなってしまうんですけど、横向きに寝ると大丈夫なんです。だから、彼女とはその体位でセックスをしていましたね」(Nさん・31歳男性)

(3)抱き地蔵

「俺はベッドに寝転がったりすると痛みが出てくるタイプの腰痛だったんですよ。逆に椅子に座ってるのが楽で……。だから、その姿勢のまま女性にまたがってもらう体勢でセックスをしていましたね。背もたれに体を預けられるから楽でした」(Dさん・32歳男性)

(4)正常位

「私の場合、正常位がいちばん楽でしたね。腰痛にもいろいろとタイプがあると思うんですよ。背中を伸ばすと痛みが出てくる腰痛か、曲げると痛みが出てくる腰痛か。私はまっすぐにするとダメだったんです。だから、膝を抱えるような感じでしてました」(Tさん・34歳女性)

(5)締め小股

「“締め小股”って知ってます? 女性が仰向けになって寝て、男性が太ももにまたがるような格好になってエッチする体位。ベッドで仰向けに寝て、足をまっすぐ伸ばした状態が、不思議と腰が楽なんですよね。だから腰が痛いときは、その体制でエッチしてましたね」(Sさん・32歳女性)

(6)バックの変形

「僕たちカップルはお互いに腰痛持ちだったんですよ。だから、できる体位が限られていましたね。実際には、彼女がベッドの上で膝を抱えるようにして横向きに寝転がるんです。で、僕は腰を曲げないように正座する形で挿入する感じ。簡単に言えば、彼女が横向きに寝ているバックって感じですかね」(Eさん・31歳女性)

(7)テーブルを使った立ちバック

「彼も私も腰が痛くて……。彼は立った状態でできる方が楽みたいで、私は腰を曲げた方が楽なんですよ。だから、私はテーブルに上半身全てを預けるように楽な体勢をキープする。彼はそのまま立ちバックのように腰を曲げずに挿入する。足の長さが違うから、足下に本を置いたりしていろいろと工夫しましたね」(Iさん・33歳女性)

 

4:腰痛は人それぞれ!セックスの仕方も人それぞれ

今回はセックスと腰痛をテーマに送りしました。

腰痛持ちだからといってセックスができないというわけではないようです。しかし、無理な体勢をすると悪化させてしまうことも……。腰の具合と相談しながら自分に合った体勢を見つけてみてください。

また日ごろからランニングなどの運動を心がけて腰痛予防をすることも大切。そしてひどい場合は、病院などで根本的な治療をしたほうがいいでしょう。

 

【取材協力】

小田切ヨシカズ・・・湘南育ちのサーファー医師。ワークライフバランス重視。現在、横浜の内科クリニックに勤務中。