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浪費癖は治せる?浪費癖の心理的要因を知って改善しよう
東城 ゆずY.Tojo
目次
隠す1:浪費癖があると感じている人は67%!
浪費癖を自覚している人は、どのくらいいるのでしょうか。そこで今回『MENJOY』では、独自のアンケート調査を実施。20〜40代の男女500人に、「浪費癖があると思いますか?」という質問をしてみました。
結果は以下のとおりです。
ある・・・337人(67%)
ない・・・163人(33%)
意外と自分の浪費癖を自覚している人が多いことにびっくりです。自覚してはいるものの「出費をやめられない」と悩んでいる人も多そうですね。
2:当てはまるほど危険!浪費癖がある人の特徴5つ
お金が貯まる体質になるために、浪費癖を自覚することが必要です。浪費癖がある人の特徴について見ていきましょう。
(1)お得と言われると買わないと損な気がする
それを買いにきたわけではないのに、「セール」などの文字を見てしまうと買わなきゃ気が済まないタイプの人が当てはまります。自分のなかで買うものが明確になっていないので、周りの人の意見に惑わされ、出費をしがちです。
(2)毎日数回コンビニに行く
コンビニはスーパーよりも高い値段で売っていることも多いですが、それを「もったいない」と思って切り詰めないのも、節約から遠ざかっています。気軽に足を運べるだけに、思いのほか出費していることに本人は気付いていません。
(3)クレジットカードで買い物をする
カードは、目に見えて財布のなかの現金が減らないので、出費している感覚が鈍くなります。また、ローン払いやボーナス一括払いなど、支払いを先送りできるので、「いまはお金ないけど、来月(以降)の自分に頑張ってもらば大丈夫!」という気持ちにもなりやすいのです。
(4)先取りの貯金をしない
給料日が来て「何に使おう!」と使うことばかりに意識がいく人は、浪費の傾向があります。「余ったら貯金する」というスタンスなので、気付いたら手元に貯金するお金がありません。
(5)予算を立ててない
予算立てをしない人は、自分が毎月何に出費をしているのか理解していないもの。手元にあるぶんだけ使ってしまい「本当に必要なときにお金がない」ということが起こりがちです。
3:浪費癖になる心理的要因5つ
浪費が癖になってしまう心理的な要因を5つ紹介しましょう。
(1)ストレスが溜まっている
ストレスが溜まっていると、それをどうにか発散したくなります。お金を使うことが、もっとも効率がいいということを感覚として覚えてしまうと、ストレスがある限り、浪費癖はおさまりません。
(2)見栄を張ってしまう
友達が持っているものを自分が持っていないのは悔しい、と感じるタイプです。持っていないことに劣等感を感じ、持っていることに優越感を得るという人は、自分が欲しくないものでも買ってしまうという傾向が高まります。
(3)自制心がない
お金がないから我慢する、欲しいものを買うために頑張ってお金を稼ぐ、という概念がそもそもないタイプもいます。欲しいものは、どうしても手に入れたくてしかたがないのです。そして、それを実行しないと気が済まないのです。
(4)計画性がない
行きあたりばったりの生活や、人生そのものにおもしろみを感じるというタイプも浪費に走りがちです。キチキチしていると息苦しく感じ、「自分が自分でないように感じる」自由人気質の人がこれにあたります。
(5)知識を得た段階で満足しちゃう
節約について書かれている本やSNSなどで、節約方法をチェックするだけで満足してしまうタイプも当然ならが浪費がおさまりません。「知識はあるから、やめようと思えばいつでもできる」と考えてしまうのです。
4:浪費癖を治したい!解決方法5つ
浪費癖は数日の意識で簡単に治るものではありません。根気よく気を付けるべきポイントを5つ紹介しましょう。
(1)アプリで支出を記録する
ギャンブルや飲酒を全くしないのにも関わらず、お金が手元にない人も多いものです。まずは自分の浪費傾向を知るために、手軽なアプリなどで支出の記録をしましょう。
支出を管理することで、「ストレスが溜まると飲み会の参加が多くなる」ということが判明したり、自分が多く出費している項目が明らかになったりします。
(2)貯金口座を作る
まずは、お金をセーブする場所を用意しましょう。ベストなのは、預貯金用の口座を作り、簡単に出金できなくすることです。満期が来るまでお金を引き出せない定期預金を利用する、普通預金のキャッシュカードをあえて作らない、というのも方法でしょう。
(3)予算を守る
財布のなかからカード類を抜き、現金だけで暮らすようにしてみましょう。日あたりの予算や週あたりに使える予算だけを財布に入れておくことで、毎回細かく計算しなくても支出を管理できますよ。
(4)本当に欲しいか吟味する
街へ出かければ、自分が欲しいと思っている物以外にもステキなものが見つかることって多いですよね。でも、本当に欲しいもの、必要なものはそう多くないはずです。目移りしてその場で買わず、いったん我慢。買いたい衝動と冷静に向き合いましょう。
(5)お金のかからないストレス発散法を見つける
お金のかからない趣味やリラックス方法を見つけてみましょう。例えば 外食にお金をかけても、それっきりの幸福感です。しかし、外食1回分と同じ金額で古本を探せば、随分と長い時間楽しめるものです。
5:浪費癖の彼氏が心配…改善させるコツ3つ
将来を考えている彼氏の浪費癖は気になるものがありますよね。彼氏の浪費癖を治すためのコツを紹介しましょう。
(1)ひと月の支出を聞いてみる
金銭感覚や価値観は人によってさまざまです。自分にとっては不必要な出費に見えても、彼氏にとってはかけがえのない必要経費かもしれません。収入と支出が釣り合っていて、きちんと貯金もできているのなら厳しい目で見る必要もないでしょう。
(2)結婚を意識させる
結婚式や新居の初期費用、あるいは出産準備など、結婚にはかなりの金額がかかります。未来を共にするであろう彼氏には、そのことをきちんと共有し、独身のいまから節約を意識してもらうようにしましょう。結婚情報誌や、主婦雑誌をふたりで見るのもいいかもしれません。
(3)カップル貯金をする
結婚することが見えているカップルは、これを機にカップル貯金をしてみてもいいでしょう。「誰かに見られている」と思えば、見栄っ張りな出費をしている人ほど頑張るのも特徴です。彼の金銭感覚をリアルに感じることができますし、彼氏から指摘を受けて自分の浪費に気付くこともあるはず。
6:浪費癖は自覚して対策を練ることで治る
自分がどのくらい浪費をしているのか知ることから、すべてが始まります。わざと財布を持ち歩かない、予算を決めるなどの対策をしっかりととり、長い年月をかけて節約を習慣化しましょう。そして、とにもかくにも「絶対に浪費癖を治してみせる」といった強い覚悟が必要です。