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プロポーズ失敗したらどうなる?プロポーズを失敗した人のその後まとめ

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:プロポーズ失敗したらどうする?

プロポーズに失敗したら、どうなってしまうのでしょうか。「そんなことあるの?」と思うかもしれませんが、相手のいることですし、必ず成功するとは限りません。

そこで今回は、実際にプロポーズに失敗した経験を持つ人を探し出しました。お話を聞いてみましょう。

 

2:指輪は返品する?プロポーズ失敗したらどうなるの?経験者に聞いてみた

取材にご協力いただいたのは、居酒屋で知り合ったKさん(34歳男性)。指輪は返品するのかなど、プロポーズに失敗したらどうなるのか、詳しく教えていただきました。

(1)頭が真っ白になる

「プロポーズをするときは誰でもそうだと思いますが、成功すると思っていました。こっちも気合が入っているし、幸せな結婚生活を想像しています。だから、“ごめん”と言われた途端に、頭が真っ白になりました」

Kさんいわく、「ごめん」というセリフが何を意味しているのか、最初はまるでわからなかったのだとか。それから、「え? それはつまり?」と聞き返してしまったそう。我が耳を疑うというやつですね。

(2)途方にくれる

「それからは仕事のやる気もすべて失われて、途方にくれました。だって結婚しようと考えていた相手に、思いっきり振られたわけですから。“この先の人生、どうなるんだろう”って思って、何度も泣きました」

失恋したことのある人なら、誰でも一度は経験したことのある感情でしょう。「しばらくは食べ物が喉を通りませんでした」とも話してくれました。

(3)恋愛をする気が起きない

「友人たちは、思いっきり励ましてくれました。“新しい恋人を作れよ”とか“女なんて星の数ほどいるんだから”って言われましたね。でも、プロポーズを断られているわけですから、恋愛なんて、そうそうする気になれません。告白なんてしたらまた断られるかも……と思ってしまうわけです」

自分に自信をなくし、新しい恋愛に臆病になってしまったそう。しかも、「励ましてくる友人のセリフが全部、上辺だけっていうのがわかるんです。“元気出せ”って、出せない相手に言う言葉じゃないですから」とも言っていました。どうやら、女性不信になるだけではなく、友人にも不信感を抱いてしまったよう。

(4)指輪は寄付した

「指輪は寄付しました。駅前で街頭募金とかやってるじゃないですか。そこに入れました。返品する気にもなれませんし、“バカやろう”って叫んで海に投げるなんていう元気もありません。

もう見たくもないっていう気持ちがあって、すぐに手放したかったんです」

結婚指輪はある程度値が張るものだったそうですが、大金であっても返品手続きをする手間すら面倒に感じるくらい、精神的にショックを受けていたのでしょう。「大切なのはお金ではないんです」と言っていました。

(5)いつかは立ち直れる

「ショックを受けるとはいっても、やはり時間が経つことで、立ち直れました。もちろん、すぐに恋愛をする気にはなれませんが、自分の場合は半年くらいたったくらいから友人と飲みに行ったり、遊びに行ったりできるくらいには立ち直れました。それで3年くらいしたときに新しい彼女ができました」

「日にち薬」という言葉があるように、どんなつらい経験も、時間が経てば忘れられます。今では、その彼女と結婚しようと考えているのだとか。

「プロポーズはどうするんですか?」と質問してみたところ、恥ずかしそうに笑って、「次は失敗しないようにがんばります」と言っていました。

 

3:逆プロポーズの失敗談も…プロポーズ大失敗

今度は女性からの逆プロポーズが失敗してしまったパターンをご紹介します。居酒屋で知り合ったMさん(32歳女性)に話を聞いてきました。

(1)タイミングを間違えた

「あのときは、彼が仕事で2年くらい地方の営業所に行くことになったところだったんです。要するに転勤。そのタイミングで、彼に“結婚したい”と言いました。遠距離になってしまうから、口約束でもいいから安心感がほしかったんだと思います。

でも、“俺の転勤が決まった今、その話する?”って言われてしまいました。それで、それ以上は何も言えなくなってしまいました」

彼の転勤が決まり、引っ越しの準備など色々と忙しいときに言ってしまったことが大きな原因に。男性としては、心の準備がまったくできていなかったのでしょう。

(2)気まずいまま転勤

「逆ポロポーズが失敗してしまってからは、なんだか気まずくなり、連絡も途絶えがちになりました。それから3か月くらいして、あっさり別れてしまいました。私としてはすぐに結婚しようというつもりはなくて、2年の間に準備して、彼が戻ってきたところで結婚すればいいかなというくらいだったのですが、彼は“今すぐに結婚したい”って言っていると思ったみたいで、それも原因のひとつだったと思います。

“転勤から帰ってきたら結婚しようよ。それまで待ってるからさ”って言えば、違う結果になっていたのかなと思います」

「それからは結婚について口にするのはタブーのようにな雰囲気になってしまいました」とのこと。せめて、気まずい雰囲気を解消してから彼を送り出すことができれば良かったのかもしれません。

(3)遠距離恋愛が決め手

「結婚の話を持ち込んだことで、生まれてしまった気持ちのズレと遠距離恋愛が重なり、修復することができなくなってしまいました」

遠距離恋愛になり、会う頻度が減り、徐々に連絡がくることも少なくなってきてしまい……そして、ついに「別れよう」というセリフを突きつけられてしまったそうです。

(4)今でも思い出す

「今でも彼のことを思い出します。もし彼が“仕事やめる”って言ったら、自分が働いてお金を稼いでくればいいと、初めて思った相手だったんです。自分が彼を養うことになっても、一緒にいられればそれでいいって。だから、フラれたときは本当にショックでした」

復縁を迫りたくても、彼には新しい恋人ができたそうです。仕事の忙しさで悲しみを忘れることが精一杯だったのだとか。

(5)アプローチをかけてきてくれる人はいる

「自分に好意を寄せてくれる人はいます。でも、こんな気持ちでその人と付き合うこともできないので、“ごめんなさい”って言っています。だけど、その人は失恋した事情を知っているので、“待ってるよ”って言ってくれています。

だから、私が今回の失恋からちゃんと立ち直れたら、その人との交際を真剣に考えてみようかと思っています」

今はまだ新しい恋愛をする気にはなれないようです。しかし、悲しみを受け止めて、新しい恋人に逃げないようにしているところに誠実さを感じます。

 

4:まとめ

結婚を考えた相手からフラれたら、大きなショックを受けることは間違いないでしょう。しかし、そこから立ち直るなかで、かけがえのない相手を見つけることもあるようです。大きな失恋にも意味があるのかもしれませんね。