掲載
LINEが繋がらない!LINEの不具合とアプリに障害が起こる原因
槻谷岳大T.Tsukitani
目次
隠す1:LINEで起こりやすいトラブルは?LINEについてもっと知りたい
(1)今更ですが…LINEアプリとは?
LINEアプリは2011年6月にサービスが開始された、スマホやパソコン、タブレットなどで使用できる「コミュニケーションツール」です。多種類のスタンプや絵文字が使えるテキストチャットや無料通話だけでなく、ゲーム、音楽、金融、スマホ決済など、数多くの関連サービスがあり、いまや国内だけで8300万人(2019年12月期時点)が使用している、日本最大規模のツールです。
(2)LINEで通信障害が起こるのはどんなとき?
LINEで何らかの問題が起こる場合、原因は大きく分けてふたつのパターンがあるといえます。
まずは、LINEのアプリ自体に何か不具合が生じるケース。これはスマホなどでダウンロードした最新版のアプリにバグなどが発生している場合など、さまざまな原因があります。
もうひとつは、アプリには問題はないけれど、通信インフラ上で何らかの障害が起こっているケースです。
(3)LINEが繋がらない…なぜ?LINEでトラブルがあったときに原因を確認する方法
【お詫び】
iOSのLINEバージョン10.0.1の一部端末で、アプリが開かなくなる不具合が発生しており、現在調査中です。
復旧次第ご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。長い間ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いします。
— LINE (@LINEjp_official) January 20, 2020
不具合や通信障害に見舞われた際、その状況や原因を確認する方法は、大きく3つあります。
ひとつめは、TwitterのLINE公式アカウントで確認する方法です。Twitterをやっていない人でも検索すれば内容を閲覧することができるので、フォローしておくと便利です。
ふたつめは、LINEモバイルの公式ブログにおいて確認する方法です。
3つめは、「ダウン ディテクター」というサービスサイトやアプリで確認するものです。こちらはLINEだけでなく、FacebookやGoogle、Youtubeなど、さまざまなサイトの不具合情報を提供しているもので、ユーザー間で情報のやり取りをすることもできます。
2:LINEが開かない・電話が繋がらない!2019年に起こったLINEの主な不具合
実際、これまでのLINEの不具合には、どのようなものがあったのでしょうか。直近を振り返る意味でも、2019年に起きた事例を見ていきましょう。
(1)8月にLINEアプリが開けないトラブル
2019年8月9日ごろより、iOSの一部端末でLINEアプリを開こうとしても、すぐにアプリが落ちてしまう不具合が発生しました。一部ではアプリが開けても、トーク履歴やタイムラインなどがすべて表示できなくなってしまった事例もあったようです。
原因は、アプリの最新バージョンに不具合があったことのようで、8月26日に修正版がリリースされて、アップデートをすることでほとんどの不具合は解消されたとのことです。
アプリの新しいバージョンが出たら、自動でアップデートする設定にしているという人も多くいるので、突然の不具合に驚くケースもあったことでしょう。
(2)12月のソフトバンク回線における通信障害
2019年12月1日(日)の深夜2時ごろから20時ごろにかけて、一部のソフトバンク回線において、LINEモバイルの通信サービスが遅くなる障害が発生しました。こちらの原因はシステム障害だったとのことです。
(3)10月にiOS版において「友達」や「トーク」が消える不具合
2019年10月にiOS版LINEにおいて、OSやアプリのアップデート後に、友達情報やそれまでのトーク履歴が消える事象が頻発しました。
9月末ごろより一部で報告がなされていたようですが、10月8日になって急激に報告件数が増加。10月9日の10時39分に、公式Twitterアカウント上でLINE社から正式な報告と対策が発表されました。
【お詫び】
一部のiOS版LINEにおいて、OSやアプリのアップデート時にトークや友だちなどが消える事象を確認しております。LINEアプリを再インストールすることで、トーク以外の情報は復旧することができます。 (続)— LINE (@LINEjp_official) October 9, 2019
このときはアプリを再インストールし、アカウントを引き継ぐことで、トーク以外の情報は復旧することができましたが、トークの情報はiCloudにバックアップを取っていたもの以外は復元することが困難となってしまったとのこと。
ユーザーができるトーク情報データ消失防止の対策として、iCloudやGoogleドライブなどへのバックアップを普段から行っておく必要があるようです。
3:LINEなどアプリ全般に起こる障害の主な原因
次に、LINE以外の他のアプリも含めて、障害が発生する場合の原因をいくつか見ていきます。
(1)アプリが最新バージョンになっていない
先ほどのLINEのケースのように、アプリの最新バージョンでバグが発生するのとは逆に、使っているバージョンが古いものだと、通常の動作をしなくなるアプリも存在するようです。
(2)OSが最新バージョンになっていない
iOSやアンドロイドなど、モバイルオペレーティングシステム自体が最新バージョンになっていないことで、各アプリに影響が出てしまって、不具合が起こることもあります。その際には、最新版OSをインストールしてみましょう。
(3)端末の容量不足
過剰なデータや、多すぎるアプリなどによってスマホなど端末のメモリが圧迫され、アプリの動作が正常ではなくなっているケースもあります。その際には、不必要なデータの削除など、端末の空き容量を増やすことでアプリが正常に動作するように改善する場合があります。
4:まとめ
いまや生活必需品ともいえるLINEや、スマホのさまざまなアプリ。ですが、ある日突然、動かなくなることも珍しくありません。つい慌ててしまいそうですが、単純にアプリやスマホ自体を再起動することで改善することもあります。
しかし、そうではない場合も多々あるというのが実態。このような不測の事態が起こっても、事前に知識をもっておけば、慌てずに対処できるようになります。いざというときのために備えておくとよいでしょう。
【参考】