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結婚式の友人スピーチで失敗しないためには?感動&面白スピーチの例文集

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

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1:結婚式の友人スピーチしたことありますか?

結婚披露宴の中で、多くの割合を占めるのがスピーチ。恩師や会社の上司、友人代表などからのスピーチがどんなものになるかで、結婚式の雰囲気もかなり変わってきますよね。

では、友人スピーチをどのくらいの人が経験したことがあるのでしょうか? 『Menjoy!』では20~40代男女500人に独自アンケートを実施。「結婚式で友人スピーチをした経験はありますか?」と質問してみました。

結果は以下のとおりです。

ある・・・114人(23%)

ない・・・373人(75%)

友人スピーチではないが、スピーチをしたことがある・・・13人(2%)

「ある」が20%強ということは、5人にひとりが経験済み。こうしてみると、依頼される可能性は、割と高いと言えるかもしれません。

友達から友人スピーチを頼まれたときも慌てないように、あらかじめそのコツや失敗しない方法を知っておきましょう。

 

2:時間は?結婚式で友人スピーチを頼まれた!失敗しないポイント3つ

最初に、絶対に押さえておきたい、失敗しないための注意点を紹介します。

(1)スピーチは3分以内に

 

結婚式というのはほとんどの場合、料理を食べながら誰かのスピーチを聞いたり、余興を見たりするくらいしか、やることがありません。そのスピーチが長々と面白くない話だったとき、「つまらないな、早く終わらないかな」なんて思った経験を持っている人も多いのではないでしょうか。

飽きられないためにも、スピーチの時間は3分以内に留めましょう。スピーチ文面を考えたら、実際、声に出して読んでみて、時間を測ってみるのが良いでしょう。

(2)明るい声で

大切な友人の一生に一度の晴れの舞台で大役を任されたわけですから、緊張するのは当然です。とはいえ、うつむいてボソボソと話してしまうと、会場の隅々まで伝わりませんし、会場全体が暗い雰囲気になってしまいます。

うまく話せなくてもいいので、笑顔で、明るい声で話しましょう。

(3)反復の言葉は入れない

結婚式では使うのを避けるべき、不吉とされるワードがたくさんあります。その中のひとつが反復の言葉。結婚は一度きりという意味から、「たびたび」や「いろいろ」「かさねがさね」などは使わないほうがいいとされています。

また、別れをイメージさせる言葉や、苦労や死を連想させる言葉も忌み言葉としてNGワードになっています。

 

3:結婚式の友人スピーチを面白くするコツ3つ

せっかくスピーチをするなら、出席者みんなを笑わせたり、楽しい気分にさせたりしたいと思いませんか? そのためにはどうすれば良いのでしょうか。

(1)起承転結をつける

スピーチに限った話ではありませんが、話を面白くするコツは、起承転結をつけることです。そして“転”の部分には、新郎新婦の意外な一面などがわかるエピソードを入れます。とはいえ、くれぐれもディスったりしないように。

結婚式というのは、新郎新婦にとっては一世一代の晴れ舞台。大げさに持ち上げるくらいでちょうどいいのです。同世代や友達内では笑える内輪ネタは、往々にして、上の世代や仕事関係者が不快になるもの。

「美男美女のカップルですが、新郎がカッコよくいられるのも、奥さまとなる新婦から嫌われたくないと思っての努力の賜物なのです。実は……」などとして、ジム通いをして頑張りすぎて翌日は必ず筋肉痛になっている、くらいのエピソードで十分なのです。

(2)新郎新婦との笑えるエピソードを入れる

新郎新婦のおっちょこちょいなエピソードや、自分だけが知っている新郎新婦との体験談もよいでしょう。ちょっとした失敗談を交えて「こんなふうに、ちょっと抜けたところのある○○ですが」と言ってみたり、「こんなことがあったので、実は心配していました」などと友情を感じさせる言葉を付け加えるのも良いでしょう。

この場合にも、受け取られ方には十分注意が必要です。「彼女はカレーを焦がしたことがある」程度でも、「家事能力が低いのでは」などと思う人もいます。おっちょこちょいネタとしては、例えば「一緒にBBQに行ったら、彼も彼女もお互いが好きだという肉を内緒で持ってきていた」「サプライズを計画していたのに、うっかり本人に口を滑らせてしまった」など、愛情を感じさせるものがベターです。そして、最後はしっかりとふたりを褒めることも忘れないでくださいね。

(3)友人との対話にしない

よく、友達に語りかけるかたちでのスピーチってありますよね。「○○だったよね」「あのとき、○○したよね」というスピーチです。同じ思いを共有している新郎や新婦に聞かせるものとしては成立するかもしれませんが、スピーチというのは、そもそも集まっているゲストみんなに聞いてもらうことが前提。そのため、主役であり、招いてくれた新郎や新婦への配慮も当然ですが、同時に、ゲストにも楽しんでもらうものだという客観性を意識しましょう。

 

4:結婚式の友人スピーチで感動させるコツ3つ

次は結婚式のスピーチで感動させる方法を紹介します。

(1)ふたりの苦労話を楽しく入れる

友人の視点から、新郎や新婦がピンチになったときのエピソードをスピーチに盛り込むと、感動してもらえる可能性は高くなります。

ただし話が暗くならないように、「一緒に苦労したけれど、持ち前の明るさ(粘り強さ)で乗り切った」というように、最終的には前向きな気持ちになれるよう話し方を工夫しましょう。

(2)友人ならではの寂しさを盛り込む

友達が結婚してしまうことに寂しさを感じることもあるのではないでしょうか。そんなときは、素直にその気持ちを伝えてもいいでしょう。そして、「これからもよろしく」と伝えることで、聞いている人は強い絆で結ばれた友情を感じることができます。

(3)友人のパートナーへのアドバイスを入れる

パートナーに対して、結婚してからの自分の友人の取り扱いアドバイスを入れるのも有効。例えば「この子はつらくても我慢して頑張っちゃうところがあるので、ちゃんと目配りして、彼女が寂しそうにしていたら話を聞いてあげてくださいね」など……。こういうケースでも、「本来、頑張り屋さんである」など、プラスの要素を盛り込むことがポイントです。

 

5:友人スピーチは十人十色

結婚式でスピーチを頼まれたら、誰だって緊張します。ですが基本的な部分をおさえておけば、あとは自分の感情のままに話してしまうほうが、案外うまくいくことも多いです。

一言一句、用意した原稿どおりに間違えないように……なんて考えないで、祝福の気持ちを前面に押し出していけば、きっと気持ちは伝わります。