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短所一覧!面接などで短所を聞かれた場合の上手な答え方も
大山奏K.Ohyama
1:自己アピールでは短所を長所に変換すべし!
就職活動や入試のための面接などで、しっかりとアピールするべきなのが長所です。ですが、自分について考えるとき、長所よりも短所のほうがたくさん思いついてしまうという人は多いのではないでしょうか。
また、面接ではあえて「あなたの短所はどこですか?」という質問をされることも。この場合も、正直に短所だけを答えるのではなく、長所につながることをいうのがテクニックとされます。
自己アピールがうまくできないという人や自信がないという人は、自分の短所を長所に言い換える方法を知っておきましょう。
2:長所へつなげる言い方つき!短所一覧
(1)せっかち
いつもせわしなく動いていて、じっとしていられないと、落ち着きがないと思われてしまいそうです。せっかちな人は、「常に動いているタイプなので、仕事はテキパキとこなすことができます」とか「時は金なりだと思っているので、時間を無駄にするような行動はしません」と付け加えるのがいいでしょう。
(2)人見知り
初対面の人と打ち解けるのに時間がかかるというのは、ビジネスの場面ではマイナスに見えがちですが、良い部分ももちろんあります。例えば、「人をよく観察し、長い時間をかけて信頼関係を築くことが得意です」と言い換えてみてはいかがでしょう。
(3)緊張しやすい
あがり症なことをそのまま伝えてしまうと、プレゼンなどができないのではないかと思われてしまうかもしれません。しかし、緊張するのは先のことを考えられるからこそです。
「私の短所は緊張しやすいことです。ですから、緊張しても失敗をしないために、事前の準備をしっかりと行い自分の中でリハーサルを繰り返すことを徹底しています」など、短所をどのように乗り越える努力をしているのかを伝えましょう。
(4)心配性
心配性な人は「小さいことによく気がつき、慎重に物事を進める性格です」や、「責任感が強く、何事も綿密な計画を立ててから実行にうつします」というと、ポジティブな印象を与えられます。
また「心配性なので、すべてのことを詳細にチェックし、誤りを見落としません」と、心配性であることを正直に伝えながら、アピールしてもいいでしょう。
(5)優柔不断
優柔不断というと、恋愛でも仕事でもマイナスな印象しかないかもしれません。しかし「人の意見をよく聞くことができる」といえばプラスに聞こえます。
また「たくさんの可能性の中から最良な物を選ぶようにしています」「物事を短絡的に考えず、慎重に見る目を持っています」ということもできるでしょう。
(6)協調性がない
組織に入るということは、周りの人と協力して仕事を進めなければならないということ。協調性のなさはかなり問題視されてしまいそうですね。そんなときは「主体性があり、自ら正しいと思った道を進む決断力があります」と言い換えてみてはいかがでしょう。
(7)おおざっぱ
仕事の種類にもよりますが、一般的には、比較的計画を立ててその通りに進められる人のほうが、仕事がデキると言われやすいですよね。
自分の性格がおおざっぱだと思うなら、それを直接言うのは避けて「細かいことにくよくよ悩まない性格」とか「おおらかで包容力がある」と言い換えてみましょう。
(8)計画性がない
計画をたててから物事に取りかかるよりも、とにかくすぐに動いてしまったほうが楽という人もいるはずです。そういう場合は「行動力があり、決めたことにすぐ取り掛かるエネルギーを持っている」と言ってみるのがいいでしょう。
ただこれだけだと勢いで仕事をする人だと思われてしまいかねないので、「計画を立てて実行する努力もしています」と合わせて伝えたほうがいいかもしれません。
(9)繊細
仕事にはある程度の図太さが必要になることだってありますよね。繊細すぎる部分があると、例えば小さなことで「パワハラ」や「セクハラ」などと言い出すのではないかと思われることもあるかもしれません。
繊細な人の良いところは「小さいことにも気づけること」と「人の気持ちを敏感に察知できること」と「仕事が丁寧なこと」です。その部分を強調してみましょう。
(10)飽きっぽい
ビジネスにおいては、ひとつのことを突き詰めて考えられる集中力も必要です。飽きっぽい人はこの集中力に欠けると思われてしまうと不利になります。
ですから「好奇心が旺盛で、なんでも楽しめる性格です」とか「興味の幅が広いため、今まで様々なさまざまの勉強をしてきました」と言ってみると良いかも。
3:覚えておこう!就職で好まれる長所3選
就職活動では、自分と企業にあった長所をしっかりとアピールすることが大事。ここでは、どんな企業でも求められやすい長所をご紹介します。
(1)誠実
仕事に対して誠実に向き合える態度は、どの会社にいても評価されます。接客業であればお客様に対して丁寧に対応できるでしょうし、クライアントとのやり取りも心配なくできるでしょう。
(2)注意深い
仕事でミスをすると、会社に大きな損害を与えてしまうこともあり得ます。ですから、注意深く物事を観察したりチェックしたりできて、気になることを確認できるという能力は重宝されます。
(3)考察力がある
ただマニュアルどおりのことをするのではなく、自分で考えてもっと良い方法がないかなど考察する力があれば、即戦力として認められやすくなります。
理解力とともに自分の頭で考えて新たなものを創造してくれる人材は評価されやすいでしょう。
4:短所も長所もアピール!
面接では短所を聞かれることもありますよね。その場合、自分のマイナス面を隠したり偽ったりするのは得策とはいえません。
自分の短所を理解し、どうやって補おうとしているのかを面接官は見ているので、長所と同時に短所もしっかりと伝えられるように準備する必要があるでしょう。