恋のなやみに効くメディア

合コンとは?今どき合コンの新常識と成功パターン

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

©gettyimages

目次

隠す

1:合コンとは何の略?合コンに行ったことある?

「合コン」は、一般的に「合同コンパ」の略。「コンパ」とは学生などが、費用を出し合って飲食を行う親睦会のことで、新歓コンパや追い出しコンパのように使われます。

昔は「合同コンパ」というと、異なる組織やサークルが合同で行う親睦会のことを指していたようですが、いつのころからか「男女が出会いを求めて行う飲み会」という意味で使われるようになったようです。

実際に、合コンに参加したことのある人はどれくらいいるのでしょうか。『MENJOY』では20代~40代の男女500名に「合コンに行ったことがありますか?」というアンケートを実施してみました。

結果は以下の通りです。

ある・・・283人(57%)

ない・・・217人(43%)

アンケートによると、6割近くの人たちは参加したことがあるようです。男女別に見てみると、参加したことのある男性は162人(58%)、女性は121人(55%)となっていて、男性のほうが若干多いようです。

2:合コンの新セオリー!今どき合コンの新常識5つ

今の合コンは、昔とどこが変わってきているのでしょうか。居酒屋で知り合った人にお話を聞いてみました。

(1)「合コン」という言葉を使わない

「男女で人数を合わせて集まって、そこに出会いを求めているという状態は、たしかに合コンだと思うのですが、それを“合コン”って言わないですね。“飲み会”とか“食事会”とか言いますね。合コンっていうと、いかにも……という響きがなんか嫌で、みんな避けてる気がします」(Kさん・30歳女性/自営業)

(2)合コン相手をマッチングアプリで探す

「合コンって、昔は異性の友達が多そうな人が幹事になって開くものだったけど、今はアプリとかで相手を探す人も多いですね。当日に“今日2対2で飲める人いませんか?”みたいに、合コン相手を探せるアプリも流行っているみたいです」(Wさん・27歳女性/会社員)

(3)お酒を飲まない子が増えた気がする

「個人的な感覚ですが、お酒を飲まない子が増えた気がします。それは女性でも男性でも。なんていうか、以前は合コンっていったら、とりあえずお酒を飲んで、カラオケいって、盛り上がったら朝までいっちゃう……みたいな感じだったので、ちょっと世代を感じます」(Wさん・40歳男性/経営者)

(4)相席居酒屋やら街コンやら婚活パーティーにシフト

「最近は、相席居酒屋やら街コンやら婚活パーティーなどが充実していますよね。そっちに参加することが多くなりました。やってることとかしている会話は、合コンとあんまり変わらないとは思います」(Sさん・29歳男性/会社員)

(5)合コンの定番ゲームが変わっている

「若い子の合コンに参加させてもらったときに、合コンの定番のリズムゲームが、ちょっと前に流行っていた“斎藤さんゲーム”だったんです。

若い子にとっては新鮮でも、僕にとっては子供のころに流行ったリズムゲームを連想させるもの……自分の年齢を感じました。たしかに盛り上がるのですが、自分はちょっと恥ずかしくて、ノリノリになれなかったです」(Rさん・33歳男性/会社員)

3:服装・自己紹介・ゲーム・合コン後のLINE…合コンの成功パターンは?

合コンの成功法則はあるのでしょうか。恋愛コラムニストの草薙つむぐさんにお話を伺いました。

(1)露出よりもボディライン

草薙:合コンにおける服装は、まずは清潔感のあるものを選ぶことが基本です。多くの人は、出会ったときの印象で、まずは誰がタイプかを自分の中で決めます。もちろん、話をするうちに気が合うとか、話題が合うということもありますが、第一印象が良いことに越したことはありません。

女性の場合は、過度な露出は避けましょう。遊んでいる、ギラギラしすぎと思われてしまいます。セクシーさをアピールしたいなら、ボディラインの際立つ服を選んでいったほうが男性ウケはいいです。

(2)「ずっと彼氏がいない」はNG

草薙:自己紹介はウケを狙わず、さらっと行うのがいいでしょう。長々と自分語りをしたり、大人数の注目を集めるような挨拶は、自己紹介の「流れ」を乱してしまいます。

このときに注意してほしいのは「3年彼氏がいない」、「彼氏ができても長続きしない」といったネガティブな情報は言わないこと。「性格になにか問題があるんだな」と思われたり、「人気がないんだな」と思われてしまいます。

(3)血液型当てゲームで狙っている相手を教える

草薙:スマホにゲームアプリを入れておくのもいいかもしれません。最近では合コンに使えるゲームアプリが登場しています。

もし血液型当てゲームをするなら、メンバー同士で「この人いいな」と思っている相手を「A型」、ちょっと気になる人を「O型」という感じで、あらかじめルールを決めておくといいでしょう。そうすると、誰がどの人を気に入っているのか、メンバー同士で確認しあってかぶらないようにすることができます。

(4)男性を褒める

草薙:男性を褒めるのも、距離を縮めるいい方法です。まずは簡単に外見を褒めましょう。しかし、これは1回まで。次に相手を褒める場合は内面を褒めるようにしてください。また、褒め方にもコツがあります。例えば「その服かっこいい」というのではなく、「どこで買ったんですか? センスいいですね」といった感じ。

相手の意外な部分も褒めるようにしてみてください。例えば、あまり喋らない無口な人がいたら、「落ち着いていて大人っぽいですね」というように。「俺ってそういう部分があったんだ」と思わせることで、あなたの好感度が高まります。

(5)合コン後のLINE

草薙:合コン後は「どうもありがとうございました。楽しかったです」的な内容のメッセージを送ったら、今度はデートのお誘いをしてみましょう。男性からお誘いがあるのを待っていては、気になる人を逃してしまいます。そこで、女性から誘うテクニックをご紹介します。

それが「ローボールテクニック」です。これは、小さなお願いから始めて行くという心理テクニック。例えば、「たまにLINEをしてもいいですか?」と言えば、断る男性はほとんどいないでしょう。それから「ちょっと相談に乗ってくれませんか?」と要求をあげていき、「今度、デートに行ってください」というように、お願いごとを大きくしていくのです。

相手がお願いごとを聞いてくれたら「ありがとうございます!」というお礼を言うことも忘れずに。

4:初めてでも怖くない!合コンで仕込んでおくべき話題3つ

合コンに行くとなると、「どんなことを話せばいいか」心配になる人もいるはず。そこで、合コン前に仕込んでおくべき話題をご紹介します。居酒屋で知り合った人にお話を聞いてきました。

(1)ジモトーク

「最初はお互い探り探りの状態なので、地元の話をすると盛り上がりますね。出身地はどことか、特産品とか方言があればその話とか、最近だとご当地キャラとかも。他にも地元出身の芸能人など、いろいろと話を広げられる。まずはここからですね」(Oさん・30歳男性/会社員)

(2)お酒の話

「飲み会に来ているので、お酒を飲む人がほとんど。なので、お酒の話は鉄板です。例えば、バーならカクテルの話ができます。カクテル言葉なんてものもあるし、調べるとうんちくがでてくるんです。日本酒とか地酒の話もいいですね。

そのお店にあるお酒の話をすると、それを飲もうということにもつながるし、会話がはずみます」(Kさん・34歳男性/会社員)

(3)恋愛

「恋愛の話が嫌いな人はそもそも合コンには来ないでしょう。参加者の全員が出会い目的というのは言いすぎかもしれませんが、多くの人は出会いを求めてやってきているはず。

だからこそ、恋愛はトークに外せないと思います。好きなタイプの異性とか、過去の恋愛話とか、異性の“これは無理”っていう部分とか、いろいろ聞いておいたほうが、恋愛に発展させやすいというメリットもあります」(Aさん・28歳女性/会社員)

5:まとめ

最近では、若い人は仕事の飲み会も行かなくなっているなんて言われたりもします。もしかしたら、合コンはもう古い文化なのかもしれません。これからは出会い目的ではない、さらっとしたライトな飲み会が求められるのかもしれませんね。

【取材協力】

草薙つむぐ・・・書店員の経験から今までに触れた映画や小説などは1000タイトル以上。またスポーツ選手から芸能人まで幅広い人脈を持ち、恋愛コラムニストからも恋愛相談を受けた経験を持つ。手相占い師としても活躍中。