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復縁の可能性をアップさせたい!冷却期間、アプローチ法、連絡頻度まとめ

松田優

松田優Y.Matsuda

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目次

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1:復縁とは?

まずは復縁の定義を辞書で見てみましょう。

ふく‐えん【復縁】

離婚した夫婦、離縁した養子縁組などが再びもとの関係に戻ること。「折を見て復縁する」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

理由があって一度離れてしまったカップルや夫婦が、再び交際すること、つまり「ヨリを戻す」という意味を持ちます。

ふたりが離れた理由や状況にもよりますが、復縁するチャンスはやってくるもの。タイミングさえ見失わなければ、離れてしまったパートナーと復縁できる可能性があるかもしれません。

2:復縁したいと思ったことある?男女が復縁したくなる心理5つ

破局したということは、ふたりではどうしても解消できなかった問題があったはず。大きな問題を抱えてもなお、別れたパートナーと復縁したいと思う人はどのくらいいるのでしょうか。

そこで今回『MENJOY』では、20~30代の男女449名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「復縁したいと思ったことはありますか?」という質問をしてみました。

結果は以下のとおりです。

ある・・・168 人(37%)

ない・・・281 人(63%)

4割近くの人が復縁したいと思った経験があると回答しました。復縁したいと思った人たちは、どんなときに「やっぱりあの人が良い」「もう一度やり直したい」と思うのでしょうか。その心理を見ていきましょう。

(1)「自分を理解してくれるのは相手しかいない」と気づく

パートナーと長い時間を過ごすと同時に互いの理解を深めてきた人は、いざ他の人と接してみると、さまざまな違和感を感じることがあります。例えば、会話の話題や一緒に歩いてるときの歩幅、行くお店のチョイス。これらは自然と決まっていたように見えて、実は相手が合わせてくれていたのかもしれない……。

そう感じるとき、自分を深く理解して接してくれていた元パートナーの存在感の大きさを痛感し、「自分を理解してくれるのはやっぱりあの人しかいない」と思うことも。

(2)別れた理由に納得がいっていない

自分が振られた側である場合、相手の言い分に納得できないまま別れざるを得ないケースもあります。

別れた理由に納得がいっていないと相手のことが諦めきれず、ずっと「まだ好きなのに」という気持ちが残ったまま生活することに……。別の人を好きになることもできず、復縁したいという気持ちでいっぱいになるでしょう。

(3)相手への執着心

会う回数が多く、一緒にいる時間が長いほど、相手と親密な関係になると同時に、執着心も芽生えてくるものです。「相手がいないと自分が自分でないような気がする」「きっと自分が必要だ」という思い込みが、別れた後にも執着心として根付いて、復縁を望むきっかけとなることもあります。もしかしたら、その執着心に空いては気づいていてわざと離れた可能性もあるかも……。

(4)相手以上の人と出会えないと思った

別れた後に相手の良さや魅力に気づくことってありますよね。たくさんの異性と会っても、知らずうちに元パートナーと比較してしまい、「元パートナー以上の人がいない」と思うことがあります。

ただし、他の人と会わないうちから思うのは、ただの思い込みである可能性も大。復縁を望む前に、まずはいろいろな異性と会って気持ちを確かめるのも良いかも。

(5)ひとりでいるのが寂しい

パートナーと一緒にいる時間が長かった人にとって、独り身になることはとても辛いことです。まるで自分の半分がなくなってしまったような喪失感や虚無感に苛まれることも。あまりの寂しさから、復縁を望むケースもあります。しかし、「ひとりでいるのが寂しいから復縁する」というのも考え物。そこに愛があるのか、今一度考えてみましょう。

3:代表的な別れの原因・別れ方と復縁可能性の関係5つ

復縁できる可能性は、ふたりの別れ方や原因によって変わります。カップルにおける代表的な別れの原因から、復縁の可能性があるかどうかチェックしてみましょう。

(1)マンネリ化が原因の場合

「相手と一緒にいても刺激がない」「パートナーに飽きてしまった」など、恋人関係のマンネリ化が原因の場合、別れたあとに寂しさを感じたり、パートナーの魅力を思い出して恋しくなるケースが多く、復縁の可能性は高いです。

ただし、別れたときと同じままでは恋しいとは思ってもらえません。「やっぱりあの人は魅力的だった」と思ってもらえるように、別れたときより良い方向へ変化していることがマストです。

(2)浮気が原因の場合

浮気が原因で別れた場合は、復縁の可能性は低いでしょう。特に浮気をされた側の傷は深く、今後の人生においてずっとトラウマとして抱え続ける人もいます。

しかし、浮気という事実を互いに認め、許し合うことができれば復縁できる可能性はあります。これは、浮気した側がしっかりと反省していることが条件。互いの気持ちが落ち着いた後で話し合う場を設けて、反省した姿を見せれば復縁できるチャンスはあるかもしれません。

(3)価値観の違いが原因の場合

価値観の違いから破局した場合は、時間が解決する問題ではないため、互いの問題をいかに改善できるかがポイントとなります。価値観の違いとは、お互いの気持ちが理解し合えていないことが原因。復縁するには、お互いを理解し合うことからスタートし、信頼関係をもう一度築くことができれば、復縁の可能性はあります。

すぐに復縁したいという気持ちが勝ってしまいがちですが、ふたりの間のズレを埋めるためにも、時間をかけて連絡を取り合うことを優先しましょう。

(4)相手への気持ちが冷めたことが原因の場合

「好きじゃなくなった」と言われて破局した場合は、再び「好き」という感情を取り戻さなければいけないため、復縁するまでにかなりの時間を要します。特に嫌われてしまった場合は復縁の望みは薄いといっても良いでしょう。

付き合っていたころに、お互いの愛情が深かったのであれば、再び恋愛感情が生まれる可能性はあります。ただし、一度失った「好き」という気持ちはそう簡単に戻らないので注意。

(5)環境の変化が原因の場合

転職や転勤、引越し、学生から社会人になるタイミングといった環境の変化が破局のきっかけになることもあります。

学生時代から長年一緒にいるようなカップルでも、社会人になってから仕事や慣れない環境のせいでふたりの関係がぎくしゃくし始め、そのまま別れてしまったというケースも多く見られます。

環境の変化による別れの場合は、生活が落ち着くことで相手の大切さを思い出すこともあるため、互いに余裕ができれば復縁の可能性もあるでしょう。復縁を望むなら、急がないことが大切です。

4:復縁するための冷却期間は?5パターン

復縁したいからといって、別れた後にすぐ相手に迫るのは逆効果。まずはふたりの気持ちを落ち着かせるために、会わない・連絡を取らない冷却期間を設けましょう。冷却期間は別れ方によって異なります。

(1)喧嘩別れした場合は1か月~1か月半程度が目安

衝動的な喧嘩による破局の場合は、時間が経ってから別れたことを実感し、落ち込んだり後悔するケースが多いです。互いに未練があることも多いので、1か月から1か月半ほどは冷却期間を置いて、改めてお互いの大切さを振り返ってみるのが吉。

喧嘩別れの場合は、時間は空けすぎると逆に吹っ切れてしまい、復縁のタイミングを見失ってしまうので、あまり期間を空けすぎないようにしましょう。

(2)環境の変化により別れた場合は3か月程度が目安

環境の変化が理由で別れることになった場合は、急いで復縁を求めるのは避けましょう。生活に余裕がないと、復縁しようという気持ちにはなれません。

まずは環境に慣れることを最優先として、生活が落ち着き始める3か月程度の冷却期間を設けましょう。相手に余裕が生まれたころを見計らって、相手を気遣うメールやLINEからやり取りをスタートさせてみてはいかがでしょうか。

(3)相手に振られた場合は3か月~半年が目安

相手に振られてしまった場合は、まず別れを告げられた理由を見直し、改善することが必要です。また、別れた時点で相手の心がすでに離れてしまっているので、復縁には多少の時間がかかります。

振られた原因の改善に努めるためにも、3か月から半年ほどは冷却期間を設け、連絡を取ったときには、変化した、成長した自分を見せられるように準備しておきましょう。

(4)相手に他に好きな人がいる場合は半年くらいが目安

「他に好きな人ができた」と言われて別れた場合、相手が他の人を追っているうちは何をしても振り向いてもらえないので、復縁までには少なくとも半年以上時間かかるでしょう。

復縁のチャンスは、新しく好きになった人とうまくいっていないときです。タイミングを逃さないためにも、連絡を取りたい気持ちをぐっと抑え、期間が来るまでは軽々に動かず、自分磨きに徹しましょう。

(5)浮気した場合は半年以上

自分の浮気が原因で別れるということは、相手を深く傷つけてしまっている状態。復縁を求めようとも、相手は聞く耳を持たないことがほとんどです。相手が悲しみや怒りといった気持ちを落ち着かせられるよう、ある程度の冷却期間を設けることが最優先です。

少なくとも半年以上は冷却期間を設け、相手の気持ちが落ち着いたころに復縁のチャンスを作れるよう行動し始めましょう。

5:友達からスタートするのがいいの?復縁プロセス5つ

復縁するためには、恋人同士だったときと同じスタンスで接するのはNG。ゼロからの、というよりもむしろマイナスからスタートだと心しましょう。でも、プロセスさえ間違わなければ復縁できるチャンスはやってきます。ということで、復縁を成功させるためのプロセスをご紹介します。

(1)適度な距離感を置いて相手の警戒心を解く

別れて日が立たないうちから別れた相手から頻繁に連絡が来ると、相手は「復縁を迫られている」と察知し、警戒心をもってしまいます。この状態でアプローチをしても逆効果となる可能性のほうが高いです。

まずは自分のマイナスイメージを和らげるためにも、適度な距離感を取ること。相手の復縁に対する意識や警戒心が落ち着いたころを見極めて次のステップへ進みましょう。

(2)友達関係を築く

復縁するためには、まずは再び気軽に話せるような関係になることを目指しましょう。嫌い合って別れたわけではなく、かつあなたに人間として魅力的な部分が見えれば、相手も友達関係を築くことを拒むことはないでしょう。

しかし、「一度付き合っていた人と友達っぽくなるのは無理」と考えている人も少なくありませんし、初対面同士が友達になるよりもややハードルが高いのも事実。謙虚に慎重にいきましょう。

(3)変化を感じさせる

運よく友達関係を築けたとしても、そのままでは復縁できません。相手に「友達」から「恋愛対象」として見てもらうためにも、別れの原因となったことについて、付き合っていたころの自分とは違うという変化を感じさせる必要があります。

友達関係を築いたあとは、自分の魅力を改めて伝えられるようアクションを起こしたり、以前の自分とは違うことを少しずつ相手に知ってもらうチャンスを作っていきましょう。

(4)連絡を取り合う関係から会える関係にシフト

メールやLINEなどの連絡を取り合っているだけでは、恋愛感情にシフトしづらいもの。連絡のやり取りが安定してきたら、ふたりで会える関係にシフトしていくことが大切です。

会う機会が増やせれば「この人と会うとやっぱり楽しい」「一緒にいると安心する」と相手に思ってもらえるチャンスが増えます。

(5)想いを伝える

「これだけ連絡を取るってことは、復縁したがってるってわかるでしょ?」と相手に気づいてもらうとするのは大間違い。復縁するためのプロセスをしっかり踏んだうえで、相手のことを好きという気持ち、「もう一度やり直したい」という素直な想いを素直に伝えるようにしましょう。

6:あまり連絡しないほうが効果あり?復縁を引き寄せる連絡頻度と方法5つ

繰り返しになりますが、「復縁したいからいっぱい連絡してアピールしなきゃ!」と暴走してはダメ。復縁を引き寄せるために、連絡頻度や方法も見直してみましょう。

(1)別れた直後は連絡を控えること

別れた直後は、復縁どころか相手を受け入れられない状態になっていることがほとんど。たとえこちらがすぐにでも復縁したいと思っていても、相手は「今恋愛のことを考えなくない」「そっとしておいてほしい」という気持ちのほうが強い可能性が高いです。

別れた直後の連絡は相手にストレスをかけ、さらにマイナスイメージを増幅させてしまう危険性も。しばらく連絡は控えるようにしましょう。

(2)連絡頻度が多いと復縁の可能性が下がる!?

別れてからも連絡の頻度が多すぎると、「別れたことちゃんと理解しているのか?」「やっぱりめんどくさい」と思われてしまいます。特にこちら側に対する不満が原因で破局になったのであれば、その理由を理解していないと思われてしまい、復縁の可能性自体を下げてしまいます。

連絡したいという気持ちが強くても、しつこく毎日メールやLINEを送るなど、頻繁に連絡を取るのは避けるようにしましょう。

(3)連絡する頻度は月に1~2回程度がベスト

復縁を望んで友達に戻ったとしても、残念ながら今は恋人関係ではないので、付き合っていたころのように頻繁に連絡を取るのは厳しいでしょう。ふたりの現在の関係性にもよりますが、別れた意味を感じるためにも、空白の時間は必要です。

別れたあとの連絡頻度は月に1~2回程度を目安に行い、連絡が取りやすい関係性になることができれば週1回まで増やしていくなど、関係性に合わせて連絡頻度をゆっくり増やしていきましょう。

(4)脈アリの場合は1週間に2~3回でもOK

相手からも積極的に連絡がくる場合や、相手が別れたことを後悔している様子であれば復縁できる可能性は高く、連絡頻度を1週間に2~3回程度に増やしても良いでしょう。

ただし、いきなり毎日送るのはNG。あえて日を空けたり、一定の連絡頻度を保つことで、徐々に付き合っていたころの感覚を思い出させるというのも、復縁のためには必要なワザですよ。

(5)連絡する時は返信しやすい内容を心がけること

復縁したいと願うなら、連絡を取ることだけでなく、送るメールやLINEの内容にも気を配ることが鉄則です。「おはよー」「今何してるの?」といった、付き合っていたころのような中身のないものは、返事の必要性が感じられず、やり取りが続かない原因となります。

返事がもらえないことには、連絡頻度を上げることもできず、関係を修復するチャンスも減ってしまいます。相手が興味をもちやすく、返信しやすいと思える内容だけにすることを心がけましょう。

7:復縁から結婚に至る確率は高い?

復縁するということは、一旦は大きな亀裂が原因で別れたふたりが、「やっぱりこの人と一緒にいたい」と思い合うことができた結果です。今後ずっと一緒にいる可能性が低いと感じる人と復縁しようとは思えない……だからこそ、復縁後にそのまま結婚へゴールインするカップルも多いのです。

特に、別れる前に2年以上の長い月日を共にしていたカップルや、冷静に互いの関係を見直すことができたカップルは、復縁後に結婚へ進むことが多い傾向にあります。

破局という悲劇を乗り越えたふたりには、以前付き合っていたころよりもより深い信頼関係があります。ふたりを結ぶ強い絆は、生涯を共にする関係へと導いてくれるでしょう。

8:まとめ

復縁の道のりは、遠く険しい茨の道です。期待するほどうまくいかず、「好きだけどもう無理かもしれない……」と思うことも何度もあるでしょう。

しかし、相手を想う気持ちと正しい行動が維持できれば、復縁の可能性はアップします。相手にもう一度振り向いてもらうためにも、相手を想う行動を第一に心がけ、別れの原因を反省しながら自分磨きにも頑張りましょう。