2020年7月8日掲載

「慰め」とは？人を慰める言葉の使い方や男女別にみる効果的な方法

大山奏K.Ohyama

1：「慰め」とは？

（1）慰めの読み方と意味

まずは「慰め」の正しい意味を辞書で調べてみましょう。

なぐさめ【慰め】

慰めること。また、そのもの。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

これでは少し意味がわかりづらいので、次に「慰める」の意味を見てみましょう。

なぐさ・める【慰める】

１何かをして、一時の悲しみや苦しみをまぎらせる。心を楽しませる。心をなごやかに静める。

２労をねぎらう。いたわってやる。

３なだめる。すかして落ち着かせる。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

人に対して使うことが多いですが、自分で自分を慰めることもあります。落ち込んでいるときには、友だちや恋人の慰めが励みになったりしますよね。

（2）慰めを英語で言うと？

ちなみに「慰め」は英語で「comfort」「console」と言います。「彼が私を慰めてくれた」なら「He comforted me.」となります。

2：相手を不快にさせず、思いやりの気持ちが伝わる慰め言葉5つ

慰めの言葉って、言い方や表現のちょっとした違いで、本心と違うように受け取られてしまうこともあります。どんな言葉であれば、気持ちよく受け取ってもらえるのでしょうか。

（1）できることがあったら言ってね

落ち込んでいるときには、積極的に声をかけて欲しい人と、そうでない人がいます。特に男性の場合は、あまり踏み込んでほしくないと考えることが多いので、「私にできることがあったら言ってね」とひと声かけるくらいが丁度いいことも。

（2）何があっても味方だよ

失敗したり、失恋してしまったりすると、自分のしたことが正解だったかどうかに悩んでしまうこともあるでしょう。

そんな心細い気持ちのときには、誰かひとりでも自分の味方でいてくれると感じることが、心の支えになります。

（3）無理しすぎないでね

頑張っているのにうまくいかず、本人が必死なのが見えるようであれば、相手の体調や精神状態を気遣う言葉もおすすめです。「無理しないでね」「頑張りすぎじゃない？」など、相手に休息を勧めてみてください。

（4）落ち着くまでそばにいるね

何か落ち込むようなことがあって、不安からいつもとは違う言動をしてしまう人もいますよね。そういう人には「落ち着くまでそばにいるよ」と声をかけてあげましょう。

相手がひとり暮らしで部屋に行ってあげられるなら、寝るときまでそばに付き添ってあげるのも良いですね。

（5）頑張ってるんだね

うまくいかないことがあると、自分の努力が認められていないと感じてしまいがち。そんなときには、努力をしていることを認めてもらえるだけで、ずいぶんと気持ちが楽になります。「頑張ってるね」と相手の頑張りを見ていることを伝えてあげましょう。

3：男女で違う？落ち込んでいる男性の慰め方3つ

（1）たくさん褒める

男性の場合、落ち込んでいるときには自信をつけてあげることが大切です。そのために手っ取り早いのが、たくさん褒めること。ただ漠然と褒めるよりも、「○○だから大丈夫」というように理由をつけたほうが、相手の心に届きやすくなります。

（2）ひとりにしてあげる

男性は落ち込んだときには、ひとりで気持ちや頭を整理したいと考えるタイプも多いもの。なので、そばにいることも大事ですが、ひとりの時間を持たせてあげることも重要です。

好きな女性には弱みを見せたくないと強がってしまう傾向もあるので、ひとりになれないと気が休まらず、立ち直りにも時間がかかってしまいます。

（3）遊びに誘う

相手が落ち込んでいるからと言って、相手のテンションに合わせすぎないほうが良いこともあります。周囲が重たい空気を醸し出していると、本人としても「早く元気にならなきゃ」とプレッシャーに感じてしまうことも。そんなときには「とりあえず気分転換に遊びに行こう」と誘うのもアリです。

4：落ち込んでいる女性の慰め方3つ

（1）とにかく話を聞く

男性と違って、女性の場合はとにかく話を聞いてほしいという欲求が強くなる傾向があります。ですから、話したいと思っていることをとにかく聞いてあげる姿勢が大切です。落ち着いておらず混乱しているときには、何度も同じことを言ってしまうかもしれませんが、黙って話しを聞いてもらえれば、だんだんと落ち着きを取り戻します。