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40代ならではの人生の楽しみ方がある!今日からハッピーに溌溂と過ごすコツ
松田優Y.Matsuda
1:人生の楽しみ方がわからないという40代が多いらしい…
仕事に子育てに、自分のことをそっちのけで頑張ってきた20代から30代。気が付けば40代になって仕事もより忙しくなり、上司や同僚、子どもや夫の好みはよくわかるのに、自分が好きだったモノやコトがわからなくなっていた……なんて人が増えているようです。
2:40代で人生の楽しみ方がわからなくなる理由5つ
忙しくて充実した人生を送っていれば、人生の楽しみはずっとあるはず……と感じたら要注意。そんな人ほど、人生の楽しみ方がわからなくなってしまう理由を、5つ挙げてみました。
(1)子育てがひと段落する
生活のすべてに大人の手が必要なところからスタートする子育て。食事にトイレに寝かしつけ、送り迎えに行事や参観日など、子の成長にともない、手や時間のかかることが減ると、エネルギーを向ける先がなくなってしまったように感じることも。
30代で出産した子どもも、40代になれば小学校高学年。物理的な大変さからは少し解放され、かかるのは手よりもお金に変わってきます。
(2)仕事が忙しくなる
アラフォーとなると、仕事のキャリアも積み上げられてきます。責任のある立場になったり、後輩を指導したり、ベテランと呼ばれるようになったりと、仕事のボリュームや責任感のある仕事も増えてくるもの。
経済的にもう少し余裕ができたところでやりたいと考えていたことも、仕事に押されて時間が作りにくくなり、手を付けられずにいるという声も聞かれます。
(3)体力が衰える
「30過ぎるとガクッとくるよ」と諸先輩方に言われた20代の頃。いやいやまさかと油断していると、35歳を過ぎた頃に痛感することに。特に顕著なのは、疲れの抜けなさ。3時間寝れば働ける気でいたのに、30代の後半には、7時間睡眠は絶対!という気持ちに。
他にも、1日出かけて帰るとぐったり……とか、肉の油や揚げ物がつらいなど、さまざまな体の変化が現れます。
(4)年齢的にできることがないと感じてしまう
新しいことを始めるにあたって、心理的なハードルを感じる人は意外にも多いもの。「40代から何かを始めるのは遅すぎると感じる」という意見も聞かれます。
何かを勉強しても若い頃のようには頭に入ってこないとか、運動を始めようにも思ったように体が動かなくて自分にガッカリするとか。これまでの人生経験と重ねて、高いハードルを課してしまっているのかもしれません。
(5)独り身だと将来のことばかりが不安になる
生涯未婚率は年々右肩上がりに高くなっています。日本では婚姻によらない出産をすることのハードルもまだまだ高く、生涯完全に独り身である可能性も低いものではありません。
親の介護や自分の老後、さらに税率や年金に対する不満も重なり、経済的な不安が大きくなるのも当然。さらには自分の健康や、いつまで働けるのかなどの心配もあります。
3:40代からの人生の楽しみ方7つ
ではどうしたら、歳を重ねても楽しい人生を送れるのでしょうか。40代からの人生の楽しみ方を、7つご紹介します。
(1)新しい趣味を見つける
若い頃は興味がなかったことや、金銭面がネックでできなかったことなど、大人になったからこそ向き合える趣味もあるでしょう。ワインやお茶など、美味しさがわかるようになったものなどは人生の潤いに直結します。
また、昔やっていたことを改めて始めてみるのもいいでしょう。書道や絵画など、子どもの頃に習っていたものなら始めやすいかもしれません。
(2)新しい人間関係をつくる
趣味や習い事など、新しいコミュニティに入ると、自然と新しい知り合いができ、そこから人間関係が広がっていきます。また、仕事での立場によっては、業種ごとの交流会などもあるでしょう。
これまでの自分にはなかった視点での話ができたり、知らない世界を垣間見れたりと、ワクワクするようなことがもたらされると期待できます。
(3)旅に出る
ちょっとそこまで旅に出るのもおすすめです。遠くへは難しくても、近くの今まで行ったことのない場所なら気軽ですね。近くに実はちょっといい温泉があって!とか、ちょっと格式のあるホテルに泊まってみよう!など。
旅の目的を「非日常を味わうこと」と考えれば、案外遠くへ行かなくてもいいのかもしれません。季節ごとに行く先を決めて、計画と準備を進めるのも楽しいでしょう。
(4)ペットを飼う
愛情を注ぐ対象がいるというのは、思っている以上に心が潤うものですよね。大切に慈しむように共に暮らす相手として、ペットを迎えるのもいいでしょう。
とはいえ、命を守るのにはお金がかかるのも事実。きちんと責任を持って、最期まで一緒にいる覚悟が必要です。ペットと自分の健康管理を怠らずにできる人にとっては、大きな潤いになるでしょう。
(5)資格取得を目指す
仕事でさまざまな経験をしてきたけれど、それを証明する術がないという人は意外にも多いもの。職場での資格取得支援を利用して、職能に関する資格を取るのもいいでしょう。
また、趣味として楽しむには贅沢かもしれないと感じる分野の資格もいいかもしれません。コーヒーや紅茶、アロマや着付けなどは、肩書きを持って人に教えることもできますよ。
(6)食事・健康にさらに気を遣う
食事に気を遣ったり定期的に運動をしている人も多いでしょう。それを少しレベルアップして、さらに気をつけてみるのもいいですね。断食道場に参加したり、朝ヨガを取り入れるのも気持ちよさそうです。
元気に楽しく美味しいご飯が食べられることこそが健康、という考え方もあります。日々の楽しみが健康管理になるなら、一石二鳥ですよね。
(7)目標・夢を新たに設定する
子育てが一段落したり、仕事での立ち位置が変わったりすると、これまでとは求められるものが大きく変わります。そんな中で、これまでと同じ目標を追いかけるのは、少し違和感が出てくるかもしれません。
新しい環境に合わせた目標設定をしたり新たな夢を持つことで、力を注ぐ先ができ、そこに向かっていくことで、毎日にハリが生まれるでしょう。
4:まとめ
「アラフォーなのに」と言われると、なんだか揶揄されたような気持ちになることもあるでしょう。しかし今後の人生でいちばん若いのは、今この瞬間です。この記事を参考に、年齢や人目を気にせず自分らしい人生を楽しんでみてください。