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不倫ドラマがあるから不倫はなくならない?ドロドロ恋愛が見れるおすすめドラマも

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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1:不倫、恋愛、復讐…ドロドロの不倫ドラマはいつだって人気

不倫ドラマというのは、いつの時代も人気。これほどまでに世間の不倫に対する強い反感があるのに、「ドラマで不倫を扱うのはやめておこう」とならないのは、やはり根強い人気があるからでしょう。

ここ数年の話題になったドラマを振り返っても、2017年には、『あなたのことはそれほど』(TBS)や『奪い愛、冬』(テレビ朝日)、2018年には『あなたには帰る家がある』(TBS)、『ホリデイラブ』(テレビ朝日)、『黄昏流星群』(フジテレビ)、そして2019年には『パーフェクトクライム』(テレビ朝日)、『偽装不倫』(日本テレビ)と、不倫をメインテーマにしたドラマを挙げればキリがないほど……。

不倫ドラマが求められる理由はさまざまですが、そのひとつに「疑似体験したい」というニーズがあることは間違いない事実。貞操観念の強い日本では、不倫は許されないからこそ、ドラマに求めているのでしょう。しかし裏を返せば、やっぱりみんなどこかで、「不倫してみたい」「してしまうかもしれない」という思いを抱えていて、それが不倫ドラマの盛り上がりに繋がっている、と考えられます。

2:キャストが豪華?宮沢氷魚が人気?偽装不倫のあらすじやネタバレ

まずは、2019年に放送された杏さん主演のドラマ『偽装不倫』(日本テレビ)について。東村アキコさんの人気コミックを原作にしたドラマです。ドラマ放送後、杏さんを取り巻く環境も大きく変化しました。今見ると、ちょっと複雑な気持ちになってしまうかも……? 

(1)あらすじ

婚活に疲れたアラサー女子、濱鐘子(杏さん)が飛行機の中で出会ったのが、年下男子の伴野丈(宮沢氷魚さん)。姉から借りた服のポケットの中に入っていた指輪について、どの指につけるのか伴野から問われた濱鐘子は、既婚者への憧れから、左手の薬指と答えてしまいます。

そのため、伴野は濱鐘子を既婚者だと勘違いしたうえ、「僕と不倫しませんか?」とひと言。惹かれ合うふたりの偽装不倫が始まってしまうというストーリーです。

(2)見どころ

婚活疲れしているとき、急接近してくるイケメン男性がいたら、心が動かないはずがありません。しかし、最初にウソをついてしまったものだから、ややこしい。

お互い好きなのに、濱鐘子は既婚者を装わなければならず、この関係だからこそ彼は自分に惹かれているのではないか、独身だと言ったらフラれてしまうのでは……などと悩んでしまう。「こんな男の子と恋したい!」と思うアラサー女子たちが、「このふたりはどうなっていくんだ?」とどんどんハマっていきました。

(3)宮沢氷魚の人気が急上昇!

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宮沢氷魚(みやざわひお)さんは、演じる主人公の濱鐘子(はましょうこ)が好きになる相手として登場します。宮沢さんは、モデル出身の26歳。抜群のスタイルの良さと笑顔が魅力的。時に繊細で時に大胆な演技は、アラサー女子理想の男性像を体現していたといえるでしょう。この作品から彼のファンになったという女性が続出しました。

3:ドロドロ!不倫ドラマのおすすめ5つ

ドロドロした展開が魅力のひとつでもある不倫ドラマ。おすすめ作品を、筆者の独断と偏見でご紹介します。

(1)『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』

不倫する専業主婦を「昼顔妻」と呼ぶほどの大きなブームを作ると同時に、斎藤工さんを人気俳優に押し上げた一作。いい人だけどつまらない夫と、悪い人じゃないけど夫婦生活に口出ししてくる義母。自分の人生、こんなもんだと半ば諦めているなかで出会った、セクシーなイケメン……。しかも、エロい。

これ以上好きになってはいけないと思う反面、ますます好きになってしまう……。世の既婚女性たちは、自分を主人公の上戸彩さんに、恋人を斎藤工さんに重ね、妄想不倫を満喫しました。

(2)『僕のヤバイ妻」

相武紗季さんが演じる女性と不倫中の、伊藤英明さん演じる夫は、木村佳乃さん演じる妻を殺そうとします。しかし、なんだか妻の様子がおかしい。もしかしたら自分が殺されるのでは……。恐怖におののく伊藤英明さんと、美しいゆえにさらに怖い木村佳乃さんの演技が、サスペンスなのにコメディみたいに面白い!と評判になりました。

キムラ緑子さんと高橋一生さん演じる偽装夫婦の展開も秀逸で、まさにドラマ界に名を残す1作となっています。

(3)『失楽園』

渡辺淳一さんの原作小説は300万部を売り上げたベストセラー。1997年には役所広司さん、黒木瞳さんで映画化され、その直後、古谷一行さん、川島なお美さんでドラマ化。これが、当時のテレビドラマではありえないほどの過激なシーン満載で、大きな話題となりました。タイトルの「失楽園」という言葉自体も、流行語大賞に。

(4)『同窓生〜人は、三度、恋をする〜』

柴門ふみさんの同名漫画をドラマ化した作品。同窓会で再会した男女が織りなすストーリーです。かつて別れてしまった恋人たちも、お互いが成長したことで許し合え、新しい関係が生まれることもあるでしょう。しかし、現実はそれを許してはくれません。そんな大人の恋愛ドラマとなっています。

(5)『美しき罠〜残花繚乱〜』

飲料メーカーのCMの印象もあって、元気さが魅力だった田中麗奈さんが、3年越しの不倫をしている女性を演じ、しかも、その相手に復讐をもくろむ魔性の女を演じたことで話題になりました。

既婚男性にもてあそばれ、愛より憎しみが大きくなった女性がどうなるのか……。不倫の醜い部分が見たいなら必見です。

4:まとめ

パートナー以外の人を好きになってはいけないという理性と、抑えられない気持ちとのせめぎあいが不倫ドラマの醍醐味。しかし実際の不倫というのは、ふたりだけの問題にとどまらず、家族や周辺をも巻き込んだ一大事になることも。

純愛などと、綺麗事だけではすまされない関係であるため、できればドラマの中でだけ、その背徳感を楽しんでみてください。