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フリーセックスとは?フリーセックスを楽しむ人の特徴と注意点
月島もんもんM.Tsukishima
目次
隠す1:フリーセックスとは?
フリーセックスとは、自由を表す「free」と、性行為を表す「sex」が組み合わさって「free sex」となります。なんとなく、誰とでもセックスをすることと思ってしまうかもしれませんが、その意味はもう少し大きなものといえます。辞書で正確な意味を調べてみたのでご紹介します。
フリーセックス
《〈和〉free+sex》道徳的・社会的な慣習にとらわれない、性に関する自由な考え方や行動。
〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉
「sex」には性交の意味もあるため、束縛や制約がない性交渉のことを表すと考えられますが、同時に「sex」には、生物上の男女の違いや性別などの意味もあります。そのため、辞書が指している「性」とは、単に性交の意味だけを表しているとは考えにくく、「男性性」や「女性性」などのジェンダーを表す意味も含まれていると考えられるでしょう。
そのため、「フリーセックス」の意味は「自由な性交」に加えて、「ジェンダーフリー」の意味もプラスされていると捉えることができます。
2:なぜフリーセックスにハマるの?その意義3つ
では、フリーセックスの意義について見ていきましょう。『キャバ嬢の淫乱的SEXライフ: こんなにスゴイ!』の著者の著者であり、ノンフィクションライターで外国人の夫をもつ人妻である、秋田まちこさんにお話をうかがいました。
(1)固定観念にとらわれない
秋田:フリーセックスは、男はこうあるべきとか、女性はこうあるべきという考え方とは真逆にある概念です。そのため、女性は家庭を守り、男は仕事に行ってお金を稼いでくるという典型的な性区別から開放されることができます。女性が働いて男性が主夫をするような家庭だっていいわけです。
そのため、広い選択肢の中からその人たちにあった生き方を選ぶことができるわけです。
(2)世界観が広がる
秋田:フリーセックスを「制約のない性交」という意味で捉えると、恋愛などの性に関する捉え方が大きく広がります。例えば、性別や国籍、人種、年齢に関係なくセックスが行えるわけです。相手を選ぶ基準は、相手が好きかどうか、セックスをしたいと思う魅力をもっていると感じるかどうかだけ。
セックスを通して、考え方の違いや文化の違い、その人の性格をしっかりと感じられるはずです。これは、その人の世界観を広げてくれる体験となるでしょう。
(3)自己責任
秋田:自由には責任が伴います。すべては自己責任なわけです。誰から何かを言われたわけではなく、自分で考えて決断することになるので、その責任は自分が負うことになります。これもフリーセックスの意義として捉えることができます。
それはモラルを守ることや人に迷惑をかけないことに繋がっていきます。フリーセックスを志しているけれど、パートナーのいる人とはセックスをしないという人も多いです。
3:フリーセックスにハマリやすい人の特徴3つ
今度は、フリーセックスにハマりやすい人の特徴についてご紹介します。
(1)考え方が柔らかい
秋田:フリーセックスにハマる人は、考え方が柔軟で、今までの固定観念や慣習に束縛されない人でしょう。時代の変化にも適切に対応できて、常識にとらわれない性格の持ち主ということができます。
また、既存の価値観にしたがって生きていくことに疑問を感じている人がハマりやすいともいえます。
(2)他人の目を気にしない
秋田:他人の目を気にしない人であることも重要です。道徳や社会的な慣習にとらわれないことは、他人から理解されなかったり、批判されることに繋がります。そのため、他人と自分をしっかりと分けて考えることができる人でないと、ハマることは難しいでしょう。
(3)信念を持っている
秋田:ただなんとなく誰とでもセックスをする人は、周りに流されているようなイメージを受けると思います。しかし実際には、自分の生き方に責任を持っている人や「自分は常識にとらわれない生き方をする」というしっかりとした思いを持っている人が多いです。
つまりこれは、性やセックスに対して真面目に考えている証拠。そのため、自己責任でもいいから自由な生き方をしたいと思っている人がハマる傾向が強いといえるでしょう。
「もっといろいろな人とセックスをして性を楽しみたい」と思っている人でも、マイルールを持っていたり、人に迷惑をかけない範囲内で性を楽しんでいる傾向が強いといえます。
4:フリーセックスを楽しむためのコツ3つ
今度は、フリーセックスを楽しむコツをご紹介します。
(1)最低限のモラルは守る
秋田:自由な性生活を楽しむことは、それ自体、悪いことではありませんが、モラルを失ってしまってはいけません。
不倫をしたり、浮気をしたり、誰かを傷つけるような行為は批判の対象となってしまいます。そのため、「恋人がいるときはその人としかしない」とか「パートナーのいる人とはしない」という自制心を持つことが大切でしょう。
(2)断ることができる
秋田:人に流されてフリーセックスをするのと、主体性を持ってフリーセックスをするのでは大きく違います。
フリーセックスは相手を選ばないというわけではありません。人間的に尊敬できる相手や大切に思える人など、自分の中でセックスをする相手を選ぶ基準は持っておいたほうがいいでしょう。社会的な慣習や道徳にとらわれないことは重要ですが、それが相手を選ばないことには繋がりません。
(3)自立する
秋田:フリーセックスを楽しむためには、自立することが何より大切です。男性に振り回されない、都合のいい女にはならない、相手に依存しないなど、しっかりとした自分を持っておくことが大事。
フリーセックスは男女平等やジェンダーフリーの考え方も含まれているため、相手に甘えすぎない、甘えられすぎない関係性を築いていくことを意識するといいかもしれません。
5:フリーセックスの危険性3つ
今度はフリーセックスの危険性についてご紹介します。
(1)避妊と性病対策
秋田:セックスをすることはリスクを伴う行為でもあります。妊娠する可能性もありますし、性病をもらってしまったり、相手に移してしまったりする危険性もあります。そのため、定期的に産婦人科に通って性病の検査を受けたり、避妊したりなど、性を楽しむうえで最低限のマナーは守ることをおすすめします。
(2)トラブル
秋田:フリーセックスをしている人の中には、その日に出会った人と体を重ね合わせる人もいることでしょう。しかし、相手のことをよく知らないとトラブルに巻き込まれたり、犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。暴力を振るわれたり、お金を盗まれたりなど、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあるので気をつけてください。
(3)噂や評判
秋田:フリーセックスをしている人の中には「隠すのもおかしな話だ」と思っている人がいるかもしれませんね。しかし、世間のフリーセックスのイメージは、あまりいいものではありません。そのため、人伝手に話が広まっていく中で間違った情報が広まっていくこともありますし、大きく誤解されてしまうこともあります。
場合によっては人から避けられたり、誹謗中傷を受ける恐れもあり、そこからトラブルに巻き込まれてしまうこともあるので気をつけましょう。
6:まとめ
誰とでもセックスをすることとフリーセックスは、似て非なるもの。性に対しては多くの人があまり語らないこともあって誤解されやすい分野であるため、しっかりとした意味を理解して、誤解や偏見を減らしていく必要があるのかもしれませんね。
【取材協力】
秋田まちこ・・・『キャバ嬢の淫乱的SEXライフ: こんなにスゴイ!』の著者、ノンフィクションライター。
昼はOL、夜はホステス、実は人妻。
東北生まれ北米育ち。帰国後、大学生をしながら水商売の世界へ(18歳~現在)。仏文学修士号取得後、新聞社などを経て現在代理店勤務。ごく一般的なOL生活をしながらも、週末はおじさまとの滑らかなひと時を過ごすのが趣味。一瞬の甘い恋より目の前の美味しい一夜を過ごすのが何よりも好物なアラサー女子。
外国人の人妻。