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パーリーピーポーとは?その語源と意味、パリピ系男女の特徴まとめ

桃倉もも

桃倉ももM.Momokura

目次

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1:パーリーピーポーとは?語源や意味

パーリーピーポー、略して「パリピ」。まずはこの言葉の意味や語源を見ていきましょう。

(1)パーリーピーポーの意味

パーリーピーポーとは、「party people」のこと。英語の「t」は無声音で、発音しないために、本場っぽく発音すると「パーリー」となります。「ピープル」も同様に、「語尾のLは舌をつけない」というネイティブの発音から「ピーポー」となります。

もともとは「パーティーに集う人」「パーティー好きな人」という意味ですが、そこから転じて、大勢が集まる場で仲間たちとバカ騒ぎするのが好きな性向の人を指すときにも使われています。

(2)語源

語源はというと、その意味と同じく、「party people」の発音をそのままカタカナ書きしたもの。2015年の『ギャル流行語大賞』になったあたりから広まりましたが、その後、2016年に、関西出身の3ピースロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん」の「あつまれ!パーティーピーポー」のスマッシュヒットも、認知アップにひと役買っているかもしれませんね。

2:パリピの特徴7つ

ここからは、パリピといわれる人や、そう思われる人の特徴を紹介します。

(1)いつでもバッチリメイク

パリピは基本、目立ちたがり屋。注目されるのが大好きです。そのため、女性はメイクも派手な傾向です。特にアイメイクに特徴があり、縁の太いカラコンを入れ、長くてカールの強いつけまつげをたっぷりつけます。アイラインも太め。どれだけ目力を出せるかに人生をかけている……といっても過言ではないかもしれません。

(2)露出度の高い服

露出度の多い服を好むのも、パリピたちの特徴。女性であれば、胸元や背中、そして脚と、出せるところはすべて出します。夏はチューブトップにお尻が半分ぐらい見えるようなショートパンツやミニスカートを流行に関係なく愛用していますし、冬でもコートの中は「おしゃれは我慢!」といわんばかりに、薄着をつらぬきます。

(3)日本人を見下しがち

海外セレブのように派手なパーティーをしたり、人気クラブで踊ることに憧れたりして、パリピになった人も少なくありません。彼らにとってみれば、人目を気にしてハジけられない日本人は、いまいちいけてない存在です。

パーティーの本場である外国人たちに少しでも近づこうと、海外セレブの間で流行っているファッションやメイクを率先して取り入れたり、片言の英語を話したりと、外国人かぶれの人が多いのも特徴です。

(4)楽しそうなことに目がない

人が集まるような場所が大好きで、イベント情報に対して常にアンテナを張っています。友達とはもちろん、知り合いがいないイベントにひとりで乗り込んだりと、かなりの行動派。楽しそうなところには、とりあえず行ってみるというのがパリピの身上なのです。

(5)ミーハー

パリピの原動力は「流行」。流行っているものがカッコいい、流行っているものを取り入れている生き方こそがカッコいい、と心の底から思っています。そのため、自分の好みはイマイチ定まりません。異性の好みもよく変わり、女性の場合は、ソース顔が流行れば顔の濃い男性、塩顔が流行れば薄い顔の男性と付き合わなくっちゃ!と思ってしまうタイプです。

(6)独特な言い回し

パリピには独特の言葉があります。例えば「ウェーイ」。これは、一般人がハイタッチなどをする際に使う「イエイ!」という意味だけではなく、「おもしろい」「気持ちが盛り上がってきた」などの感情や、さらに「お疲れさま」「おはようございます」といった挨拶代わりなど、とにかく用途が広いのです。

また、お笑い芸人のEXIT(エグジット)のチャラ男漫才に出てくる「シクヨロ(よろしくお願いします)」「ヨロタノ(よろしくお頼み申します)」「ぶっかま(ぶちかます)」などのといった短縮語も多用します。

(7)やたら友達が多い

イベントなど、人が集まる場所に頻繁に顔を出し、ノリがよく積極的なため、友達が多いというのもパリピの特徴。しかし、その場限りの「友達」なので、LINEのアドレス帳が「この人、誰だっけ?」というアルファベットの名前+サングラスのアゲ写真の人でいっぱいなことも。

3:パリピ系への男女の本音5つ

パリピは世の中にどう受け入れられているのでしょうか。そこで世の男女に、パリピに対する本音を聞いてみました。

(1)バカっぽい

「若い人たちはともかく、社会人になってからも、いかにもパリピみたいな人たちは、ちょっと敬遠しちゃいますね。学生のノリが抜けていないというか、就職したら普通は落ち着くのかな、って思っちゃいます。ちょっとバカっぽいから彼氏にはしたくないですね」(Sさん・23歳女性/IT関係)

(2)大嫌い

「居酒屋とかでも群れて騒いでいるパリピ風の集団っていますけど、ハッキリ言って迷惑ですね。自分たちが楽しければいいっていう感じで、周りの目を気にしないところが大嫌いです」(Iさん・28歳女性/公務員)

(3)恋人にはしたくない

「自称パリピの女って、ビッチなイメージ。僕も華やかな場所は好きだし、クラブとかパーティで騒いでる子は、その場で遊ぶのは面白いと思います。でも、結婚を前提とした彼女候補にはならないです」(Yさん・31歳男性/マスコミ)

(4)憧れる

「自分がとても内気なタイプなので、元気でいいなって思います。僕には絶対にマネできないけど、ちょっと離れた場所で、憧れの眼差しを送っていますね。正直なところ、今からでもパリピなりたいし、一緒に騒げる仲間が欲しいです」(Uさん・21歳男性/配達員)

(5)ノリが良くて最高

「パリピな女の子はノリが良くて最高。それに、実は性格がいい子が多いんですよ。逆に、パリピを斜に構えている女子のほうが、ひねくれまがっているって感じますね。あと、週末ハメを外しているパリピほど、平日は仕事を真面目にがんばっていたりするんですよ。尊敬に値します」(Wさん・35歳男性/経営者)

4:まとめ

パリピは大人数で集まると周りが見えなくなってしまい、ときには周囲に迷惑をかけていることがあると思いますが、悪気はありません。彼らは純粋に今を思いっ切り楽しみたいだけなのです。

ハメを外したり、オンとオフの切り分けが下手といわれる日本人は、じつは彼らパリピに学ぶところもあるのかもしれませんね。