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精神科医に聞いた!オタクが「アニメ・漫画キャラに萎える瞬間」11個

原口知己

原口知己

 

前回の記事では、ゲーム・アニメに精通する精神科医の西井重超先生に、オタクが“ゲームキャラ”に萎える瞬間を伺い、3つご紹介しました。

今回は、“アニメ・漫画キャラ”に萎える瞬間を11個一気にお送りします。

 

1:ライバルが意地悪すぎて、話を見ていてしんどい

「少女漫画などでは、“ライバルの女の子が意地悪すぎて話を見ていてしんどい”というものもあるようです。また、自分の好きなキャラクターが裏切るような行動をした時に萎えてしまう人もいるようです。

一方、裏切った理由を脳内で補完して“ちょw でも、そんなところも萌えww”と愛が深まる人もいるようです」

 

2:ライバルの死、ストーリー展開の変更で興味が失せる

「例えば、北斗の拳で天帝編以降は好きではないという人がいるなど、自分が好きなキャラがいても、ストーリーが好みでないと萎えてしまう場合もあります。

ドラゴンボールでも“セルまでが面白かった”、“フリーザまでが面白かった”などという様々な意見があります」

 

3:見た目が極端に変化して、自分好みではなくなった

「“マクロスFでクラン・クランがマイクローン化(少女化)する”、“ガンダム00で刹那・F・セイエイが成長して大人になる”など、自分の好みではない見た目になってしまったことで萎える場合があります。

花より男子の道明寺司がストレートパーマをかけようとしたことがありましたが、あのままストレートヘアーになっていたら、もしかしたらファンが萎えたかもしれませんね」

 

4:デビューから好きだった作品がメジャーになってしまった

「あとからファンになった人が、自分が一番熱烈なファンであるかのように語り出すと、一部の昔からのファンは不快感を覚えます。

“黒執事は途中で綺麗に終わってほしかった”という意見など、話が完結しそうなのに人気だから続編が出たようなストーリー展開に“なんだかなぁ”としらける人もいるようです」

 

5:情報が更新されない

「時間の経過で、なんとなくまだ好きだけど、昔ほど熱中出来ないという場合があります。

例えば、公式作品が終わってゲーム化やドラマCD化がないなど、その後の展開がない場合はテンションが下がります」

 

6:突然の打ち切り

「自分の好きな作品が打ち切られたら萎えます。週刊少年ジャンプでシャーマンキングが打ち切られ、最終決戦がほんの数ページに凝縮されたことを記憶している人も少なくはないのでは。

ガンダムシリーズでは、ガンダムXが未完ではないものの放送期間の短縮のため後半の急速なストーリー展開をみせています。打ち切りはファンにとって、非常にはがゆくげんなりする展開です」

 

7:グッズが出ない

「ジャンプショップやアニメイトなどで、自分の好きな作品の新しいグッズが出ないと辛いです。店内を隅々まで探すも、無いと非常にヘコみます。

新しいグッズが出ている他の作品にちょっと嫉妬を覚えたりすることもあります」

 

8:アンソロジー・同人誌が出ない

「公式作品が完結した以後の楽しみのひとつに、ファンによるサイドストーリー作りがあります。これにも流行りすたりがあり、すたれてくると萎えます」

 

9:好きなキャラが変わる

「“学生の時は見た目重視だったけど、社会人になったら性格重視になった”などのような、本人の成長による好みの変化は二次元の世界でも起こります」

 

10:違うものに興味が移る

「“リアル彼氏・彼女が出来る”、“他に熱中するものができる”、などエネルギーを他のものに使うようになるときがあります」

 

11:学業や仕事が忙しくなる

「生きていくために時間をさかなければならない時、趣味の時間は優先的に減らされていくでしょう。そして、好きだった気持ちを忘れ徐々に萎えていくのです」

 

いかがでしたか?

西井先生のとても詳細な例えに笑ってしまいますね。「あるある!」と共感できる、オタクがアニメ・漫画キャラに萎える瞬間をお送りしました。

 

【取材協力】

※ 西井重超・・・元非リア充オタク精神科医。学生時代、攻略サイトは雑誌に載り、業界一のアーケードゲーム情報誌ゲーメスト編集者が参考にした。ゲームのやりすぎで学内の友だちと交流がなくなり成績は100人中98番という窮地に立ち留年。

その後ネットのオフ会で1,000人以上と出会い、精神医学を学び人間関係が苦手でも出来る自己愛を利用したコミュニケーションを提唱。恋愛に関しては現代女性の心理をうまく利用した『姫メソッド』など、恋愛術をもつ。

自身は友だちゼロからの逆転を果たし、ブログ・セミナー・執筆を通して簡単にできる人間関係のヒントを伝えている。現在は看護学生専門誌プチナースにて連載中。遠くは8時間かけて通院する患者もいる。