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友人の結婚式でのマナー6選!スピーチ、服装、ご祝儀はどうする?

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

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1:友人の結婚式に出席することになったら?

20代も半ばを過ぎると、学生時代に仲の良かった友人から久しぶりに連絡がきたと思ったら結婚式の招待状だった!なんてこともありますよね。

招待状をもらったら、まずは早めに自分の予定を確認して、出席できるかどうかの返事を出しましょう。返信の締め切りに間に合わないと、出席者の名簿などが作れず、相手を困らせてしまうことになります。

出席することが決まったら、服装など基本的なマナーを確認して当日を迎えるようにしてください。

2:服装から振る舞いまで!友人の結婚式でやってはいけないこと5つ

友人の結婚式に出るのが初めてという人や、久しぶりすぎてマナーを忘れたという人もいるかもしれません。結婚式のNGマナーを解説します。

(1)新婦より目立つ服装

結婚式ではあくまでも新郎・新婦が主役です。ドレスなどを選ぶときには、相手よりも派手にならないようにする必要があります。全身白い服はウェディングドレスとかぶってしまうのでNGです。

また、露出が派手な服も避け、ノースリーブの場合は必ずストールなどの羽織ものを用意してください。

(2)動物柄、ファーなどの小物

バッグなどの小物を選ぶ際は、動物柄やファーなどはNGとされています。これらは殺生をイメージさせるからです。

また、バッグはあまり大きなものではなく、最低限のものが入る小ぶりなものを選びましょう。荷物が多い場合は、バッグとは別にサブバッグとして布製のトートバッグや紙袋を使ってもいいですが、それを持ったまま会場に入るのは基本的にはNGです。クロークなどに預けましょう。

(3)素足、カラータイツ

足元も注意が必要です。結婚式でNGとされている靴は、つま先が出るオープントゥの靴、ブーツ、サンダル。

また、黒のストッキングやカラーのタイツ、網タイツなどもNGなので、ナチュラルベージュか少し明るめのベージュのストッキングを履いていきましょう。

(4)早く着きすぎる

結婚式という大きなイベントだと、どうしても早め早めに行動しなければと思ってしまいますよね。ですが、結婚式当日は、親族との打ち合わせや会場の準備・リハーサルなどでバタバタとしていることが多いです。

式場に着くのは早くても30分前。それ以上早く着いてしまいそうな場合には、近くの喫茶店でお茶をするなどして、時間を調整しましょう。

(5)ギリギリに駆け込む

会場に早く着きすぎるのも問題ですが、ギリギリになって走って駆け込むようなことも避けてください。理想は受付を開始時間の15分くらい前に終わらせておくことです。

もし電車の遅延など、遅刻しそうになったら早めに式場に連絡をして係りの人に伝え、開宴に間に合わない場合にどうすればいいのかなどを聞いておきましょう。

3:おもしろい系から感動系まで例文あり!結婚式の友人スピーチの作り方

(1)まずは流れを作る

スピーチには基本的な流れがあります。まずは以下の型に沿って内容を考えてみてください。

1.お祝いの言葉

2.自己紹介

3.思い出など

4.はなむけの言葉

5.締めの言葉

2の自己紹介は、新郎新婦と自分の関係を説明します。

「新婦の〇〇さんとは、大学時代からの付き合いで、試験前には徹夜して勉強したりもしました。新郎の〇〇さんと交際されたときにも、恥ずかしそうにすぐに報告してくれて、のろけ話をずいぶんと聞かされました。新郎新婦のことは、誰よりも私がいちばん知っているんじゃないかと思っています」

など、自己紹介というフィルターに包みながら、新郎新婦を紹介する、というイメージをもちましょう。また、結婚式のスピーチの「おもしろい」のレベルは、上で言うと、「のろけ話をずいぶんと聞かされました」や、「誰よりも私がいちばん知っている」程度です。

内輪ノリならゲラゲラ笑えることでも、さまざまな立場の人がいる場では「おもしろ」ではなく「失礼」「不快」となるので、求めすぎはやめましょう。

3の部分では、自分が発見した、聞く人に新郎新婦のステキさを感じさせるとっておきのエピソードを語りましょう。

例えば

「私が風邪で寝込んでしまったときに、仕事終わりに駆けつけてくれて、ささっと作ってくれた〇〇家直伝のなべ焼きうどんがとってもおいしくて、泣いたら、彼女もなぜかもらい泣きてしまって、結果、ふたりで号泣しました」

という話なら、友達思いで、料理上手で、感受性豊かで家族の関係も良好ということが伝わってきます。

(2)長くなりすぎないように

一般的に結婚式のスピーチは3~5分くらい。5分以上になると、みんなの集中力が途切れてしまいます。スピーチの原稿ができあがったら、実際に口に出して読んでみて、時間を計測しましょう。

(3)基本は褒める

結婚式のスピーチの「おもしろい」というのは、新郎新婦の秘密を暴露したり、ディスって笑いを取る、といったものではありません。

具体的で、わかりやすく、聞いているゲストたちが「ますますふたりの幸せを祝福したい」と思うような、人間性を感じさせる内容こそが「おもしろい」のです。例えば、

上っ面をほめちぎっているだけでは、ペラペラのスピーチになってしまいますが、「基本は褒める」を意識しましょう。

また、過去の恋愛の話などを持ち出すのもいけません。

(4)書いたものを読み上げるだけだと感動は激減

大勢の前でスピーチをするとなると、緊張してしまいますよね。ですから、話したい内容を便箋などに書いておくことはOKです。

ですが、その紙を読み上げるだけだと、感動スピーチにはなりません。あくまでも手紙はメモ代わりくらいに思っておき、顔をあげ、ゲストのに語りかけるように話しましょう。

また、折々のタイミングや、はなむけの言葉のときには、新郎新婦と視線をあわせながら話しましょう。和やかな温かい雰囲気になりますし、目が合ったことでうっかり感極まって、それが周囲の心を揺さぶるきっかけになったりもします。

(5)禁句に注意する

結婚式では忌み言葉や重ね言葉など、使ってはいけない言葉がたくさんあります。

例えば、壊れる、冷える、失うなど関係性の悪化を連想させる言葉は使ってはいけません。また、重ね重ね、しばしばなど、繰り返しの言葉は離婚・再婚をイメージさせるためNGです。

スピーチの原稿内にこのような言葉が入っていないかどうかは、しっかりチェックしてくださいね。

4:友人の結婚式でのご祝儀の渡し方

結婚式のご祝儀の相場は関係性によって変わってきます。基本としては3万円が相場だと思っておけば間違いないでしょう。

ご祝儀はご祝儀袋を袱紗(なければハンカチ)に包んで受付に持っていき、受付で袱紗から取り出して受付の係りの人に渡します。

受付では最初に「本日はおめでとうございます」という言葉をかけることを忘れずに。ご祝儀袋は相手が文字を読める方向にして渡します。

5:基本的なマナーはしっかり守って!

結婚式はその人にとって一生に一度の大きなイベントです。友人として祝福したいと思って参加するのに、マナーがなっていないと台無しになってしまいます。

せっかくの結婚式を気持ちよく過ごすためにも、基本的なマナーはきちんとおさえておいてくださいね。