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就活がうまくいかない!なかなか内定がとれない原因と対処法8選

松田優

松田優Y.Matsuda

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目次

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1:就活がうまくいかないのはなぜ?

ひと言で就活と言っても、企業説明会に参加し、エントリーシートを書き、インターンに行ったり、OB/OG訪問をしたりと多忙なもの。新卒採用の場合は、ときに学業よりも力を入れる必要があるのではないかと思うほど。

そんな就活も、長期戦になると焦る気持ちが出てきます。みんなと同じように努力していても、うまくいかないのはなぜなのでしょうか。

2:就活がうまくいかない理由5つ

何事も、頑張っているのにうまくいかないのには理由があります。就活がうまくいかない理由を、5つ挙げてみました。

(1)自己分析不足

就活は、企業と自分が対等な関係で契約を結ぶための商談の場です。「自分を雇用すると会社にとってこんなメリットがありますよ」ということを伝えるためには、まず自分をよく知る必要があります。

自己分析ツールのストレングスファインダーや、エニアグラム診断を使ってみたり、その結果について自分をよく知っている友達と話してみたりすると、深掘りできることがあります。

(2)企業分析不足

対等な立場で契約を結ぶのが雇用契約ですから、相手のこともよく知っている必要があります。面接で必ず聞かれる志望動機では、会社の理念への共感や業務内容への興味、利益提供などを語ることになります。

会社説明会への参加はもちろん、企業のホームページをよく研究することは必須。さらに、その企業が提供しているサービスや商品に触れると、理解を深めることにつながります。

(3)ミスマッチ

希望している業界と、自分の適性がマッチしていないことも考えられます。「好き」だから「できる」とは限らないし、「興味はない」けれど「得意」ということもあります。

たとえば、接客業を希望しているけれど、実はバックオフィスのほうが適性が高いということも。この問題は、自己分析と企業分析を深めることで解消できる場合もあります。

(4)動機が弱い

就職したい理由を考えたことはあるでしょうか。企業への志望動機とは別に、なぜ自分が組織に所属して働きたいのか、という点がふんわりしていると、企業への志望動機も弱くなりがちです。

どんな生き方がしたくて、それにはどんな環境、どんな人間関係、どんな働き方が必要か。就職する=新しいスタート地点に立つことと考えてみましょう。

(5)意思が明確でない

転職の際の就活と比べて、新卒一括採用では、みんな就活している、みんな就職する、新卒で就職できないと人生が終わる、という考えで就活をしているケースも多く見られます。行き詰まって思い悩む前に、自分がそれに当てはまっていないかを、よく考えてみるといいでしょう。

「みんなが」ではなく「自分はどうしたいのか」という視点が大切です。

3:就活がうまくいかないときの対処法5つ

あまりにうまくいかないと焦りも出てきますね。就活がうまくいかないときの対処法を、5つご紹介します。

(1)客観的に自分を見つめる

新卒でも中途でも、就活がうまくいかないのは、自己アピールがうまくいかないときです。自分を客観的に見つめ直してみましょう。

長所と短所を書くと、短所ばかり出てくるというのは、よくあること。しかし、短所と長所は表裏一体。一見短所であっても、捉えようによっては長所に変わったり、短所を長所でカバーできたりすることもたくさんあるものです。

(2)相手をよく知る

就職を希望している企業についてよく調べると言っても、どうすればいいのかは悩ましいところですね。そんなときは、自分の凸と企業の凹みが合致する点を探してみましょう。

理念や方針、働き方などを、誰が見てもわかる点の理解は基本です。それ以外のところで、企業が自分に給与を払う価値があると感じさせる点をアピールできるように準備しましょう。

(3)ほかの業界も見てみる

第一志望の業界を、選んでいる理由は、勉強してきた分野やこれまでの経験からという人が多いでしょう。確かに、知識や経験を活かせる業界で働くというのは、効率がいいですよね。

しかし、実際に働くとなると、希望の企業ではオーバースペックの場合も。また、ほかの業種を調べたら課題が見えて、自分のスキルがそれを解消できるかもしれません。分野が違っても、必要な価値提供ができれば、採用される可能性も高まります。

(4)頭の中を整理する

うまくいかないまま就活していると、いま自分がどういう状況かを見失ってしまうこともあるでしょう。そんなときは、自分の頭の中を可視化して、ひとつずつ整理していきます。

紙とペンを用意して、モヤモヤしていることなどは全部書き出してみましょう。アウトプットすることで思考が整理されます。さらに、情報として捉えられるため、より冷静に考えることができます。

(5)本当に就職したいのか見つめ直す

就活してみているけれど、果たして自分は本当に就職して働くことを望んでいるのか、よく見つめ直してみましょう。そもそも就職したいと思っていないのならば、うまくいかなくて当然ですよね。

親を安心させるためとか、新卒で就職しておいたほうが世間体がいいとか、主体性を欠く理由が出てきたら、別の道を模索するのもありかもしれません。

4:まさかの内定ゼロ!? 就活がうまくいかなかったときの対処法3つ

どんなに頑張っても、どうしても就活がうまくいかないこともあります。完全に心が折れてしまう前に、選択肢としてもっていると少し気持ちが楽になる対処法を、3つご紹介します。

(1)派遣社員として働く

不安定なイメージのある派遣社員。しかし、社会保険完備で交通費支給、フルタイム勤務ができるため、考え方によってはメリットも大きくなっています。

有期派遣は満期後に直接雇用の可能性もありますし、無期派遣に転換すれば3年を超えて同じ企業で働くこともできます。若年者のキャリア形成の制度もあるので、サラリーマンになりたい人には、おすすめできる働き方です。

(2)もう少し学生でいる

新卒の場合は、進学や、専門的な知識を学ぶために、学生を続けるというのも一手。学生とは少し違う立場になりますが、研究補助員として、ゼミ等の教授の元に残ってアルバイトさせてもらうという方法もあります。

転職するときには、雇用保険を一定期間以上納めていれば、職業訓練制度が利用できるケースも。職業訓練校に通いながら、生活費の補助も受けることができます。

(3)フリーランスとして働く

いっそのことフリーランスとして働くのもアリ。はじめはアルバイトをしながら生活費を稼ぎつつ、実際に受注して実績を作っていくのもいいでしょう。

なにも、就職しなければお金を稼げないわけではありません。パソコンとスキルがあれば、どこでも誰とでも仕事ができる時代です。新卒フリーランスなら、早くからキャリアが積めてラッキーかもしれません。

5:まとめ

なにかと悩みが多くなりがちな就活。うまくいかないからって、人生が終わるようなことはありませんし、日々は流れるように続いていきます。もし、悶々と悩んでしまうときには、この記事を参考に、就活がうまくいくように対処してみてください。