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LINEで出会いはある?LINEでの出会いが危険な理由と注意点

松田優

松田優Y.Matsuda

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目次

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1:LINEで出会いを求めたことある?

数あるスマートフォンアプリの中でも、特にメジャーな「LINE」。最近では、LINE掲示板やオープンチャットといったオンラインコミュニティの機能も登場しました。LINEを使って出会いを求めることはできるのでしょうか。

そこで今回『MENJOY』では、独自のアンケート調査を実施。20代~30代の未婚男女219名を対象に「LINEで出会い求めたことはありますか?」という質問をしてみました。

結果は以下のとおりです。

ある・・・18人(8%)

ない・・・201人(92%)

LINEで出会いを求めた経験がある人は、全体の1割にも満たない結果となりました。マッチングアプリといった出会いの専門ツールが便利ないま、あえてLINEで出会いを探そうという人は少ないのかもしれませんね。

2:LINEで出会えると噂の方法5つ

もし、LINEを出会いの場として活用したい場合、どのような方法があるのでしょう。5つのパターンを調べてみました。

(1)「HOP」を使うと出会える?

「HOP」とは、LINE連携のマッチングアプリ。最大の特徴は「LINEの友達の友達と出会える」ことです。「HOP」に登録すると「HOPに登録しているLINEの友達の友達」がアプリ上に表示されるので、そこから気になった人を見つけて“いいね”を送り合うというシステムです。

これは、LINE自体を出会いのツールとして使うわけではありませんが、LINEの情報をもとに出会いを探すことができる画期的な方法。プライバシーの保護や年齢認証などセキュリティ面がしっかりしていることも魅力です。「HOP」は、新しい出会いのツールとして浸透していきそうな予感がしますね。

(2)ハッシュタグ検索で出会える?

LINEのタイムラインで「#profile」や「#友達募集」などを検索して、出会いを探すという方法もあります。実際に検索すると、出会いを求めているような投稿がヒットするでしょう。

ただ、少し前まではタイムライン上でIDの交換やQRコードの投稿などができていたのですが、現在は規制によりできなくなっています。そのため、実質的にはハッシュタグ検索で出会いを作ることはできないも同然と言っていいでしょう。

(3)LINE掲示板を使うと出会える?

「LINE掲示板」とは、お互いのLINEIDを交換するサイトのこと。「LINE」という名前はついていますが、LINEが運営しているわけではなく、まったく別のサービスです。

「LINE掲示板」で検索するとさまざまなサイトが出てきますが、投稿を見る限り、あまり安全とは言えない様子。かなり直接的な表現で出会いを募集しているものや、業者のサクラ、営業目的の投稿も多いため、真剣な恋愛を求めている人には不向きな印象です。

(4)その他のSNSを使うと出会える?

TwitterやInstagramなどでも、「LINE交換」「ID交換」といった言葉で出会いを求めている人もいますよね。

中には真剣に出会いを探している人もいるかもしれませんが、素性のわからない相手と安易にIDの交換をするのは考えもの。トラブルに巻き込まれる可能性の高い、危険な方法と言わざるをえません。

(5)オープンチャットを使うと出会える?

LINEで繋がっていない人とでも自由にトークを楽しむことができる、LINEのオープンチャット機能。出会いにはもってこいの場にも思えますが、利用規約で出会いを目的とする行為や、IDなどの個人情報を投稿することは禁止されているため、オープンチャットを使って出会いを求めること自体ができなくなっているのが現状です。

3:LINEでの出会いが危険な理由5つ

LINEでの出会いは危険であるという認識は、ある程度広まっていますよね。その理由を改めて知っておきましょう。

(1)アカウント停止になってしまう

LINEの利用規約で禁止されている「出会いや交際目的の投稿」や「出会いを狙ったグループの作成」をすると、LINEのアカウントに利用停止措置がとられる可能性があります。

停止になってしまったアカウントは再度使うことができません。新たにアカウントを作り直さなければならなくなり、大変な手間と労力がかかってしまったりするでしょう。

(2)トラブルに巻き込まれる可能性が高い

LINEが広まり始めた当初は、出会いの場として利用する人が多かったのも事実。ID検索なども、いまよりずっと簡単にできていたことを記憶している人も多いでしょう。ただ、その結果としてトラブルが多発していたことも否めません。

LINEのIDを他人に教えること自体、一定のリスクを伴う行為であると認識する必要があるでしょう。

(3)相手の身元がわからない

LINEに限らず、SNSで出会った相手がどのような人物なのか、正確に知るのは難しいもの。相手から教えられた情報はすべて嘘、という可能性もあるのです。

ほかのSNSに比べてLINEは密室度が高く、おのずと危険性も高くなってしまいます。相手の身元がはっきりわからない状態で濃い繋がりを作ってしまう……そのデメリットは、出会いのメリットよりずっと多いと言えるでしょう。

(4)詐欺目的の場合もある

LINEのID交換を餌に、詐欺目的で近づいてくる人がいるのも事実。「恋人が欲しい」「出会いを求めている」という人には隙が生まれることが多く、狙われやすいため注意が必要です。

1度IDを相手に知られてしまうと、取り消すことはできません。詐欺に利用されてしまったアカウントを使い続けることも難しくなり、結果的にアカウントを作り直さなければならなくなることもあるでしょう。

(5)アカウントを乗っ取られてしまうかもしれない

見ず知らずの人とIDを交換してやりとりをしているうちに、ID以外の個人情報も知られてしまい、結果的に乗っ取りの被害に遭うというケースもないとは言えません。

万が一、アカウントが乗っ取られてしまうと、自分だけでなくLINEで繋がりがある友達や家族にも迷惑がかかってしまうかもしれないのです。

4:じゃあ安全な出会いってどうすれば?LINEでの出会い以外の出会い方3つ

LINEでの出会いは危険度が高いことがわかりました。では「安心・安全」な出会いは、どこにあるのでしょう?

(1)信頼できるマッチングアプリを使う

同じオンライン上の出会いでも、安全が保障されたマッチングアプリであれば安心度はぐんとアップ。会員登録する際に本人確認が行われている、トラブル回避のための防衛策がとられているなど、信頼できるアプリであれば安心です。

ただし、そのアプリのなかでも安易にLINEのIDを公開することがないよう、気をつけなければなりません。

(2)街コンや合コンに行く

オンライン上での出会いはやっぱり不安、という場合は街コンや合コンに出かけてみるのもおすすめ。実際に足を運ぶ手間はありますが、より確実に自分好みの人に出会うことができるというメリットもあります。

街コンや合コンの相手を、アプリやSNSで探してみるのもひとつの手。その場合も、安全性の高いサイトを使って用心することを忘れないようにしてくださいね。

(3)出会い目的ではないコミュニティに参加する

出会い目的の場だけに出会いがあるわけではありませんよね。趣味や好きなもののコミュニティに参加することで、共通点がある人と自然に繋がりを作ることができます。

オンラインでもオフラインでもOK。別方向からアプローチすることで、思わぬ出会いをゲットできるかもしれません。

5:まとめ

LINEはあくまで連絡ツール。出会い目的としては、やや不向きと言わざるをえません。

いまや、LINEのIDは住所や電話番号と並ぶ個人情報のひとつと言っていいほど大切な情報です。安易に他人に漏らすことがないよう、自分自身できちんと管理していきたいですね。