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中学生男子にありがちな「馬鹿馬鹿しい自分ルール」6つ【前編】

小野陽

小野陽

中学生男子が「これだけは絶対に譲れない」と思っている“自分ルール”は、大人から見たら不可解なものばかり?

今回は、これまで好評だった“中学生男子の生態について探るシリーズ”の記事でもおなじみ、作家・小川康弘さんに“中学生男子にありがちな自分ルール”を6パターン教えていただきました。

まずは、【前編】3パターンをご紹介します。

 

目次

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■1:女子には自分から話しかけない

「これには2タイプが考えられます。ひとつは性格がクールな男子。女子に興味はありますが、プライドが邪魔して自分から話しかけようとしません。このタイプは意外とモテるので、努力してもモテない男子からは羨ましがられます。

もうひとつのタイプは、プライドの高さと顔が比例していないタイプです。中学生は一番自意識が過剰な時期。異性からモテたくてしょうがありません。なのにモテない現実。

しかし、そういう男子に限って自分から女子に話しかけることに対して悔しいと感じます。結局、女子と話す機会が思うように訪れず自分から話しかけます」

 

■2:部活を休むのは月2回くらいまで

「あまり休むと周囲に後れを取りますし、サボりがちな奴だと思われて悪口や陰口の対象となりかねません。かと言って毎日練習に参加していたら疲れます。

なので、大きな怪我や体調不良がない限り、休んでも月2回くらいまで、と、何となくなルールを設けています」

 

■3:母親とふたりで買い物に行かない

「中学生ともなると、男子は母親との関係が微妙になります。うっとうしい存在であり、口もきかなくなる子も多いはず。しかしお小遣いは母親からもらわないとなりません。かつ、母親と一緒でなければ買えないものも多々あります。

ですが、母親とふたりで出かけるところを見た同級生は“マザコン”だの“乳離れしていない”などの目で見てくることもしばしば。女子に見られたら、向こうはそんなことを思っていなくても恥ずかしさに襲われ、思わずどこかに隠れたくなります。

そのため、“武士は食わねど高楊枝”よろしく、欲しいものがあっても母親とだけは買い物に行くことを避けます」

 

こうして見てみると、中学生男子って、やっぱりなんだか面倒くさいイキモノですね……。このテーマ、まだまだ続きます!

 

【参考】

※ 小川康弘・・・1977年2月13日生まれ。作家。芸人時代に文芸誌にて小説を多数発表。著書に短編小説集『かてきょ!』がある。現在、小説の他にテレビ、CM、ライブ等の構成に携わる。ツイッターは@ogawayasu。