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LINEの返事…心理学的には「じらすべき」か「即レスすべき」か~心理学者・平松隆円のモテ女子講座~
平松隆円R.Hiramatsu
もはや、電話やメール以上に欠かせないコミュニケーション手段となったLINE。友達や家族との連絡だけではなく、仕事でも利用するという人も少なくないのでは。
そんなLINEですが、恋愛においてよく話題になるのが、「彼からLINEがきたらすぐに返信するべきか、じらすべきか?」という問題。はたして、心理学的にはどちらが正解なのでしょうか?
心理学的に考えるLINEの恋愛テクニック
今回の記事を書くにあたって、学生たちにLINEを使った恋愛テクニックについて、話を聞いてみました。
ちゃんとした統計ではありませんが、アンケートの結果、一番多かったのは“すぐに返信をせずに、じらす”というもの。
“シンプルな返事をして素っ気ないそぶりを見せる”という女の子も、そこそこいました。じらすわけではないけれども、ちょっと冷めてる風によそおって、気を惹くという、いわゆる“追いかけさせる戦略”ですね。
意外と少なかったのは、“すぐに返信をする”とか、“ハートをたくさん使う”という女の子たち。どうやら、思っている以上にLINEで積極的にアプローチする女子大生は少ないようです。
返事が早い=興味がある!
彼からのLINEに、すぐ返事をすべきか、じらすべきかは、絶対的な正解があるわけではありません。彼とのLINEの“雰囲気”で、どちらが効果的かが変わります。
たとえば、返事をじらす場合。
彼といい雰囲気でLINEのやりとりしているときに、あえて既読をつけてから時間を空けて返事をすると効果的です。というのも、いい雰囲気でじらすことで、「アレ、なんか変なこと言ったかな?」と彼を不安にさせ、あなたのことを気にするよう仕向けるという効果が期待できるからです。
ですが、これはなかなか恋愛のテクニックとしては上級者向き。恋愛の駆け引きのような複雑なコミュニケーションは、誰にでもできるわけではありません。
普通は、ひとの興味の深さと対応の速度に関係性が存在します。わかりやすくいえば、LINEの場合、相手のことに興味があると、自然と返信が早くなります。それが普通なんです。つまり、じらすことよりも素早く返信することで、自分の相手への興味を潜在的に示す方がいいんです。
そう考えると、じらすよりもすぐに返信するほうが、いいんです。
即レスで、好意の“お返し”を狙う
また、ひとの心理や行動には、返報性(お返ししたい気持ち)があります。それは、好きという感情にもあてはまるのです。相手が自分のことを好きだと、自分も相手のことを好きになるんです。
その意味でも、できるだけ早く返信をして、好意を彼に示しておけば、彼もあなたに好意をお返ししてくれるわけです。
そのほうが、恋の駆け引きをしようと返信を遅らせるより、確実に彼の好意を引き出すことができるはずですよね。
いかがですか。
“じらし”は高度なテクニック。それゆえ、思った効果を得られるとは限りません。だったら基本に立ち戻って、相手への好意をあらわすために“即レス”を心掛けるほうが有効といえそうです。
彼からLINEがきたら、余計なことは考えず、返事は素早く返しましょうね。