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ついに謎を解明…ジーンズ大好き男性の特徴2パターン
北本祐子
女性が理解できない男性のこだわりのひとつが、ジーンズへの愛。まったく無頓着な人もいる一方で、こだわる男性は“何百万円もするビンテージデニムをはいている”なんてことも。
その深い謎について、解き明かしたい!
そこで、国内外のファッションブランドのPRをする『PR01.』大橋祐太さんに、“男性のジーンズへのこだわり”について根掘り葉掘り聞いてきました。
ちなみに、大橋さんもジーンズ大好きで、数十本持っているそうです! あまりのジーンズ愛に、左肩にはジーンズをモチーフにしたタトゥーまで入れちゃったのだとか……。
■男性はジーンズに歴史やロマンを見出している!
まず、どうして男性はジーンズにこだわりを持つのでしょうか?
「女性はスタイルを良く見せたり、自分にとって可愛い服に興味を強く持っていますよね。
でも男性の場合は、ジーンズに生地や縫製・ギミックに興味や違いを求めています。他の人に自慢できる、人に話したくなるようなディテールを欲しているのです。
また、男性には実はロマンチストが多くて、歴史の長いジーンズというアイテムにロマンを見出し、掘り下げて過去を調べるという人が女性よりも多いですね」
“男性の方が女性よりもロマンチスト”という話は、「実は男性の方がずっとロマンチックであることが明らかに」などで何度もお伝えしている傾向。
でもまさか、ジーンズにまでロマンを感じているとは! 正直、ジーンズの歴史なんて女性にはどうでもいいお話ですよね。
■あなたの彼は“生デニム派”? それとも“加工・シルエット”派?
先程のコメントから、男性がジーンズにこだわる理由のひとつがわかりましたね。
でも、ビンテージ系のデニムって、いわゆる“作業着”の時代に多少、ゆったりめにデザインされたもの。現代の男性の体形にピッタリ合うわけではないはず。
シルエットへのこだわりはどうなのでしょうか?
「ジーンズは、大量生産の象徴的なアイテムのひとつであり、それ故に沢山の種類もあり、好みも様々です。
感度の高いジーンズ愛好家に話を絞って考えると、ふたつに大きく分かれると思います。『Levis Vintage Clothing』と『Levis Made&Crafted』の2ブランドで比較して説明したいと思います」
なんと、大橋さんによると、ジーンズ好きの男性は次の2パターンに分かれるそうです。
1:生デニム(リジットジーンズ)派
ひとつめは、洗いも加工もかけていない“生デニム”(リジット/rigid)の状態からはき込む、本物志向の男性たち“生デニム派”。
このタイプの男性について、大橋さんの解説は以下の通り。
「はいた瞬間から、体型・動きの癖・生活習慣など、あらゆる要因から同じ色落ちのジーンズは1本も存在しない、という信念の元、自分だけのジーンズを“育てる”という意識ではきこみます。
また、例えば同じLevisの501でも太さや付属品や縫製など多々違いがあります。『Levis Vintage Clothing』ではいくつかの年代に焦点を絞り、毎シーズン、各部位や生地など忠実に再現されているクオリティの高い復刻モデルを展開しています。
この中からお気に入りの年代をチョイスし、リジットから自分色に育て上げます。つまり、“自分だけのオリジナル”へのこだわりです」
例として大橋さんが見せてくれたのは、1933年モデルのRigid、29,925円。79年前のジーンズの復刻で、3万円以下なんですね!
気が付くと、大橋さんの鼻息が荒い……。しまった、ジーンズのタトゥーを入れる男のハートに火を点けてしまった!?
2:加工・シルエット重視派
もうひとつが、秀逸な加工や巧妙なパターン技術により、足が綺麗に見えるパンツを求める男性たち“加工・シルエット重視派”。
このタイプの男性について、大橋さんの解説は以下の通り。
「カジュアルなジーンズというアイテムに上品さを強く求める男性達もここにあてはまるかと思います。
代表例を挙げるのであれば、『Levis Made&Crafted』。高級生地に一流の縫製技術・加工技術が加わり、上品かつ美しいシルエットを実現しています。
太ももから膝を通り脛までの色落ち“縦落ち”も巧妙で、美脚効果もあります。また、ディテールでの遊び心も、感度の高い男性の興味を強くひきます」
例として大橋さんが出してきたのが、Made&CraftedモデルのShuttle Straight。はきこんでできる色落ちや皺を加工で作ってあります。
いかがでしたか? つまり、自分でイチからジーンズを“育てて”いく派と、始めから好きなデザインにつくりあげたものを“買う派”がいるのです!
それでもやっぱり、彼氏やあなたの周りのオシャレ男子がどっち派なのか見極めるのは至難の技。なので、会話もからめながら、どっち派かを見極めてみると面白いのではないでしょうか。