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結婚10年目って夫婦にとってどんな年?ベストなお祝い方法やプレゼント

松田優

松田優Y.Matsuda

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目次

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1:結婚10年目ってどんな年?

結婚10年目は、結婚記念日の中でも大きな節目となる1年です。結婚してすぐに子どもが産まれた家庭の場合は、育児もひと段落してふたりの時間が作れるようになるころでしょう。

結婚25周年を銀婚式、結婚50周年を金婚式と言うように、結婚10周年には、錫(すず)婚式、またはアルミ婚式という名前があります。ふたりにとって特別な日だからこそ、いつもと違う方法でお祝いしたいですよね

2:結婚10年目のあるある3つ

結婚生活も10年目になると、ふたりの関係性も徐々に変化してきます。結婚10年目の夫婦あるあるを3つご紹介します。

(1)恋愛感情から家族愛に変わる

日常生活にパートナーがいることが当たり前になると、次第に恋愛対象から家族のような存在に変わっていきます。そのため、結婚当初は毎日ドキドキしていたけど、時間が経つにつれ恋愛感情が薄らいだ……というのもよくある話。

結婚10年目は、新しいふたりの関係性を築きだすころ。恋愛感情が薄らぐ、というとマイナスな出来事のように思えますが、恋愛感情から家族愛に変わることで、より心の距離が縮まったという夫婦も多いですよ。

(2)スキンシップが減る

結婚したばかりのころは毎日イチャイチャしていた……という夫婦も、10年経つとスキンシップが減ってしまうそう。特に子どもが産まれたあとは育児に忙しく、それを機に触れ合う時間が一切なくなったという夫婦も。

スキンシップが減っても変わらず仲がいい夫婦もいますが、やっぱりパートナーと触れ合いたいと思う人もいるはず。その場合は、無理に増やそうとせず、お互いのペースに合わせて取り入れていくことが大切です。

(3)言葉がなくてもお互いの考えがわかる

10年間も一緒に生活していると、相手の行動パターンがわかってくるものです。言葉がなくても「いまこうしてほしいんだろうな」と相手の考えが見えることも多く、阿吽の呼吸でスムーズに行動できることもしばしば。

お互いの考えがわかるということは、普段から相手のことをよく見て、コミュニケーションを取り合っている証拠でもあります。ただし、「言わなくても伝わるでしょ」という態度が見え見えだと、喧嘩の原因となるので注意。

3:結婚10年目のお祝いの仕方5つ

ふたりにとって大きな節目となる結婚10周年目は、どのようなお祝いをするのがベストなのでしょうか。

今回『MENJOY』では、20〜50代の既婚男女347名を対象に、「結婚10年目のお祝いとしてしたことがあれば、何をしたか教えてください。」を聞いてみました。その結果のうち、多かった意見を5つにまとめてみました。

(1)豪華な外食でお祝い

「大好きなお店で、いちばんの大好物と高級ワインで乾杯しました」(59歳男性/会社経営)

「高級ホテルのビュッフェに連れて行ってもらった」(52歳女性/主婦)

「ふたりだけで高級フレンチに行きました。贅沢な食事をする機会が少なかったので、特別な日になりましたね」(42歳女性/コンサルタント)

フレンチやイタリアン、ホテルのビュッフェといった、豪華な食事で結婚10年目をお祝いする夫婦が多く見られました。夜景が見えるレストランや目の前でシェフがお肉を焼いてくれるお店など、贅沢な雰囲気が味わえる場所を選ぶのがおすすめ。

おいしい食事に舌鼓を打ちながら、これまでの結婚生活を振り返ってみたり、ゆっくり会話を楽しだりと、ふたりの時間を満喫しましょう。

(2)ジュエリーを贈る

「第二の結婚指輪をプレゼントしてもらった」(48歳女性/主婦)

「10年目のお祝いなので、スイートテンダイヤモンドの指輪を贈った」(57歳男性/公務員)

結婚10年目のお祝いの定番と言えば、スイートテンダイヤモンド。スイートテンダイヤモンドとは、結婚10年目をお祝いして10石や1.0カラットのダイヤモンドを贈るという、いわば風習のようなもの。ダイヤモンドの生産・加工を行うデビアス社が、1990年代に行ったプロモーションをきっかけに、結婚10年目のお祝いの定番として知られるようになりました。

スイートテンダイヤモンドに限らず、普段使いしやすいネックレスやペアリングを新調する夫婦も。高価なジュエリーで、記念すべき結婚10周年目を華やかに飾ってみてはいかが?

(3)旅行に行く

「結婚10年目のお祝いとして家族でハワイ旅行に行ってきました」(41歳男性/営業)

「子どもを預けて夫婦で温泉旅行。久しぶりに嫁とふたりでのんびり過ごせましたね」(51歳男性/その他)

結婚10年目は特別な日にしたいという思いから、温泉旅行や海外旅行に出かけてゆっくり過ごした……という夫婦も多いようです。国内では観光スポットの多い京都や沖縄が、海外ではハワイやグアムといったリゾート地が人気とのこと。

仕事や家事を忘れてのんびり過ごせば、心身のリフレッシュにも効果的。結婚記念日のお祝いと合わせて、家族で楽しい思い出づくりに励むのもいいですね。

(4)ホームパーティーでお祝い

「結婚記念日は、毎年お寿司でお祝いしてますが、10年目はそこにたくさんのケーキを追加しました」(48歳女性/主婦)

「家でおいしいワインを飲みながら、奥さんの作る手料理をいただきました」(33歳男性/人事)

特別な場所には出かけず、自宅でホームパーティーを楽しんだという夫婦も。ホームパーティーなら、周りの目を気にせずゆったりお祝いができるので、堅苦しい場所が苦手という夫婦や小さな子どもがいる家庭にもおすすめです。

コロナ禍をきっかけにデリバリーの種類も増えたので、上手に活用すればお店のような豪華ディナーを自宅で再現することもできますよ。

(5)ふたりきりでデート

「奥さんがディズニー好きなので、サプライズでディズニーリゾートへ連れていきました」(43歳男性/販売職)

「ヘリで東京の夜景を見るナイトフライト」(57歳男性/研究・開発)

結婚10年目という節目の年は、夫婦水入らずでデートを楽しんだという意見もありました。テーマパークをはじめとした定番のデートスポットに出かけるのもよいですし、夜景を見たりバーで飲んだりなど、大人ならではのデートを楽しむのもおすすめ。

どれほど毎日見慣れた相手であっても、デートとなればいつもと違って見えてくるもの。久々のデートをきっかけに、よりいっそう愛が深まったという夫婦も多いです。

4:結婚10年の夫・妻への気持ちは?

結婚10年目は夫婦間で気持ちの変化が起こりやすいタイミングであり、10年目という節目で離婚を決意する夫婦も少なくありません。その一方で、深い絆を結び合った夫婦が多いのもまた事実。

結婚10年目を過ぎた夫婦にお互いへの気持ちを聞いてみると、夫は妻に対して「親や兄弟以上に大切な家族と思っています」と、妻は夫に対して「よき友人、よき伴侶として感謝しています」と回答。

一緒にいる時間が長くなるほど、相手への恋愛感情が落ち着いてくると同時に、家族としての愛情や信頼感が芽生えてくるもの。結婚10年目は、夫婦が「恋愛関係」から「家族」に変わるひとつのタイミングなのかもしれませんね。

5:結婚10周年記念に贈りたい夫へのプレゼント3選

結婚10年目のプレゼントには、「これからも一緒にいようね」という気持ちを込めて、形に残るものや長く使えるものを贈ってみてはいかがでしょうか。結婚10周年記念におすすめのプレゼントを3つご紹介します。

(1)時計

時計のプレゼントは、結婚10周年にちなんで、歳月や時間というものを意識した贈り物としてもぴったりです。これまでの夫婦生活を振り返るきっかけにもなり、「いままでありがとう、これからもよろしく」という前向きなメッセージとしての効果も。

また、男性が身に着けている時計は周りからチェックが入りやすい部分であり、なるべく質のいいものやキレイなものを着用したいところ。ひとりの男性としても喜ばれやすいプレゼントと言えるでしょう。

(2)万年筆

万年筆は、出先や取引先の人との打ち合わせのときなど、ビジネスでも大活躍のアイテム。使い捨てのボールペンにはない高級感が漂い、スーツから万年筆が出てくるだけで「デキる男」と見られることもしばしば。

結婚10周年を迎える人の多くは30~40代。身なりはもちろん、持ち物にも気を遣っていきたい世代です。仕事に励む夫に、一生ものの万年筆を贈ってみてはいかがでしょうか。

(3)手作りのアルバム

高価なプレゼントを望んでいない……という夫には、お手製のアルバムで「思い出」をプレゼントするのもおすすめ。楽しかったことから大喧嘩したことまで、10年間のさまざまな思い出を詰め込めば、世界にひとつだけの特別なプレゼントに仕上がります。

アルバムを見終わったあとは、夫婦の絆を感じてもらえるはず。お酒を片手に、アルバムを見ながら「あんなことやこんなことがあったね」と語り合うのも楽しそうですね。

6:まとめ

楽しいことも辛いことも乗り越えてきた10年間は、夫婦にとってかけがえのない時間です。しかし、一緒にいることが当たり前になると、ついつい相手の大切さを見失ってしまうこともあるでしょう。

結婚記念日のお祝いは、パートナーの大切さを再確認するいいチャンスでもあります。「一緒にいて楽しい」と思えるお祝い方法やプレゼントで、結婚10周年という特別な一年を盛大にお祝いしましょう。