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夫婦喧嘩の頻度やよくある原因|なるべく減らして早く仲直りするには?
コマツ マヨM.komatsu
1:夫婦喧嘩の頻度って?
今回『MENJOY』では、既婚の20〜40代男女読者に「夫婦喧嘩の頻度」についてアンケートを行いました。結果をご紹介します。
ほぼ毎日・・・13人
週に1回以上・・・41人
1か月に数回・・・74人
半年に数回・・・79人
年に一度程度・・・40人
ほとんどしない・・・118人
まったくしない・・・56人
もっとも多かったのは、なんと「ほとんど喧嘩をしない」という回答でした。ついで「半年に1回」「1か月に数回」という結果になりました。「週に1回以下」や「ほぼ毎日」など頻繁に喧嘩をしている人は少ない結果となり、世間の夫婦の多くは毎日平穏に暮らしているようですね。
2:夫婦喧嘩のよくある原因7つ
(1)子育ての方針
子どもが生まれてから喧嘩が増えたという夫婦も多いもの。子育てをめぐって意見の相違や参加度合いで衝突することが増えるようです。
特に子どもが小さい間は、初めての育児やワンオペ育児でいっぱいいっぱいの妻が、これまでどおり自由に振る舞う夫に対して不満を爆発させるケースもよくあります。
(2)家事の分担
家事分担は夫婦の揉めごとの中でもとても大きな問題でしょう。結婚前や一緒に住む前に家事の分担について話しておかないと、いざ生活が始まってから不満が募り、喧嘩につながってしまいます。
家事を一切しない父親や、家事をひとりで全てこなす母親のもとで育った夫だと、家事は当然女性がするものと思い込んでいる場合も。考え方の共有や家事分担の希望はきちんと話し合っておくべきです。
(3)相手の些細な言動
恋人同士の頃は、嫌われないように、喧嘩にならないようにと気を遣い合っていたふたり。でも、一緒に住み始めると慣れが生じ、相手の些細な行動や言葉にイラッとしてしまうこともあります。
イラっとしていることが顔や行動に出て、それを見た相手が同じくイラッとして、険悪なムードになる……。あとはご想像にお任せします。
(4)お金のこと
お金の問題は生活に直結します。お金に対する価値観が違う夫婦は、衝突することも多いと考えられます。一生懸命節約しているのに相手に浪費癖があったり、勝手に借金をしてくるなど悪い癖があったりすると、相手のことを信用できなくなってしまいますね。
(5)コミュニケーション不足
夫婦喧嘩も一種のコミュニケーション。普段からコミュニケーションがとれている夫婦は、仲直りするのも上手です。お互いを信頼しているので、喧嘩になる前に話し合いをし、解決に導くこともできるでしょう。
普段コミュニケーションが不足している夫婦は、いざ喧嘩になったときに怒鳴ったり寛容をぶつけ合ったりするだけで、悪い方向にしか進まないことがあります。
(6)義父母との関係
義実家の問題は深刻! 義実家への不満や嫁姑問題で悩んでいるのに夫が助けてくれない、夫がわかってくれないなどで夫への不満が爆発することもあります。義両親への不満を直接言うことができない分、その矛先が夫へ向いてしまう場合も。
(7)機嫌が悪い
感情の起伏が激しい人、波がある人とは喧嘩になりやすいものです。機嫌が悪いという個人の問題なので対処のしようもない上、感情をコントロールできない相手にうんざりしてしまうことも。
3:夫婦喧嘩は疲れる…なるべく減らすコツ7つ
(1)挨拶をしっかりする
「おはよう」「おかえり」「おやすみ」などの基本的な挨拶に加え、「ありがとう」や「ごめんね」「いただきます」「ごちそうさまでした」などの最低限の言葉を伝えることはとても大切です。
夫婦とは言え元は他人同士。夫婦間でも人間関係の基本である挨拶や声かけはおろそかにしてはいけません。
(2)言いたいことは言う
言いたいことがあっても自分の中に溜め込む人がいます。「自分が我慢すれば喧嘩せずに済む」と思って言いたいことを言わない人もいますが、夫婦の問題をどちらか一方だけが我慢するのはおかしいですし、溜め込んでいつか爆発してしまうのであれば我慢する意味はありません。
言いたいことは溜め込まず伝えましょう。喧嘩になる場合もありますが、話し合って解決に導ける場合だってあるはずです。
(3)言い方には気をつける
言いたいことは我慢せずに伝えるべきですが、ポイントは言い方。回りくどい伝え方では伝わりませんが、ストレートすぎると新たな喧嘩の原因に。
感情的にならないこと、こちらの要望を伝え、どう改善してほしいか具体的に伝えることで、建設的に話し合うことができます。
(4)話をする時間を作る
夫婦間で問題が生じたとき、話し合う時間を作っていますか? 喧嘩になったときしか問題に向き合わない、夫婦で面と向かって話し合うことがない、相手が決めたことにいつも従っているなど、話し合いに慣れていないと感情をぶつけ合うだけの無意味な喧嘩になってしまいます。
(5)期待しすぎない
家事をしてくれない、早く帰ってきてくれない、子どもの世話をしてくれない、など相手が「〜してくれない」と腹が立つのは、相手に期待をしすぎているから。
喧嘩の少ない夫婦は、相手に必要以上に期待をしません。相手が何かしてくれることを期待し、そのとおりに動いてくれないことに腹を立ててしまうので、期待しすぎないことが夫婦円満のコツなのです。
(6)適度な距離を保つ
夫婦と言えども、常にべったりしていると息苦しくなってしまいます。良好な関係を保つためにも、適度な距離感を保つのがベスト。
相手との距離が近いとそれだけ相手の嫌な部分も見えますし、些細なことでイライラしたり、自分の思いどおりの行動をとってくれないと腹が立ってしまったりします。夫婦であっても他人であり、共に生活するパートナーであることを理解して。
(7)寝て忘れる
喧嘩や険悪なムードのまま次の日にまでもち越さないことが、夫婦関係を良好に保つコツ。どんなに喧嘩をしてもその日のうちにできるだけ解決し、モヤモヤした気持ちが残っても寝て忘れるようにしましょう。次の日の朝起きたら、何事もなかったようにいつもどおりに行動を。
4:夫婦喧嘩から仲直りする方法5つ
(1)手紙で謝る
仲直りしたいけれど、自分からごめんと言うのはけっこう勇気がいるものです。そこで、仲直りのきっかけとして、置き手紙がおすすめ。
「さっきはごめんね」「帰ったらいつもどおりに過ごそう」など、簡潔な言葉で伝えて。長々と手紙を書くと「まだ言い足りないのか」と嫌な気持ちになってしまうかもしれないので、ひと目で謝罪の気持ちが伝わる形がベスト。
(2)LINEやメールで謝る
LINEやメールで謝るのも効果的。ひと言「ごめん」とメッセージを入れておくだけでこちらの謝りたいという気持ちが伝わりますし、仲直りをするきっかけが簡単に作れますよね。手紙と同じく、長い内容ではなく簡潔な言葉で伝えるほうがスムーズ。
(3)些細なプレゼントを贈る
ただ謝るだけでは恥ずかしい人、うまく謝罪の気持ちを表せない人は、仲直りのきっかけに何かプレゼントを贈るのもいいかも。相手の好物を買ってきたり、欲しかったものを贈ったり、些細な喧嘩なら夕食に好きなメニューを作る……といった形もよいかもしれません。
(4)話し合いの時間を作る
喧嘩になったときに話し合うのは大切なことですが、喧嘩になる前にあえて話し合いをするのも大切なことです。
喧嘩の理由になりやすい家事の分担や子育ての方針、お金の話は、喧嘩したときよりも冷静なときに話し合うべき。不満をぶつけ合うのではなく、改善するための会話を心がけて。
(5)デートに誘う
夫婦喧嘩をしたことはきれいさっぱり忘れ、気持ちを切り替えるためにも、デートに誘ってみてはいかがでしょうか。生活空間である家の中では、ついつい相手の行動が気になったりイライラが募ってしまったりします。
おしゃれな空間やリラックスできる場所なら、喧嘩することもなく仲良く過ごせます。コミュニケーションをとりながら、上手に仲直りを。
5:夫婦喧嘩は仲直りが肝心
喧嘩するのは簡単ですが、仲直りするには少し勇気がいりますよね。喧嘩のあと、どう仲直りするかがポイント。あとに響かないよう、上手な喧嘩&仲直りを意識して。