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「22歳差」でもうまくいく?年の差20歳以上のカップルが付き合うポイント
松田優Y.Matsuda
目次
隠す1:芸能界で話題を呼んだ「22歳差」カップル
芸能人夫婦には年の差カップルが多い印象がありますよね。なかでも「22歳差」のご夫婦と言えば、こちらの2組を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
(1)武田真治さん・静まなみさん夫妻
2020年に入籍をされた武田真治さん、静まなみさんご夫妻。結婚当時の年齢は武田さん47歳、静さんは25歳でした。
フィジカルトレーニングを熱心にされていることでも有名な武田さん。インスタグラムで披露されたツーショットを見る限り、とても22歳の年齢差があるカップルには見えません。パートナーと大きく年が離れていることで、見た目の若々しさをキープするモチベーションにもつながりそうです。
(2)石田純一さん・東尾理子さん夫妻
2009年に入籍された石田純一さんと東尾理子さんご夫妻も有名です。結婚当時から話題に事欠かないおふたりですが、既に結婚11年目。3人のお子さんにも恵まれ、幸せな家族を築いていらっしゃいます。
東尾さんは初婚ですが、石田さんは3度目の結婚。周囲の反対も愛の力で乗り切ってゴールインしました。ブログなど発信力もあるしっかり者の理子さんと、マイペースに生きる石田さん。年の差をものともしない相性のよさが、夫婦円満の秘訣なのかもしれませんね。
4:20歳以上年の差があるカップルのメリット5つ
年の差はハンディキャップになるとは限りません。大きく年齢差があるからこそのメリットも、たくさんあるのです。
(1)世界が広がる
世代間の違い、いわゆる「ジェネレーションギャップ」はデメリットとして捉えられがちですが、マイナス要素であると決めつけることはできません。
同世代とは違った価値観やものの考え方に触れることは、お互いにとっていい刺激になるはず。また、パートナーを通して違う世代の人との付き合いをすることで、さらに世界は広がりやすくなるでしょう。
(2)競い合うことが少なくなる
同年代同士となると、愛するパートナーであってもライバル的な関係になりやすいですよね。何かと張り合ってしまい、ケンカをしてもお互い譲ることができないケースもままあるもの。
その点、年齢差が大きく開いていれば、お互い差があって当たり前という認識があるため、そもそも競い合うこと自体がないのです。
(3)落ち着いた関係を築きやすい
カップルのいざこざやすれ違いは、お互い素直になれないことが原因で起こりがち。甘えたいのに甘えられない、頼ってほしいのに遠慮される……年齢差のあるカップルではそういった意地の張り合いがないため争いが起こりにくいのです。
年上側は年下相手に寛容になることができ、逆に年下側は年上に素直に頼ることができる。いいバランスでいられるため、穏やかで落ち着いた関係を築くことができるのです。
(4)経済的に安定している可能性が高い
年齢と収入が比例すると断言できない時代ではありますが、それでも年代が上になるほど経済的余裕が見込めるもの。収入だけでなく、貯蓄の面でも期待できるでしょう。
男性が年上であるケースはもちろん、女性が年上の場合も同じ。ある程度の年齢まで独身でいた女性はしっかり仕事をして自立しているため、経済的に安定している可能性も高いと言えます。
(5)尊敬心が芽生えやすい
同世代のカップルはお互いを「共に成長していく相手」とみなしていることが多いですよね。同じラインに立っているからこそ、強い結びつきを感じるもの。一方、年の差カップルの場合は「お互いの違い」こそが関係の肝となります。
年上の強みである経験豊富さや処世術。年下らしい柔軟さや未来に前進するパワー。どちらも年齢差ゆえの違いです。それぞれ、自分にないものをもった相手だからこそ、尊敬の念が生まれやすいでしょう。
5:20歳以上年の差があるカップルのデメリット3つ
年の差カップルにはメリットも多いものの、デメリットがまったくないわけでもありません。もし年の差がある相手をパートナーにしたら? 気になる点を3つ挙げてみました。
(1)老後の介護問題
年齢が上のパートナーを選んだ場合、どうしても避けて通ることができない介護の問題。同世代カップルに比べて、早い段階で介護問題に取り組まなければならないでしょう。
結婚をした年齢によっては、結婚生活より介護生活のほうが長くなってしまう可能性もないわけではありません。
(2)子どもの問題
現実問題として、年齢を重ねた女性にとって妊娠や出産は大きな負担。年齢が上がれば上がるほど、そのあとの育児を含めて体力的な心配が出てきます。個人差が大きいため一概に言うことはできませんが、男女ともに生殖機能に衰えが出てくることも否めません。
また、育児に必要な費用を準備できるかどうかも大きなポイント。子どもの進学とパートナーの年齢、収入の状況を見越したうえで子どもの件を考える必要があるでしょう。
(3)離婚を経験している場合は家族間の問題
結婚をする以上、パートナーの過去とも無関係ではいられないもの。石田純一さん、東尾理子さん夫妻のように、年上のパートナーには結婚歴があるケースが少なくありません。
前の配偶者との間にできた子どもの問題、養育費、家族としての付き合い方など、悩みの種は尽きないと言えそうです。
3:年の差20歳以上のカップルが長続きするポイント5つ
20歳以上の年の差があるカップルが円満に幸せな家庭を築いていくために、心に留めておきたい注意点を5つピックアップしました。
(1)年上だからといって偉そうにしない
年齢が上だからといって、むやみに偉そうにするのは御法度。年の差を盾に力関係をコントロールしようとすると、かえって相手が反発するだけです。いい関係を作るどころか、年齢差が悪い方向へと働いてしまうでしょう。
年上を敬うべきである、という考え方もありますが、パートナーとしてはフラットな関係が理想。年齢ではなく個人として向き合って、歩み寄ることが大切です。
(2)相手を尊重し合う
世代が違うと、どうしてもジェネレーションギャップは避けることができません。結婚生活を送るうえでは、金銭感覚や人付き合いなど、細々としたところで認識の違いが生まれるのも必至。
そこで喧嘩腰になったり、自分の感覚だけを正しいと思ったりせず、相手を尊重することが重要です。認め合う姿勢こそが、いい関係作りの第一歩なのです。
(3)年をとってからのことを想像しておく
20代や30代で結婚した同世代カップルであれば先延ばしにできる問題も、年の差カップルだとそうもいっていられません。曖昧な話をするだけでなく、老人ホームや墓のことなど、具体的なビジョンも必要です。
備えあれば憂いなし。悲観的に考えるのではなく、ほかのカップルより準備万端にしておくつもりで、きちんと話し合いをもっておきましょう。
(4)平等な関係を築くようにする
年齢の差は、ただの数字の差ではありません。精神的、肉体的、経済面……さまざまな差につながる大きな違いです。自然と同じような立場に立ってものを考えることができる同世代カップルとは違い、年の差カップルは油断すると「世代間のズレ」が関係のズレにつながります。
上から目線でもなく、へりくだりすぎることもなく。年齢差をふたりの関係の魅力のひとつとするためにも、平等な目線にたってお互いを思いやる必要があるでしょう。
(5)お互いにライフステージが異なることを理解しておく
20年という長い年月の差は、そのままライフステージの差につながります。一方はまだ仕事を始めたばかりでキャリアのスタート地点にいたとしても、一方は既にゴール間際まで来ているということも十分ありえる話です。
人生を一緒に歩むということは、相手の人生を理解するということ。いまの自分の考え方や常識を押しつけず、相手の人生との違いを受け入れることが大切です。
6:まとめ
年齢差があることはデメリットと受け取られがちですが、当人同士が魅力に感じていれば問題なし。お互いの立場や考え方をきちんと尊重する心さえあれば、きっとうまくいくはずです。
年の差にとらわれず、自分にとって本当に相性のいいパートナーを見つけることができれば素敵ですね。