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「性格がいい人」ってどんな人?いい人そうで実は裏がある性格の悪い人の特徴
松田優Y.Matsuda
目次
隠す1:「性格がいい人」とは?
「性格がいい人」は優しいだけでなく、ときには厳しい意見も言える強さをもっている人ではないでしょうか。なんでも共感するだけであったり、とんちんかんなアドバイスをしていたりするだけでは「性格がいい人」にはなれません。
優しさももちろん必要。それに加え、相手の立場や気持ちを考えることができて、自分をしっかりともっている人。そして、物事をポジティブに捉えることができ、適切なアドバイスができたり、手を差し伸べたりできる人こそが、「性格がいい人」と言えるでしょう。
2:性格がいい人の特徴5つ
さらに具体的に、性格がいい人の特徴を5つ見ていきましょう。
(1)誰に対してもオープンマインド
誰に対してもオープンマインドでいられるということは、自分の心にブレがなく、自信があるということ。そういう人は、相手の意見がたとえ自分と違う意見でも素直に聞き入れて尊重することができるのです。
(2)裏表がない
誰にでも同じ態度で接せられる、裏表がない人は、いつでも素直に自分の意見を言うことができます。上司がいるときはやたらとへりくだるのに、あとで悪口を言うなんてこともないし、陰口に花を咲かせるなんてことも皆無です。
(3)人の悪口を言わない
性格がいい人は、どんな人でも受け入れます。そして、もし、間違っていると感じることがあれば本人に直接伝えるでしょう。そして、相手を気遣えるので、人を傷つける言葉を使うことありません。
(4)目上の人にも自分の意見が言える
性格がいい人はどんな人でも平等な態度でいられます。目上の人だからと自分の意見を飲みこんだり、相手の言いなりになったりすることはありません。しっかりと自分の意見を伝えることができる強い心をもっています。
(5)人の話を聞ける
性格のいい人は、話を聞いているときもスマホを触ったり、つまらないそうな態度をとったりすることはありません。相手が話しやすいように相槌をして、終わりまでしっかり聞いてあげることができます。自分を犠牲にできる、とも言えるでしょう。
3:気をつけて!実は性格が悪い人の特徴5つ
性格のいい人と見せかけて、実は性格が悪い人だったということもあります。その特徴を見ていきましょう。
(1)なんでも「そうだよね」と合わせる
どんな話にも「そうだよね」と共感をしてくる人は、話しやすくて性格がいい人に見えますが、実は他人にあまり興味のない人。悪口や陰口にも「そうだよね」と合わせていれば、あちらこちらで悪口に加担していることになってしまいます。
性格のいい人は悪口には共感しません。自分の意思や意見がなく周りに合わせるのはその場をやり過ごすにはいいですが、性格のいい人とは言えないでしょう。芯のない性格の悪い人になってしまいます。
(2)あなただけ特別という
性格のいい人はどんな人でも対等な気持ちと態度でいることが特徴。特定の誰かを特別扱いすることはありません。
「あなたは特別」と言って優しくしてくれるといい人に見えますが、逆に考えれば特別扱いをしない人もいるということです。恋愛対象への特別はまた違ったものですが、職場などで「特別に許してあげる」など特定の人だけ贔屓をしているのは性格の悪い人と言ってもいいでしょう。限定的な優しさに騙されてはいけません。
(3)「ここだけの話」が多い
「ここだけの話」が多い人に性格のいい人はいません。性格のいい人は裏表のない人なので、誰かの噂や情報をむやみに人に話すことはありませんし、特定の人だけに話すという行為もしないでしょう。
「ここだけの話」という人は口の軽い人が多く、あちらこちらで「ここだけの話」をしている可能性も高いです。性格の悪い人は秘密を守れないというのも特徴だからです。性格のいい人は裏表がないとは言え、秘密にしてと言われたことはちゃんと守ってくれます。
(4)やたらアドバイスしてくる
相手のためを思ってアドバイスをするのは性格がよく見えますが、やたらとアドバイスが多いのは相手の意見を尊重しない場合があります。自分の意見がいちばん正しいから素直に聞いておけと、押しつけてしまうようなものです。
常に適度なアドバイスができるならば「性格がいい人」ですが、やたらとアドバイスが多く相手が迷惑していることにも気づけないなら、それは性格のいい人とは呼べません。ただのありがた迷惑な人になってしまいます。
(5)相談に乗っている風だが詮索している
相談に乗っているように見えて、相談者のことをや周りを詮索している人は、それをふりまこうとしているのかもしれません。相談した以上のことや関係のないことまであれこれ聞いてくる場合には、少し注意したほうがいいかもしれません。
4:本当に性格がいい人になるための行動5つ
「性格がいい人」と言われるためにはどのような行動をとればいいでしょうか。
(1)困っている人は助けて見返りを求めない
困っている人がいたらかまわず助けましょう。この人は助けるけど、この人は助けないなど、選り好みしてはいけません。そして、見返りを求めてはいけません。「助けてあげたい」が叶ったら、それでギブアンドテイクが成立した、という発想をもちましょう。
(2)物事は前向きに捉える
ネガティブが続いてしまうと、人への不満や悪口につながってしまうことがあります。嫌なことや上手くいかないことがあっても、その事態の中から、ポジティブな要素を探しましょう。常に前を向くイメージでいることが大切。
(3)相手のことを変えようとしない
相手の考えに共感できなかったとしても、その考えを改めさせようとするのはやめましょう。それは、押しつけです。自分自身が人の意見に左右されないというだけで十分です。
(4)できないことはていねいに断る
性格がいい人になりたいからといって、なんでもかんでも頼みごとを引き受けてしまって、結局できないとなれば本末転倒です。嘘つき呼ばわりされる可能性だってあります。
できないことはできないとちゃんと断る勇気と誠実さをもちましょう。できることをできる範囲でやることが大切。そして、断るときは「ムリ!」などとバッサリやるのではなく、相手を思いやり、「それはちょっと自分には難しい。ごめんね」など、ていねいに断りましょう。
(5)人間関係は完璧でないことを知る
どんなに性格がいい人でも、腹が立つこともあるし、人から嫌われることだってあります。そうしたときにあらがうのではなく、受け止めていきましょう。思うようにならなくて当たり前なのが人間関係です。
いい人になりたいばっかりにしんどくなってしまう……などいうことがくれぐれもありませんように。
5:いいことばかりじゃない?性格がいい人あるある3つ
性格がいいからといって、いいことばかりはわけでもありません。
(1)性格が悪い人に傷つけられる
性格がいい人は基本的に優しいです。なので、邪悪な考えが理解できないというところがあります。そのため、信じたのに裏切られるという事態に見舞われることも。そんな人だとは思わなかった、そんなふうに思われて悪口を言われているとは……と傷つくこともあるでしょう。
また、嫌がらせへの耐性もないので、例えばSNSなどでの心ないコメントから受けるダメージも大きくなってしまいがちです。
(2)「付き合いにくい」と言われることがある
性格がいい人は真面目すぎるところもあり、付き合いにくいと言われてしまうこともあります。、また、砕けた会話やふざけたじゃれ合いをまともに受け止めてしまい「空気が読めない」「めんどくさい」と言われてしまうことも。
(3)思うことをはっきり言いすぎて孤立する
性格がいい人は裏表がない一方で、誰にでも思ったことをはっきりと言いすぎるという面もあります。そのため、目上の人を立てるような場面や、暗黙の了解で成り立つような場面を濁してしまうこともありえるのです。
「確かに言ってることは正しいけど、もうちょっとこう……あるよね?」となって、敬遠されることもあるでしょう。
6:まとめ
性格がいい人の特徴を見てきました。性格がいい人なりの悩みもあるかもしれませんが、人としてはまっとう。ぜひ目指していきたいところですし、「性格がいい人」を保護していきたいものですね。