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自信のない人の特徴10選!残念な行動・思考パターンと克服方法を紹介

中田綾美

中田綾美A.Nakata

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1:自信のない人が自信をもつには?

ランチに何を食べるかなど日常のささいなことから、どんな仕事に就くか、誰と結婚するか(あるいはしないのか)という重大イベントに至るまで、人生は選択の連続。そんなとき、あなたは自信をもって「自分はこうしたい!」とわが道をえらぶことができますか?

自信のない人は、「失敗したくない」「人から変に見られたらどうしよう」という気持ちが先走り、安全で無難なルートに流れされがち。そのため、「何であのとき自分の思いどおりにしなかったんだろう」という思いに苛まれることも少なくありません。

そんな自信のない人が自信をもつにはどうすればいいのでしょうか。まずは、次章で自信のない人の行動・思考パターンを10種挙げます。自分にどれくらい当てはまるかチェックしてみてください。

2:自信のない人の特徴10

(1)自分で決めるより他人に決めてもらったほうが楽だと感じる

自信のない人はとにかく物事を決めるのが苦手。たとえば、「お昼、何食べたい?」と尋ねられると、そもそも食べたいものが思いつかずに「何でもいいよ」と答えたり、あるいは内心「新しくできたラーメン屋に行きたい」と思っても言い出せず、目の前の相手から「じゃあいつものパスタにしようか」と提案されると「うん、それでいいよ」と合わせてしまったり……。

また、3人以上での話し合いでは、自分がどう思うか、どうしたいかは二の次。何となく場の空気を読んで多数派につこうとするようなところもあります。

自分で考えたり、相手を説得したりするのは面倒。他人に決めてもらったほうが平和で楽だと感じるのは自信のない人の典型的な特徴です。

(2)自分の意向よりも他人にどう思われるかを優先する

自信のない人は、進学や就職など重要な決定すら他人任せにしがち。「A大学(会社)に行きたい」という憧れはあっても、親や教師から「あなたにはBが合っている」とすすめられれば、あっさりBを選択します。

また、「自分の進路くらい全部、自分で決めてきたわよ!」と豪語する人も要注意。自分で決めたつもりでいても、実は、自分の気持ちに向き合ったうえでの判断ではなく、親が喜ぶように先読みして、親の価値観に沿って決めたにすぎないということはないでしょうか。

自分の意向よりも、他人にどう思われるかを優先すると、自分で主体的に人生を選び取ったという自信が育ちません。そうすると、ますます自分で物事を決められず、他人基準で考えてしまうという悪循環になります。

(3)本当に自分が好きなものがわからない

何事も自分で考えたり決めたりするのではなく、他人任せにしてきた結果、自信のない人は「自分はこれが好き!」という自然に湧き上がる感情すら乏しくなってしまうことがあります。

たとえば、ファッションなども、自分の気分が上がる、着心地がいいかなどで選ぶのではなく、「他人にすすめられたから」「流行しているから」という基準で選んでいないでしょうか。

また、趣味の活動は彼氏や友達の影響でやっているだけで、本当は心から楽しめていない……なんて人も、自分に自信がもてていない可能性が高いです。

(4)身近な人にも本音を話せない

自信のない人は、自分で自分のことすら信用できないのですから、ましてや他人に心を許すことなど不可能。「こんなこと言ったら嫌われるかも」「どうせ否定されるから」という不安があり、自分の本音をどんな身近な人にも打ち明けることができません。

友達がいないわけではありませんが、孤立するのが怖いので、深い人間関係を築けないのも自信のない人の特徴です。

(5)他人と自分を比較しがちである

ここまで再三、お伝えしてきたように、自信のない人は「自分はこうしたい」「自分はこれが好き」という自分の基準が確立できていません。自分の物差しがないと、「自分は自分、他人は他人」ととらえられず、他人と自分を比較して自己嫌悪に陥ります。

たとえば、身近な友人に彼氏ができた場合、素直に祝福できず、自分が負けたような気がする。自分に彼氏がいる場合も、周囲のカップルと比較して、自分は何だか幸せじゃない気がする。あるいは、彼氏の元カノよりも自分は劣っているような気がする……。

自分がどう感じているかという自身の気持ちに向き合わず、他人と比較することばかりに気をとられていると、いつまでも内面が満たされることはありません。

(6)褒め言葉を素直に受け取れない

人から褒められたときに「そんなことないですよ」と謙遜するのは、多くの人に当てはまることでしょう。自信のない人の場合、ただ口でそう言うだけでなく、心から褒め言葉を否定してかかるようなところがあります。

たとえば、「こんなのお世辞に決まっている」「何か下心があるのでは?」「もしかして高度な皮肉?」「私もお返しに相手を褒めないと気まずい」などが、自信のない人の思考パターンです。

(7)変化を嫌い、現状維持を好む

自分に自信のない人は、未知のことに挑戦するのが苦手。失敗するのが怖いので、変化を嫌い現状維持を好みます。

もちろん、「いまの自分は最高に幸せ! だからずっとこのままをキープしたい」というポジティブな現状維持ならいいのですが、自信のない人の場合、そうではありません。

たとえば、いまの仕事にやりがいは感じられないけれど、転職はしたくない。浮気性な彼氏にさんざん振り回されているけれど、自分から別れを切り出すことも、再発防止に向けて話し合うこともできない。

そんなふうに自信のない人は、現状に不満だらけなのに、その状態に甘んじてしまうのです。

(8)マニュアルがないと不安になる

自信のある人は、前例のないことに挑戦するのが大好き。他方、自信のない人は、失敗することを極度に恐れ、未知の問題に直面すると、「どうすれば正解なの?」とマニュアルがないことに不安を覚えます。

自信のない人は失敗の責任を負いたくないのです。マニュアルどおりにやってうまくいかなければ、それはマニュアルが悪いのであって、自分の責任ではない……。

しかし、そんなふうにマニュアルばかりに頼ろうとすると、「自分でクリアできた!」という達成感が得られないので、ますます自信のない人間になってしまいます。

(9)過去を悔やむことが多い

「あのときああすればよかった」「なぜあんなことしたんだろう」など、過去をくよくよ悔やむのも自信のない人の残念な行動パターン。就寝前のベッドの中でも、「今日もいい1日だったー」と充実感をかみしめるよりも、その日の自分の失敗や人にされた嫌なことばかりが思い出されます。

そんなふうにネガティブな記憶をリピートすると、ますます「自分はダメ」「何をやってもうまくいかない」というイメージが強化され、より自信を失うという負のループです。

(10)ブランドに弱い

自分に自信があるかどうかは、自分の価値をどれくらい信じられるかと言い換えることができます。

ここでいう「自分の価値」とは、学歴や収入などで測れるものではありません。自分に自信がある人は、学歴や収入が低かろうが、「生きているだけで自分は最高に価値がある」と自分をまるごと肯定することができているのです。

逆に、自分に自信のない人は、自分の存在価値に不安があり、わかりやすい権威にすがろうとします。人よりなるべく高い学歴、収入がほしい。人がうらやむ社会的ステータスの高い職業に就くか、有名企業に勤めたい。ファッションもとにかくブランド重視!

また、パートナー選びにおいても、自分が相手のことが好きかどうかよりも、いわゆる「三高」のようなスペックで判断してしまうようなところがあります。

3:自信のない人が自信をもつ方法8

上記10種の特徴にガッツリ当てはまる人が、自信をもつにはどうすればいいのでしょうか。実は日々のちょっとした行動しだいで、自分に自信をつけることは可能なんです。

(1)日々小さな決断をする

自信のない人の特徴にひとつに「自分のことを自分で決められない」という点が挙げられます。こうした優柔不断さを克服するには、まずは日々のちょっとした決めごとも他人任せにしないように心がけましょう。

たとえば、ランチのメニューもまわりに合わせるのではなく、本当に自分が食べたいものを選ぶこと!

自分の昼ご飯も決められない人間が、ましてや人生の岐路に立たされたとき、自分で決断できるわけがありません。日々の小さな積み重ねで、決断力をアップさせましょう。

(2)日々新しいことに挑戦する

自信のない人は、失敗することを恐れ、現状維持を好みます。こうした臆病さを改善するために、日々新しいことに挑戦しましょう。

「新しいことに挑戦」と言っても、大それたことではありません。たとえば、いつもとは違うルートで通勤する、書店でまったく興味のないジャンルの売り場に立ち寄ってみるなど、小さなチャレンジでOK!

変化は恐ろしいことではない、むしろ楽しいことなのだ、という感覚を日常から少しずつ身につけていきましょう。

(3)ひとりで行動する時間を意識的に増やす

自信のない人は、人と一緒に行動するとどうしても相手に合わせてしまいます。そこで、なるべくひとり時間を増やして、自分のことは自分で決めざるをえない環境に自分を追い込みましょう。

たとえば、いつも職場の同僚と一緒にランチをとっていたのを、あえてひとり飯にする。ひとり飯ならではの自由なお店選び、メニュー選びを楽しみましょう。あえていままで行ったことのないお店やメニューにトライすれば、上記(1)日々小さな決断をする、(2)日々新しいことに挑戦するを同時に実現できて一石二鳥です。

(4)思い切り打ち込める趣味を探す

まわりに合わせるばかりで、自分の好きなことを見失ってしまうのも自信のない人にありがちな現象。

「私はこれが好き!」という実感を得られるように、思い切り打ち込める趣味を探してみましょう。あまり堅苦しく考えず、ピンとこなければすぐにやめてもいいので、とにかく気軽にいろいろ試してみましょう。

(5)過去をポジティブにとらえ直す

ネガティブな記憶ばかりを掘り返して、ますます「何てダメ人間なんだ!」と自信喪失する人におすすめの方法は、過去をポジティブにとらえ直すこと。

黒歴史だと思い込んでいた過去も、ちょっと見方を変えると、意外といい思い出になることもあります。たとえば、高校時代、自分はスクールカーストの底辺にいたけれど、友達とのバカ話には腹を抱えて笑っていた。希望の大学にはいけなかったけれど、自分なりに受験勉強はがんばっていた。大学に入って初めてできた彼氏には結局振られたけれど、ドキドキする体験がいっぱいあった……。

うまくいかないことはたくさんあったけれど、そのとき、そのときの自分は精一杯生きていたことを振り返ると、自分の人生まんざらでもない……という気がしてきませんか?

また、人によっては、「つらいことばかりでいい思い出なんかない」とどうしてもポジティブな面を見い出せないこともあるでしょう。その場合は、そんな過酷な状況を生き抜いてきた自分を褒めてあげてください。

(6)失敗は学び・成長の機会だととらえる

自信がない人は「失敗=汚点」だという思い込みが強く、失敗を恐れすぎる傾向があります。この思い込みを払拭するために、失敗を学び・成長の機会だととらえるようにしましょう。

過去の失敗を思い返して嫌な気分になったときも、ただ自己嫌悪で終わらせないこと。「あの失敗のおかげで自分は慎重に行動するようになった」「人の痛みがわかるようになった」など、自分にとってプラスになった面が少しでもあるのではないでしょうか。

日々の小さな失敗についても同じです。くだらないミスをして凹みそうなときは、「とりあえず経験値が上がった!」と自分に言い聞かせましょう。

(7)人に見えない部分にお金をかける

SNSなどでブランド物を見せびらかす人がいますが、あれこそ自信のない人の典型的な行動パターン。他人からどう思われるかばかり気にしていては、一向に心は満たされません。

自分に自信をつけるためには、人に見えない部分にお金をかけましょう。たとえば、下着などは効果的です。自分の気分が上がるデザインのもの、着心地のいい下着にお金をかけると、自分にはそれだけの価値があると実感できて自信につながります。

そのほか、家で使うタオルなどを、ちょっと高級なものにするのもおすすめです。人に見せるためではなく、本当に自分が気持ちよくなるためのことにお金をかけましょう。

(8)日々小さな達成感を大切にする

ここまで挙げた(1)~(7)をいきなり実行するのは至難の業。いざ、「よし今日から自分は変わるぞ!」と決心しても、つい人任せになったり、安全策をとってしまったりして、「やっぱり自分はダメだなあ」とくじけそうになる人が多いかもしれません。

はじめから完璧にこなそうとしなくていいんです。むしろ、上記(1)~(7)のうち、1日にひとつでも実行できれば御の字。もっと自分を甘やかして、丸1日、何も成し遂げられなかった……という日があってもOKです。

どんな小さなことでも行動を起こせた自分を褒めましょう。そうした日々の達成感が、積み重なることで大きな自信につながります。

3:自信のない人も日々の積み重ねで変われる!

自信のある人と自信のない人の違いはほんの紙一重。何だか人生つまらない……という人は、自信を取り戻すべく、小さな一歩を踏み出してみては?