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英語は難しい!英語が難しい原因と英語が苦手な人向け学習法5つ
松田優Y.Matsuda
目次
隠す1:英語って難しい…英語が難しすぎる理由と対処法は?
ひたすら暗記をして、なんとか乗り越えることができた試験と違って、実践英語となると、その難易度は格段にアップします。さらにビジネス英語となると、もうお手上げ状態ですよね。
英語が難しいと感じる最大の要因は、何といっても、普段から触れる機会が少ないこと。特殊なケースを除けば、日本に住んでいる限り、英語が必要になることはまずありません。
必要ないから使わない、使わないから身につかないの負のループ。それを裁ち切るためには、まず英語に触れる機会を作ることが大切です。
2:日本人にとって英語が難しいと感じられる理由5つ
中学、高校と6年間も勉強したのに……よく言われるセリフですよね。
真面目で知られる日本人が、何年もかけて一生懸命勉強しているのに、どうして英語力が向上しないのでしょう。経験談から、その理由を探ってみました。
(1)日常で英語を使う機会がなさすぎる
「日本で暮らしていると、よっぽどのことがない限り英語を使う機会はありませんよね。使わなければ忘れるのは当然だと思います。逆に言えば、日常で目にする英単語は意味を理解できますから。もし日本でも毎日英語を使うような生活になれば、自然と話せるようになるのかなと思ったりもします」(Aさん・40代女性)
(2)日本で習う英語の発音とネイティブの発音が違いすぎる
「アメリカに旅行に行ったときに、ファーストフード店で大変な思いをしました。ハンバーガーを注文したくても全然わかってもらえなかったんです。そこで初めて、日本で使っている英語の発音と現地の発音が違うことに気づきました。いわゆるカタカナ英語の発音では話になりません。コーラも通じませんでした」(Kさん・30代男性)
(3)覚えなければならない単語が多すぎる
「大学受験の追い込み真っ只中の私ですが、何より苦労しているのが、単語を覚えること。英文を読もうとすると、そもそも単語の意味を知っていなければ、ちんぷんかんぷん。単語のスペル、意味、発音、活用形。そのうえ、慣用表現もとなると、覚えることが山程ありすぎて、頭がパンクしそうです」(Mさん・10代女性)
(4)日本語と文法が違いすぎる
「自分の言いたいことを英語に訳そうと思ったとき、どうしても単語の並び順に悩んでしまいます。日本語のように主語からではないし、前置詞の種類も多くて、どれを使ったらいいのか……。流暢な会話なんて到底無理。どう言えばいいか考えているうちに、会話は完全にストップしてしまいます」(Nさん・30代女性)
(5)学校英語と現地英語が違いすぎる
「1年間ほどイギリスに赴任していましたが、学校で習った英語表現はほぼ使われていないことに驚きました。教科書とのギャップも山ほどありました。学生時代の記憶を頼りに会話をすると、堅苦しい喋り方だと笑われてしまう始末。実践向きの英語は習っていないんだと痛感しました」(Iさん・40代男性)
3:難しい単語はこう覚える!英語が難しいと感じる人向け学習法5つ
ひたすらノートに書いて暗記する時代はもう過去のもの。今の時代ならではの方法で、効率的に英語を学習していきましょう。
(1)英語学習アプリを使う
自分に合った学習法がなかなか見つからず悩んでいるなら、まずはアプリをいろいろ試してみるべき。
王道の暗記系から、AIを使った会話のシミュレーション、ゲーム感覚でレベルアップしていけるものなど多くの英語学習アプリが開発されています。アプリを使えば、自分では思いつかなかった方向から英語にアプローチすることができるはず。
誰に気兼ねすることもなく、隙間時間を活かして学習できる点も便利です。
(2)SNSで英語圏の人とつながりをつくる
難易度が高いように感じるかもしれませんが、一足飛びで英語を上達させたいなら、友達を作ることがいちばんの近道です。SNSなら面と向かって話すよりも緊張せずに済みますよね。
共通の話題がありそうな人をフォローして、英語文に慣れることから始めてみましょう。日本文化に興味のありそうな人とつながるという手もありです。勇気を出してひと言リプライしてみれば、まさに生きた英語が学べること間違いなしです。
(3)ドラマや映画を繰り返し見る
英語学習を地道に続けるには、プラスアルファの楽しみが必要です。海外制作のドラマも、ネット配信で気軽に見ることができます。
お気に入りを見つけて、同じ話を何度も見てみることで、だんだん英語が耳になじんでくるはず。登場人物の口癖をマネしているうちに、正しい発音が身についていた……なんていう効果も期待できます。
ビジネスがテーマの作品を選べば、難しいビジネス用語も自然と頭に入ってくるかもしれません。
(4)日本のアニメを英語版で見る
逆転の発想ともいえる学習法がこちら。
日本のアニメは海外で大人気なので、有名なアニメ映画など、多くの作品で英語版を手に入れることが可能です。
幼いころから繰り返し見ているアニメなら、ストーリーも知っているし、セリフだって覚えているものもありますよね。英語で見ても内容がわかる=記憶が勝手に翻訳している状態になるわけです。おなじみのキャラクターが喋る英語は、脳にしっかり刻まれるはずです。
(5)国際交流ボランティアに参加してみる
なんだかんだいっても、ネイティブスピーカーと触れ合うこと以上に英語を上達させるものはありません。
「国際交流」と聞くと腰が引けてしまうかもしれません。ですが、旅行者を案内する助けだったり、単なる地域交流の一貫だったり。最初から英会話ができなくても大丈夫。肩肘張らずに参加できる場も多く設けられています。
カジュアルなコミュニケーションをとる中で、苦手意識の壁を少しだけ取り除いてみませんか?
4:英語は難しいと思う人もこれだけは!日常英会話の頻出フレーズ3つ
海外からの旅行者がぐんと増えている今、地元の駅で外国の人に話しかけられる……なんてことが現実に起こるかもしれません。
日本でも海外でも使える、いざというときのためのフレーズを集めてみました。
(1)「Thank you.」と言われたときに使いたいフレーズ
どれだけ英語が苦手な人でも「Thank you.」の意味は100%知っていますよね。ただ、どう返事をしたらいいかというと……途端に無言になってしまう人も多いのではないでしょうか。
ほほえんで会釈するだけでも十分ですが、一歩前進して「No problem」と言ってみましょう。「ありがとう」には「どういたしまして」と返す。当たり前の会話を交わすことで、コミュニケーションとれた実感がわくはずです。
(2)「●●はありますか?」と聞きたいときに役立つフレーズ
日本では気軽に聞けるこの質問も、海外に行った途端に怖気づいて聞けなくなってしまうもの。後々悔しい思いをしないためにも「Do you have ●●?」というフレーズを覚えておきましょう。
洋服でも食べ物でも、Wi-Fiでさえも、あるのか無いのか、手っ取り早く確認するためには便利に使える言い回しです。
(3)スポーツの応援をするときに使いたいフレーズ
4年に一度の祭典がもう間もなく開催されようとしている今。外国選手の試合を観戦するとき、できれば英語で応援してあげたいですよね。
もちろん気持ちがこもっていることが何よりですが「ガンバレー!」の代わりに「Go for it!」と叫んでみてください。「いけー!」というようなニュアンスの言葉で、さらに盛り上がること間違いなしです。
5:まとめ
義務教育でならった英語は、たしかに実践に向いていないものも多いですが、まったくの無駄というわけではありません。潜在的な英語力は、実は誰にでも備わっているのです。
必要なのは知識より勇気。英語を使うチャンスが訪れたときには、トライ&エラーの精神で、自分からぶつかってみてはどうでしょうか。