掲載
髪をピンクに!カラーリングの上手なやり方とピンクヘアの似合う人
松田優Y.Matsuda
1:ピンク髪が流行ってる?
最近、ブラウン系やアッシュ系のピンクで全体をカラーしたり、ピンクのインナーカラーを入れている人を、街中でよく見かけますよね。
この流行に火を付けたのは、やっぱり韓流アイドルたちでしょう。BTS(防弾少年団)のジミンやV、少女時代のテヨン、IZ*ONEのキム・チェウォンやキム・ミンジュも、キレイなピンクヘアを披露していました。
優しくやわらかいイメージを与えるピンクのヘアカラー。ナチュラルなピンクから、しっかりピンクまで、そのバリエーションもさまざま。まさに今、ピンクヘアの人気が高まっているようです。
2:色々なピンクカラーのヘアカタログ5選
芸能人の派手髪だけでなく、街中でも多く見かけるようになったピンクのヘアカラー。「ピンク」の中でも印象の違う5色のピンクカラーを、さっそく見てみましょう。
(1)ピンクブラウン
優しい印象を与えるピンクブラウン。ほんのりピンクがかった優しいブラウンで、どんなシーンにも対応できそうなカラーです。さりげない色合いで、初めて髪にピンクを入れる人でも挑戦しやすいはず。ピンクヘアにしてみたいけど、職場や所属するコミュニティでいきなりのイメチェンはちょっと……というときの入り口にぴったりです。
(2)ピンクベージュ
やわらかいイメージのピンクベージュも、初めてのピンクカラーには最適。ベージュで赤みが少し抑えられているぶん、ふんわりとした印象で、かわいらしい雰囲気にもマッチしそうですね。
また、ブリーチをせずにカラーをしても、きれいに発色するのがピンクベージュのいいところ。髪のダメージを最小限にしたいときにも、挑戦しやすいでしょう。
(3)ピンクアッシュ
くすみ系ピンクなら、かわいらしいだけでなく、上品でエレガントな印象に仕上げることができます。甘さが抑えられるため、大人っぽくてクールな雰囲気に。また色が抜けてきたあとも、独特の風合いになり、時間が経つことでの変化も楽しめます。
ロングヘアではフェミニンに、ショートヘアではマニッシュでハンサムな印象になるのが、ピンクアッシュの魅力のひとつです。
(4)ラベンダーピンク
ラベンダーピンクの魅力は、なんといっても透明感。甘い印象のピンクにクールな印象のラベンダーカラーの青みが入ることで、抜群の透明感が生まれます。「ピンクは甘すぎて似合うかが不安……」という人でも、落ち着いた印象のピンクカラーを楽しむことができます。
色のニュアンスを変えてメッシュやグラデーションにすると、ひと味違う表情を楽しめるでしょう。
(5)インナーカラー・ピンク
インナーカラーとは、外側の髪色は変えず、内側にだけカラーを仕込むもの。入れる位置やトーンによっては、パッと見ただけではわからないため、挑戦しやすいかもしれません。
外側の髪色とコントラストをはっきりつけたい場合は、ブリーチして強めのピンクを。なじませてさりげなく楽しみたい場合は、くすみ系のピンクアッシュなどを入れると、自然な印象に仕上がりそうです。
3:髪をピンクに!やり方のポイント3つ
ブラウンにするのとは少し趣が違い、自分が髪をピンクにしたらどんな感じなるのか、ちょっとドキドキしますよね。そこで、ピンクヘアにする際のポイントを、3つ抑えておきましょう。
(1)自分に合ったピンクを知る
まずは、自分に似合うピンクを知りましょう。パーソナルカラー診断を利用するとわかりやすいですね。ただ、自分では判断しづらいこともあるので、美容師さんなど、客観的な視点の人に意見を聞いてみるのもいいでしょう。また最近は、自分の顔に髪型を合成して選べるヘアカタログアプリもリリースされているので、試してみるのもよさそうです。
(2)作りたいイメージを決める
髪全体をピンクカラーにするのか、メッシュやグラデーションなどを部分的に入れるのか、どんな色味にするのかで、イメージが大きく変わります。
ふんわりと優しい印象にしたいからブラウン系に、少し主張のある印象にしたいからインナーカラーになど、ピンク髪にして、どのような印象の自分になりたいかをイメージしておくと、「なんか違う……」といった失敗を防げます。
(3)ブリーチありorブリーチなし
ブリーチをしてからピンクを入れるか、現状の髪色にそのままピンクを入れるかで、発色にかなり大きな違いが出ます。絵を描くときもそうですが、ピンクのサインペンで、白い紙に描くのと黒や茶色の紙に描くのとでは、見え方がまったく違いますよね。
はっきりとしたピンクを感じさせる色合いを目指すならブリーチあり、「優しい」「やわらかい」「穏やか」な雰囲気を目指すならブリーチなしがおすすめです。
4:ピンクカラーが似合う人の特徴3つ
ではピンクカラーが似合う人の特徴を、瞳や肌の色などで似合う色を診断する「パーソナルカラー診断」の考え方を基に見ていきましょう。
(1)イエローベース春
日本人の約1割ほどが該当すると言われている、「イエローベース春」。ピーチピンクやコーラルピンクなど、少し黄みで温かみのある明るいピンクカラーが似合うといわれています。肌色は、血色感のある明るめのベージュ・クリーム系で、瞳の色は明るくて透明感のある茶色。明るくかわいらしい印象で、年齢より若く見られる人も多いのが特徴です。
(2)ブルーベース夏
健康的で透明感のある肌質で、くすみ感のあるアッシュピンクやピンクベージュなどが似合うのがブルーベース夏の人。日本人の約5割が、このブルーベース夏に該当するそう。瞳の色は、やわらかな黒からこげ茶くらいの深みのある色で、知的でエレガントな印象。肌はふんわりとしたピンク系のベージュで、頬は赤みのあるピンク色なのが特徴的です。
(3)ブルーベース冬
こちらも日本人で該当するのは約1割と少ない、ブルーベース冬。赤みの少ない透明感のある肌色が特徴です。ビビッドなローズピンクや、クールな印象のアイシーピンクなど、青みのピンクカラーが似合います。
クールで聡明な雰囲気が漂う人も多く、モノトーンもよく似合うでしょう。黒目と白目のコントラストがはっきりしていて、黒髪がマッチするのも大きな特徴です。
5:ピンクブラウンが色落ちすると?
ピンクブラウンが色落ちすると、赤みが薄くなっていき、ピンクベージュのような色合いになっていきます。といっても、カラーしたてのピンクベージュとは違い、ピンクブラウンをベージュカラーで薄めていった感じになるのだそう。
元の髪の黄みが強い人や髪の傷みが激しいと、ピンクはほとんど残らず、また、ブリーチしてから入れたピンクカラーも、ベースの髪色が明るくなっているため、ピンクはほとんど落ちてしまいます。ちなみに、カラーシャンプーを使うと、色を長持ちさせられるようです。
6:まとめ
色のニュアンスやカラーの入れ方で、イメージもさまざまなピンク髪。色の選び方次第で、どんなシーンにも取り入れられそうですね。かわいらしくもクールにもなれるピンクカラー。トレンド感のあるピンク髪にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。