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浮気の定義を鵜呑みにしたらダメ!間違っている理由8選と真の定義
コマツ マヨM.komatsu
1:浮気の定義は鵜呑みにしちゃダメ!
テレビや雑誌、ネット記事で「浮気の定義チェックリスト」のようなものを見かけたことが、一度くらいはあるでしょう。しかし、それを丸々鵜呑みにしてしまうのは危険です。
人それぞれ性格というものがありますし、仕事や人間関係によって、異性とどのくらい関わる機会があるかは異なります。下手に他人の意見を鵜呑みにすると、余計な不信感を抱いてしまうきっかけに。本来は良好だったパートナーとの関係に、亀裂が入ってしまう恐れもあります。
2:男女の思う浮気の定義…それって本当?間違っているかもしれない理由8つ
それでは、一般的にどこからが浮気といえるのか、代表的な「浮気の定義」をもとに考えてみましょう。
(1)ふたりだけで食事に出かけたら浮気
異性とふたりだけで食事に出かけることは、社会人ならごく一般的にあることです。取引先の人や同僚などと、ともに仕事をしてその労いで食事に行くことや、情報交換のために食事の場を設けることはごくごく普通のこと。
それを浮気と疑ってしまうのは、あまりに世間知らずか、心の狭い人だと思われかねません。ただし、100%浮気をするような、どうしようもなく女にだらしないタイプなら、浮気を疑っても仕方ありませんが。
(2)相手に好意をもったら浮気
パートナーや配偶者がいても、他の人に好意をもつことは十分あり得ますし、これはごくごく自然なこと。しかし、パートナーへの愛情や信頼関係があるからこそ、一線を越えないものでもあります。
異性に好意をもつこと自体は、浮気と断定できません。しかし、パートナーを裏切ってまで他の人との関係をもつ行動になれば、それはあきらかに浮気といえそうですね。
(3)キスをしたら浮気
どのような思いで「キス」をするかで、浮気かどうかは変わるのではないでしょうか。夜のお店で雰囲気にのまれてキスをしてしまったらそれは「浮気」ではないでしょう(パートナーにとっては腹が立ちますが……)。しかし、同僚や女友達などと1対1で会い、雰囲気が盛り上がってキスをしてしまった場合は、かなりグレーだといえそう。
(4)ハグなどのスキンシップをしたら浮気
ハグをするだけでは、浮気とはいえません。しかし、異性と簡単にハグなどのスキンシップをとる人は、本人にその気がなくても相手をその気にさせてしまう恐れも。結果的に浮気のリスクは高まります。また、パートナーの目の前で他の異性とハグをするような人は、機会が巡ってくれば浮気をする、危なっかしい人だと考えられます。
(5)何もないけれど、異性の存在を隠していたら浮気
異性の存在をパートナーに隠しているだけでは、やはり浮気しているとはいえません。しかし、まだ何も起きていないのに隠すということは、パートナーのことを信頼していない証拠ですし、将来的に機会があれば浮気をしたいと思っている可能性もあります。まだ何も起きていないだけで、安心できる状態ではなさそうです。
(6)泊まりは即アウト!
万が一何もなかったとしても、特定の異性と同じ部屋に寝泊りすることになる状況を招くような人は信用に値しませんよね。ソフレ(添い寝フレンド)なんていう言葉もありますが、信用できる人は、そもそもパートナーが勘ぐったり心配したり、聞いたら心を痛めてしまうような行動はしません。
パートナーが「異性との泊まりも場合によってはOK」なんて考えていたら、浮気をするかどうかよりも、人としてどうかということを疑ったほうが良さそうです。
(7)肉体関係は浮気
セフレは気持ちが入っていないために、浮気にすら値しないと考る人もいますし、セフレであろうがなかろうが、肉体関係があればすべて浮気だと考える人も。浮気かどうかといわれれば、人それぞれですが、相手にとって気分の良いものではありませんよね。
(8)バレなければ何をしてもセーフ?
たしかに、バレなきゃ知られることはないのですから“セーフ”といえるかもしれません。
しかし、浮気の何が悪いかといえば、パートナーを裏切り、悲しませ、信頼を踏みにじること。バレないうちは何をしてもいいのではなく、万が一、浮気をするなら、絶対にばれないようにする根性と覚悟をもって挑むべきだと思います。
3:では、真の浮気の定義とは?
「浮気の定義」に正解はありません。でも、浮気かどうかの共通認識をカップルでもっておかなければ、価値観の違いによってふたりの関係に亀裂が入る可能性もあります。
(1)パートナーとしっかり話し合う
浮気の定義は、カップルで決めるものです。ふたりが同意しているのであれば、たとえ世間が「完全に浮気だ」といっても浮気になりません。
カップルで活動している某インスタグラマーたちは、「異性のSNSにいいね禁止」など細かなルールを何十個も決めたといいます。しかし彼も彼女も、お互いを束縛しあっているところに愛情を感じているのだとか。
「何をしたら浮気」という線引きを話し合っておくことで、異性関係で無駄なもめごとがなくなり、良好な関係が続きます。
(2)法律(民法)は夫婦関係にのみ適用される
民法では、夫婦には「貞操義務」があると定められているので、浮気や不倫は「不貞行為」として浮気相手と本人に慰謝料を請求できます。夫婦間においては、浮気のひとつの定義として「夫婦間で不貞行為があった場合」が挙げられそうですね。
しかし、これはあくまでも婚姻関係にある「夫婦」の場合のみ。恋人同士では慰謝料請求までは難しいですし、婚約者であっても、婚姻届を出すまでは夫婦ではありません。なので法律でいうところの「貞操義務」は発生しません。
4:どこからが浮気かは、カップルによって異なる
どこから浮気になるのか、一般的な定義を調べるよりも、ふたりで話し合って決めたほうが、信用や絆も深まって良いでしょう。
話し合いを進める上で、「この人には嘘やごまかしは効かないな」と思わせることで浮気の抑制にもなりますし、もし浮気についてあまり話したがらなければ注意しておいたほうがいいというバロメーターにもなりそうです。