掲載
チアシードとは?チアシードのカロリー・栄養成分・レシピを紹介
並木まきM.Namiki
1:チアシードとは?
「チアシード」とは、メキシコやグアテマラ原産のシソ科の「チア(chia)」から採れる種。栄養価が驚くほどに高いことから、美容や健康への意識が高い人たちから「スーパーフード」として注目を集め、いまでは近所のスーパーなどでも買える、一般的な食材のひとつになっています。
2:チアシードのカロリーと栄養成分
(1)カロリー
チアシードのカロリーは、100gあたり486Kcal。しかし、1日あたりに食べる量は「大さじ1」程度が推奨されています。つまり、摂取する量は約10g程度、カロリーは約50kcal前後となります。
(2)栄養
チアシードは栄養素の3分の1が食物繊維。そのほかにも、タンパク質、カルシウム、オメガ3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸も含まれています。
オメガ3脂肪酸は、必須脂肪酸と言われるもので、中性脂肪値を低下させるはたらきで知られています。植物繊維でおなかがスッキリ、α-リノレン酸で脂肪値もダウン。それがチアシードがダイエットの強い味方だと言われるゆえんです。
3:ダイエットに効果的?チアシードの正しい食べ方
チアシードは、水で戻すと10倍ほどに膨らみます。加熱してもOKですが、加熱しすぎると酸化を招くことがあるのでほどほどに。
また、チアシードは小粒でするっと飲み込めてしまうのですが、ゴマと同様、きちんと噛んで、種を潰してから飲み込んだほうが、より栄養を効率的に摂取できます。
4:ヨーグルトやドリンクに混ぜるだけ!チアシードのおすすめレシピ
(1)ヨーグルトと混ぜる
ヨーグルトに混ぜて食べるのは、チアシードの王道レシピのひとつ。チアシード特有のプチプチとした食感がヨーグルトによく合い、アクセントにもなります。腹持ちがよくなり、ヨーグルト単体で食べるより満足感もアップ。大さじ1杯程度のチアシードを水で戻し、いつものヨーグルトに、入れるだけでOKです。
(2)クッキーの生地に練り込む
水で戻したジェル状のチアシードをクッキーの生地に混ぜ込むと、卵や乳製品代わりの「つなぎ」の役目を果たしてくれます。植物繊維がたっぷりの手作りクッキーができますよ。分量は生地の粘度の具合で調節してみてください。
(3)チアシードをジュースで戻す
チアシードをジュースで戻す方法もおなじみです。チアシードをフレッシュなスイーツ感覚で食べられるレシピです。とくにおすすめはGI値が低いリンゴジュース。濃縮還元や砂糖が加わったものではなく、ストレートジュースをチョイスしてみてください。
5:まとめ
チアシードは、「水で戻す」というひと手間がありますが、日常の食事に上手に取り入れると、体にいい栄養を手軽に摂取でき、ヘルシーな食生活に役立ちます。日々の健康への意識を高めるのにもひと役買ってくれるでしょう。