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司会者に聞いた!結婚式で「正直キツかった」エピソード4つ【前編】
小川沙耶S.Ogawa
人生のビッグイベントである“結婚式”。それを仕切る司会者達の姿はとても華やかに映りますよね。
しかし、現実は新郎新婦の無茶な要求や、プランナー達のミスの尻拭いばかりでつらい思いをしているのだとか……。仕事柄、「自分の周囲にいるキャスターが司会業を多くしている」という放送作家の中込公一さんに真実を伺いました。
■1:プランナーのミスで40分間フリートーク
「結婚式の司会業をメインでされているナレーターさんに伺った話なのですが、司会者というのは、一旦結婚式が始まったら全てを任されるそうです。
その日の担当の結婚式で新郎新婦が自分の両親にサプライズプレゼントを用意していたのですが、なんとプランナーの方が間違ってひとつ前の式の両親に渡してしまったらしく……。
しかも、急いで連絡をしたら、その間違えた方達は飛行機で帰るため空港へ直行中。もちろん“仕方ない”では済まされないので、式の担当者は急いで追いかけるわけです。
ここで、式場側はそのナレーターさんに“ヤバイから適当につないどいてよ!”と伝え、即刻去っていったようです。
唖然としたそうですが、そこはプロですよね、40分間適当に喋ったり、記念撮影などを数回強要して何事もなく乗り切ったようです。
ただ、許せないのがプランナーから一言も感謝の言葉がなかったことだそう。厳しい現実ですよね」
これはひどすぎますね。中込さんは続けます。
■2:AKBを制服姿で踊らされる
「仲の良いフリーのキャスターさんから聞いた話です。40歳代中盤には見えないほど綺麗な方なのですが、許しがたい辱めを受けたと教えて頂きました。
新郎新婦によっては打ち合わせもロクにせず、メールなどのやり取りも適当で当日まで全く式の内容が分からない、ということもよくあるそうです。
とある式の当日、急に新婦が学生服を渡してきて“私の友達と一緒にAKBを踊ってください”と言ってきたそうで、断ることもできず、現場で地獄の瞬間を味わってしまったそうです。
新郎新婦にとっては粋なサプライズとしたかったようですが、大迷惑な話ですよね」
自分たちが楽しければそれでいい、ということなのでしょうか? 空いた口が塞がらないとはこのことですね。
後編では結婚式司会業のつらいエピソード、残りふたつを伺っていきます!
【参考】
※ 中込公一・・・1984年生まれ。フリータイターの傍らTVデイレクターと放送作家を兼業して生きている適当がモットーの自遊人。全くためにならない日常を書き記したブログもあり。担当番組イッツコムチャンネル『おかえりfromサテスタ』『二子玉川Goodchoice』