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大人になるってどういうこと?大人の定義と変化・魅力的な大人になる方法

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:大人とは何歳から?

一般的には、成人式を行うこともあり、大人は20歳からと考えられているでしょう。法律的にも飲酒できるようになったり、タバコが吸えるようになったりする年齢です。

しかし、人によって大人に対するイメージは違うはず。そこで今回『MENJOY』では、20~40代の有職者男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「“大人”とは何歳からだと思いますか? 理由も合わせて教えてください」という質問をしてみました。結果は以下のとおりです。

【18歳と回答した人の声】

「18歳。選挙権があるから」(29歳女性/公務員)

「18歳。高卒で社会に出るという選択肢ができた時点」(31歳男性/学生・フリーター)

「18歳、16歳。結婚ができるので」(32歳男性/その他)

【20歳と回答した人の声】

「法律上の20歳と自覚をしたときだと思います」(32歳女性/会社経営・役員)

「20歳。お酒が飲めることやひとり暮らしを始めたりできる年齢だと思う」(38歳女性/学生・フリーター)

大きく分けてこのふたつが大人になる年齢であると、多くの人が考えているようです。しかし、具体的な年齢ではなく、その人の成長度合いを大人の基準に定めている人もいました。

【それ以外】

「正規雇用で働いて経済的自立を果たせたときの年齢」(46歳男性/営業・販売)

「感情をコントロールできるようになったら」(48歳男性/その他)

「中学生位にはある程度自分をもっていると思うので、もう立派な大人だと思う」(40歳男性/その他)

筆者は、「誰かになにかを与えることができるようになったら大人である」という気がしています。

2:大人になるとは?大人の定義5つ

今度は大人の定義について見ていきましょう。

(1)自立しているか

アンケートのフリーアンサー結果を見てみると、

「親元を離れたときの年齢」(43歳男性/営業・販売)

「自分で自己管理ができたとき」(33歳男性/営業・販売)

が印象に残りました。親元を離れ、ひとり暮らしをするなど自立した生活を行うと、考え方も変わってくることは納得できます。「自分のことをすべて自分で行うことができてこそ大人」なのかもしれませんね。

(2)社会人かどうか

「自立しているかどうか」のほかにも、

「正規雇用で働いて経済的自立を果たせたときの年齢」(46歳男性/営業・販売)

「金を稼げるようになったら」(29歳男性/学生・フリーター)

「30歳。社会人生活をある程度経験して、ようやく自分の人生の目標が決まる頃だから」(46歳男性/その他)

などの回答が印象に残りました。お金を稼ぐことがどれだけ大変なのか、それをどう使うのか、社会人としてどのような責任を負っているのかなど、学生の頃とは意識も違ってきます。それを知ることが大人になることなのかもしれませんね。

(3)周りから大人だと思われているか

十分大人である年齢でありながら、子どもっぽい人や自立ができていない人もいます。そのため、フリーアンサーの回答の

「周囲から認められたとき」(40歳男性/その他)

という意見には感慨深いものがありました。自分が自立して意識が変わったときではなく、周りが「あの人は自立している」、「あの人は大人だな」と認めているかどうかもとても大切なことなのかもしれません。

(4)社会を理解しているか

会社で働いていたり、人付き合いをしていたりすると、思いがけないようなことに出くわすことがあります。アンケートでも

「理不尽な仕打ちも受け入れて日々を過ごすことができるようになる年齢」(40歳男性/営業・販売)

と回答する人がいました。痛みを知って成長していく側面は確かにあると思います。より多くの痛みを知っている人は、それだけ人に優しくできる人だとすれば、この意見も大人の定義のひとつと言えるのではないでしょうか。

(5)自覚が芽生えたら

感慨深いアンケートの回答をご紹介します。

「明確な定義はなく、その人自身が大人だと思ったら」(27歳男性/企画・マーケティング)

また、筆者の友人で「子どもを腕に抱いて初めて自分が親になったことを自覚した」という人がいました。

そのため、アンケートの

「親になったとき。世話をする必要があるので」(24歳男性/その他)

という意見は無視できないものがありました。「自分はもう大人である」と自覚するかどうかで、行動も変わってくるのでしょう。だとすれば、その自覚をもつかどうかも大人の条件と言えるかもしれません。

3:大人になると感じる変化5つ

今度は大人になって感じた変化についてご紹介します。

(1)ビールの味を知る

筆者の友人に「成人式のあとの飲み会でビールを飲んだときに、大人になったことを自覚した」という人がいました。ほかにも、「学生のときにもビールは飲んでたけど、あまりうまくは感じてなかった。それがおいしく感じたときに大人になったと思った」という人も。

大人になると味覚などの変化を感じることがあります。筆者はコーヒーをおいしく感じるようになりました。

(2)カラダの変化

女性の意見を聞いてみると「私の場合、心とか気持ちの面よりもカラダの変化のほうが大きかったかな」という人がいました。女性の場合、生理が始まったり、胸が大きくなったり、子どもを生めるカラダに変化していくことが一般的です。そのため、カラダの変化と共に自分が大人になっていくことを自覚する場合もあるようです。

また、友人から「読みたい本はいまのうちに読んでおけ」とアドバイスを受けたことがあります。その理由は「老眼になると、本が読めなくなる」からだそうです。これもまた、大人の変化と言えるでしょう。

(3)甥っ子の成長のスピード

筆者には甥っ子がいますが、この前生まれたばかりだと思っていたら、いつの間にか中学生になっていました。これもまた、大人だから感じる変化だと思います。筆者の友人も「自分の子は毎日見てるから違和感ないけど、他人の子を見たときに、成長の早さに驚かされる」と言っていました。

子どものころに親戚のおじさんが「もうそんな歳なのか? でかくなったな~」と驚いた顔をしていましたが、まさか自分もそんな気持ちを味わうことになるとは思ってもいませんでした。

(4)芸能人の年齢

トップアスリートや活躍している芸能人は学生のころ、憧れの対象でした。しかし、いつの日からか、そんな彼らが年下である事実に驚かされることがあります。

大学生のころ、ニュースを見て「この人、もうオリンピックで金メダルをとれる年齢になったのか」と驚いた経験があります。これもまた大人になったと感じる変化と言えるでしょう。

(5)人付き合いのうまさ

筆者の経験で恐縮ですが、学生のころは友人の言ったひと言にひどく傷ついたり、感情的になったりしていました。しかし、大人になるとそういったことも上手に受け流せるようになっていると気がつきました。

成長することはなにかを得ることばかりではなく、なにかを失うことでもあるのかもしれません。それに気づくことも大人の変化と言えるのではないでしょうか。

4:魅力的な大人になる方法3つ

今度は魅力的な大人になる方法をご紹介します。

(1)子どもの心を忘れない

筆者が魅力的だと思う大人は子どもの心を忘れていない人です。好奇心があって、何事にも挑戦している人はそれだけで魅力的に感じます。筆者の周りの大人を見ていると、挑戦することを諦めてしまっている人が多くいます。

「年齢のわりに若いな」と思う人は好きなことをやっている人に多いと感じますね。

(2)感謝の言葉を言える

大人になって思うことは、イヤな奴やいつまでも子どもだなと思う人が多いことです。そのため、人に対してマウンティングをとったり、イヤ味を言ったり、陰口を叩いたりする人をよく見ます。

だからこそ、感謝の言葉を素直に言える人は魅力的な大人だなと感じます。当たり前のことなのかもしれませんが、それができているかどうか振り返ってみてください。

(3)思いやりをもつ

人と話をしていると、言いたいことを言いたいように発言している人をよく見ます。「言いたいことを言う」のは「相手に失礼なことを言う」ことではありません。相手を傷つけずに、自分の言いたいことを伝えられるはずです。それを実践している人をみると、「魅力的な大人だな」と感じます。

例えば、「いつも仕事で全然会えないじゃん!」と恋人に怒るのではなく、「仕事で忙しいことはよくわかる。でも、会えないのは寂しいから、会う時間をもう少し作れないかな? 私も時間を合わせられるように努力するから」と言うこともできます。

感情を相手にぶつけるのではなく、寄り添うことができる人は魅力的だと思います。

5:まとめ

大人の定義は人それぞれ。ですが、自分が「大人になる」という意識がとても大切なのかもしれません。どうせ、大人になるなら、魅力的な大人になりたいものですよね。