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決断できない心理とは?優柔不断な人がスパッと決断する方法5選
平松隆円R.Hiramatsu
1:決断できないときはどうすればいい?
なかなか物事を決めることができない。そんな優柔不断な人は珍しくありません。しかし、人生は選択と決断の連続です。決断ができないことで、せっかくのチャンスを失うことがあれば、それはとてももったいないことです。
一体どうして決断することができないのでしょうか。そして決断できるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。考えていきたいと思います。
2:決断できない人の心理5
それではさっそく、決断できない人の心理から考えていきましょう。
(1)欲求が多い
例えば夕食に何を食べるか。中華料理が食べたいという気持ちとイタリアンが食べたいという気持ちが同じようにあったとします。そうすると、どっちを選ぶかなかなか決められないですよね。これは欲求が多い証拠です。
食事に限らず決断できない人の多くは欲求を抱えすぎてしまって、ひとつに選ぶことができないのです。
(2)こだわりが多い
欲求だけではなく、こだわりが多い人も決断ができません。自分が求めるすべての条件がそろっていればいいですが、なかなかそんな都合よくいきません。
そのため「あれもこれも妥協ができない」という状態から何も決断できないことになってしまいます。
(3)決め手がない
消費行動の研究でもよくいわれているのですが、人は選択肢が増えると比例して決断できなくなってしまいます。
「お昼、ラーメンとハンバーガーのどっち食べる?」と二択で聞かれると決めやすいですが、「お昼何食べる?」と聞かれると困りますよね。
これは、自分の欲求が多いからではなく、むしろ欲求がないことで判断軸を失ってしまい決断できなくさせています。
(4)心配性
失敗したらどうしようとか、間違っていたらどうしようとという心配性な性格も当然ながら、決断できなくさせてしまいます。
1度選んでも、「やっぱり……、いやいやこっちのほうが」というようなタイプの人がこれにあてはまるでしょう。なかなか決められず、いつまでも悩み続けてしまいます。
(5)自信がない
心配性にも通じますが、自分に自信がないと自分の判断や決断も当然ながら不安に思います。自分が正しいのかどうかわからず、いつまでたっても決められません。
3:決断できないときの対処法5
それでは、もし自分が決断できないタイプだなと思ったら、どうすれば決断力を身につけられるのでしょうか。
(1)決断するときに、いちばん大事なことを見つける
こだわりが多い人も、決め手がない人も、決断ができません。それは、いちばん大事なことを理解できていないからです。
決断するためには譲れない重要なことを見抜く力が必要になります。いってみれば、本質を見抜けるようになることが必要です。とはいえ、そこまで堅苦しく考える必要はなく、まずはお昼のランチ決めのような決断から、練習してみましょう。
(2)選択肢を狭めていく
選択肢が多くて決められない人は、選択肢を狭めていくことで決断しやすい条件をそろえてみましょう。いわゆる「ロジックツリー」のように図式化するのもいいかもしれませんね。
(3)優先順位を決める
決断するときにいちばん大事なことを見つけることが大事といいましたが、「全部大事だ!」という人もいるでしょう。そういう場合は、優先順位がわかっていないのです。
例えば、災害現場で多くの人が負傷しているとします。人の命はみんな等しく大事です。しかし、救助にあたる人は優先順位を決めて救助にあたります。そうしないと、助かる命も助からなくなってしまうからです。日常生活の決断においても優先順位を考えることは大事なのです。
(4)周りを気にしない
決断力がない人のなかには、周りの意見に影響されやすく、自分で決めるのが苦手な人もいます。こうしたケースでは、周囲の意見にはとりあえず耳をふさぎ、自分なりに考える習慣を身につけましょう。
(5)決断すべき時間を決める
決断は、必ずどこかのタイミングで下さないといけないものです。11時までに決めないといけない、今から5分以内に決めないといったように自分のなかで決断の締切をつくり、そのときまでに決断する習慣を身につけましょう。
4:決断できない男性との付き合い方3
最後に、もしあなたの恋人が決断が苦手だったらどうすればいいかを考えておきましょう。
(1)決断しやすいように選択肢をつくってあげる
決断できない人は「お昼何食べる?」と聞かれると困るといいました。なので、決断できない人に対しては決断しやすいように、二択で質問をしてあげるようにしましょう。
(2)自信をもたせる
決断する場面に限らず、日々の生活のなかで自信がもてるようにさせてあげましょう。自信が身につけば、決断力も自ずと身についてくるでしょう。
(3)相手のしたいようにさせてあげる
恋愛関係における決断力のなさは、実は相手に対する思いやりから来ている場合があります。つまり、自分の意見よりも、相手はどっちがいいだろうと考えすぎてしまうがあまり、決められないのです。
日頃から自分ならどういう選択をするか相手に伝えておいたり、相手の好きなようにしていいということを伝えてあげましょう。
5:まとめ
決断力は、生きていくなかでいろいろと必要になってくるものです。今からでも遅くないので、身につけておくようにしましょう。