こりゃええ言葉！女性なら知っておきたい「恋に効くことわざ」5選

時代が違っても、乙女の恋の悩みは変わりません。好きな男性にキレイと言われたい、好きな男性からの別れの言葉なんて聞きたくない……このどうしようもなく押さえられない気持ちを表現できるいい方法はないのでしょうか？　

たとえばそのヒントは、“ことわざ”の中にあるかもしれません。古くから言い伝えられてきたことわざには昔の人の気持ちがつまっているものが多数あります。

そこで今回は、ことわざ学習室の管理人・音吉（おときち）さんに、“恋に効くことわざ”を5つ教えてもらいました。あなたも共感できるのでは？　さっそく見ていきましょう。

 

 ■1：恋に師匠なし

「いつの世も恋に悩む女性がいたのだと感じさせることわざです。好きな男性と“一緒にいたい”“会いたい”という気持ちは誰でも知らず知らずのうちに持つものです。でも、その思いを上手に伝える方法を教えてくれる先生のような存在はいないので、思いを内に秘めたまま終わってしまうことも少なくないという話ですね。

一人で恋心を抱えて悩むのは今も昔も同じです。結局恋をするのも自分で行動を起こすのも自分しかいないという教訓が含まれているのかもしれません」

誰も教えてくれない恋の正解。恋で成功するためにはやっぱり恋するしかないんですね。

 

■2：恋に上下の隔てなし

「浄瑠璃の一つ、奥州安達原（おうしゅうあだちがはら）で使われたのが始まりだそうです。恋をするのに貧しさ豊かさ年齢などの区別はなく、好きになってしまうのは仕方がないことという意味です。現代は年の差婚も多いですが昔は難しかったからこそ、うまれたことわざではないでしょうか」

これを聞くと真っ先に思い出すのが『ロミオとジュリエット』です。叶わぬ恋はいつも女性の心を掴みます。好きになった理由を聞かれたって答えられないのは、彼の一部分や彼の持っている財産を好きなわけではなく、彼全体を好きだからですよね。

恋の前に敵なしとも言えそうです。

 

■3：惚れた病に薬なし

「これは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか？　“恋わずらい”とも言います。恋の悩みで落ち込んで病気のようになることを言います。惚れちゃったんだから仕方がないという諦めも必要かもしれませんよ」

アニメやドラマでも出てくる治せない病気、恋。ブラックジャックでも治せないんですもの！　薬なんてなくて当たり前。痛みを負うことも恋を成長させるために必要かもしれません。

 

■4：惚れた欲目

「恋は盲目とも言いますが、気になる男性を観ていると、欠点などない完璧な人に見えるという意味です。恋をしている間には相手を客観的にみるのは難しいです」

1度付き合って別れた彼と、飲み会でバッタリ出会う機会もありますよね。そんなとき、「何でこの人のこと好きだったんだろう？」と彼の欠点に気づいて、不思議に思うかもしれません。

逆に、「やっぱり好きなんだなぁ」と感じる場合は、惚れているからという要素が抜けた分、本当に好きなのかもしれませんよ！

 

■5：惚れて通えば千里も一里

「好きな人に会いに行く時は、どんなに遠い距離であっても近くに感じられ何度通っても辛くないという気持ちを表します。このことわざには、“会わずに戻ればまた千里”と続きます」

本当にその通り！　経験したことがある人も多いのでは？　遠距離恋愛なんてその最たるものです。好きでなければ、電車で何時間もかかる人との恋愛が続くわけがありません。恋の力って偉大ですね。

 

以上、5つのことわざをみてきましたが、あなたも「わかるわかる！」と思えるものはありましたか？　今使っても全然不自然ではないことわざばかりですよね。恋愛は時代を超えてみんな同じなんだとわかります。

恋に破れたときにこれらのことわざを思い出せば、「好きになっちゃったんだから仕方ないか」と再スタートをきることもできるかもしれませんよ！

 

【取材協力】

※ 音吉・・・1958年、静岡県生まれ。 趣味は読書とクラシックギターをいじること。ウォーキング。HPは「「恋愛」に関係する・ことわざ目次」「キタランのクラシックギター練習室つるね」。

 

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