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人たらしの意味は?人を惹きつける人の特徴となる方法

松田優

松田優Y.Matsuda

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目次

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1:誉め言葉?人たらしの意味は?

「人たらし」の意味を辞書で調べてみました。

ひと‐たらし【人×誑し】 の解説

1 多くの人々に好かれること。また、その人。

2 人をだますこと。また、その人。

「これぞ都の―ぞかし」〈浮・一代男・一〉

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「たらす」という言葉は「ことば巧みにだます。たぶらかす」という意味なので、あまり良い印象ではありません。しかし「人たらし」という言葉は、「多くの人に好かれる人」など、良い意味で使用されることも多いです。

ただし、異性に対する「人たらし」は、あまり良くない意味合いとなるため注意しましょう。

2:人たらしの特徴5つ

人たらしがモテるのは、多くの人に愛されるための能力が備わっているからです。さっそく、人たらしと呼ばれる人たちの特徴を見ていきましょう。

1)リアクションが大きく聞き上手

人たらしには聞き上手な人が多く、「不思議とこの人には何でも話せてしまう」「この人はすべてを受け入れてくれそう」と思わせることに長けています。話に合わせて表情を変えたり、相づちを打ってくれたりと、しっかりリアクションをしてくれる人に対しては、ついいろいろな話をしてしまうもの。そのため、付き合いが浅い人からも信頼感を抱かれやすいのです。

(2)甘え上手で人に頼るのがうまい

人たらしは、相手の言動や様子を把握した上で、素直に「わからないことを教えてほしい」「ここができないから頼りたい」と意思表示をします。相手を立てながら甘え、相手が希望に沿いたくなってしまうような言葉や雰囲気をつくることが得意です。

決して、自分本位で甘えているわけではないというのが、人たらしの優れているところ。しっかり相手をリサーチした上で、頼れるポイントを探っているため、相手も率先して手助けしやすく、「頼ってもらえて嬉しい」とまで思わせることができるのです。

(3)不意に無防備な一面を見せる

他人の素を引き出すだけでなく、自分自身の素を織り交ぜていくのも、人たらしならでは。常に自分をさらけ出すのではなく、不意に無邪気で子どもっぽい姿を見せたり、弱音や本音を吐いてみたりするなど、無防備な一面をうかがわせます。

不意打ちで本心を見せてくれたことに対し、「もしかして自分は特別扱いされているのでは?」と思ってしまいがちですが、当の本人は無意識でしていることが多いでしょう。

(4)フットワークが軽くポジティブ思考

人たらしな人は、相手との距離を縮めるための労力を惜しみません。仲良くなれるチャンスを大切にするため、遊びや飲みの誘いにもフットワーク軽く、積極的に参加をします。

人との交流を深めたり、自身のネットワークを広げたりするには、自分から行動を起こすしかない。そう気づいているからこそ、人たらしはポジティブ思考で、何事にもフットワーク軽くチャレンジする姿勢を取るのです。

(5)人間関係のためには時間もお金も惜しまない

人たらしは周りの人が好きだからこそ、人間関係を育むため、時間もお金も惜しまず、飲み会やイベントに積極的に参加します。

人付き合いには、お金や時間がかかってしまうものです。しかし、ここを渋っていては、自ら交友関係を縮小する一方であり、良縁をゲットするチャンスも減ります。

3:人たらしの恋愛傾向3つ

人たらしの性格は、恋愛にも表れます。この特徴に当てはまれば、あなたの好きな人は、もしかしたら人たらしかもしれません。

1)わかりやすく好意を伝える

好きな人に対してはやけに慎重になったり、恥ずかしさから好意を隠そうとしたりする人も多いと思います。しかし、人たらしの人は、誰が見てもわかるくらい素直に好意を示し、「好き」という感情を伝えることにも躊躇しません。

好きな人には、「ふたりで遊びたい」「一緒にいると楽しいね」など、ストレートな言葉をかけ、恋愛感情があることを露わにしながら、距離を縮めていこうとします。「もしかして自分のことが好きなの?」と思ってもらうことこそ、人たらしの狙いなのです。

(2)来るもの拒まず去るもの追わず

人たらしの人は、愛され属性なのでモテやすく、常に周りには人が集まり、中には男女の関係が途切れないという人も。もちろん言い寄ってくる異性の中には、好みのタイプでない人もいるはずです。しかし、人たらしの人は、自分に関わる人たちを大切にするあまり、好きじゃない人に言い寄られても断り切れないという一面があります。

自分を求めてくれる人に対して期待に応えたい。けれど相手の意思も尊重したい。そんな優しい思いから、恋愛に対して「来るもの拒まず、去るもの追わず」状態になっている人も多いようです。

(3)特に年上にモテやすい

人たらしの人は、相手の懐に入り込むのが上手で、ときには隙を見せて甘えるのも得意。ついつい面倒を見てあげたくなってしまう愛らしさから、年上にもモテやすいです。

また、年齢を問わず、人と距離を縮めることにも長けているので、周りに気を遣われて距離を取られがちな年上にとっては、貴重な存在となることも。自分を目一杯慕ってくれるうえ、ときに甘え、ときに無防備な一面を見せてくる……そんな年下がいたら思わず好きになってしまう、という人も多いのではないでしょうか。

4:人たらしになって、全方位的に好かれる方法5つ

人たらしになるには、特定の人物だけでなく、全方位から愛され上手になることがマストです。人に好かれる人になるための5つの方法をご紹介します。

1)相手の変化に敏感になる

人たらしになるには、まずは相手の些細な変化にも敏感に反応することが大切です。誰しも、自分の些細な変化やこだわりに触れてもらえると嬉しいはず。

前髪やヘアスタイルの違い、ファッションやメイクのこだわり、食べ物や持ち物など、「いつもはこうなのに今日は違う」というポイントがあれば、積極的に話題にして、褒めてあげるようにしましょう。

(2)相手に興味をもって接する

人たらしは、相手に興味をもって接するからこそ、相手の話をうまく引き出すことができ、スムーズに距離を縮めることができます。

自分の話をしてもノーリアクションだったり、簡単な相づちで聞き流されたりしてしまうと、話す気自体がなくなってしまいますよね。人たらしな人は聞き上手で、話に合わせてしっかりとリアクションをし、自ら相手の話題に踏み込んでいきます。

しかし、わざとらしいリアクションはNG。ちゃんと相手の話を聞いた上でリアクションやコメントをすることが、人たらしになるための秘訣です。

(3)人のために尽くす

人たらしは、ただ自分の思うがままに行動しているだけで、人に愛されているというわけではありません。人のために尽くしているからこそ、人に愛されているのです。

例えば面倒な相談ごとを持ちかけられるとわかっていて、相手の相談を受ける人はどれくらいいるでしょうか? ほとんどの人が面倒くさいと思って避けようとするはずです。しかし人たらしは、そうとわかっていても相談を受けようとします。

多くの人に愛されるためには、自分の得になることだけを考えるのではなく、相手のためを思って行動できるようになることがマストです。

(4)+αの気配りを心がける

人たらしの人には、気配り上手も多いもの。周囲の人が見逃しがちな+αの気配りを、当たり前のように行えるのです。困っている人がいたら率先して手助けをするのはもちろん、相手が困らないように先のことを考えて行動するなど、他人の意識や行動を予測した気配りを心がけてみましょう。

一手先を読むためには、日ごろから周囲の人たちを理解しようと行動しておくことも大切ですよ。

(5)誰に対しても素直かつ誠実でいること

人たらしになるために最も重要なことは、素直かつ誠実であることです。嘘をついたり、見栄や虚勢を張ってしまったりする人も多いですが、不誠実な姿は、相手にとって悪い印象となってしまいます。

逆にちょっと足りない点があったとしても、一貫して素直で誠実な姿を見せていれば、足りない部分も含めて周囲の人に愛されやすくなります。人に愛されたければ、嘘偽りなく、常に等身大の自分であること。自分を立派に見せようとクールぶったりせず、愛嬌のある姿を見せるようにしましょう。

5:まとめ

人たらしの人たちは、「人に尽くすこと」を意識して行動しています。つまり、人に愛されるためには、それ相応の努力が必要ということ。「好きな人に大切にされたい」「周囲の人に愛されたい」と願うなら、人たらしの人たちから、人に愛される術を学んでみてはいかがでしょうか?