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同棲前の挨拶は結婚への近道!服装・手土産・NGワードを徹底解説
大山奏K.Ohyama
目次
隠す1:同棲の前に挨拶はすべき?
結婚を決めときは、両方の両親に挨拶に行くのが一般的ですが、同棲の場合はどうなのでしょうか。
みんなの意識を調べるため、『MENJOY』では20~40代の男女500人を対象に独自アンケート調査を実施。「同棲する前に相手の親に挨拶をすべきだと思いますか?」と質問してみました。結果は以下のとおりです。
挨拶するべき・・・313人(63%)
挨拶するべきではない・・・187人(37%)
6割超の人は「するべきだと思う」と回答したものの、4割弱の人は「しなくてもいい」と考えていることがわかりました。ちなみに筆者自身は挨拶すべき派なので、「必要ない」という意見が意外に多いと感じました。
年齢が上になったり、何度も同棲をしている人の場合は、「もう大人だし」「同棲しても結婚にいたらないこともあるから」と考えるのかもしれませんね。
2:同棲前に挨拶をするメリット・デメリット
(1)メリット
同棲前に挨拶をすると、どんないいことがあるのでしょうか。
1.両親公認の仲になれる
同棲をしていることを親にきちんと伝えていないと、なんとなく後ろめたい気持ちになることがあります。挨拶をしたからといって、必ずしも認めてもらえるとは限りません。しかし、もし認めてもらえた場合は、公認の仲だという自信にもつながります。
2.彼も結婚を意識してくれる
同棲をすると結婚ができないという意見もある中、親への挨拶をすることで、彼氏に結婚を意識させることもできます。その結果、彼との関係がなあなあにならず、ぐずぐずと同棲生活が長引くことを防ぐ効果も期待できます。
3.困ったときに頼れる
あまりあってほしいことではありませんが、一緒に暮らしていて、お金や病気など困ったことが出てくる可能性もあります。そんなときにも、しっかりと挨拶を済ませておけば、どちらかの親の助けを借りられるでしょう。
(2)デメリット
しかし、同棲前に挨拶をすることによる弊害もあります。
1.結婚へのプレッシャーが大きくなる
親に挨拶するということは、当然親は結婚を前提にしていると捉えます。そのため、意識的であれ、無意識であれ親からプレッシャーを与えられる可能性は高くなります。また、親からすると、プレッシャーを与えているつもりがなくても、本人の中で「早くしなければ」という焦りにもつながりかねません。
2.簡単には別れられなくなる
親への挨拶をした結果、同棲がうまくいかなくなったときに別れにくくなるということも。同棲をすること自体が、普通に付き合っているより別れづらいのに、「そんな重たい関係は嫌」だと感じてしまうかもしれませんね。ただし逆の見方としては、ケンカをしたときに一時の感情で別れてしまう危険を回避できるともいえます。
3:同棲の挨拶へ行く服装のポイント6つ
続いては、同棲の挨拶に行くとき失礼にあたらない服装について、男女別に解説します。
(1)男性の場合
1.基本はスーツ
基本的にはスーツ姿で行くのがよいでしょう。決めてしまえば、服装にあれこれと悩む必要もなくなります。ただし、スーツはきちんとアイロンがかかったものを着て、ハンカチなども忘れずに用意しておきましょう。
2.オフィスカジュアルも可
普段スーツを着慣れていない、そんなにフォーマルな感じでなくてもよい場合は、オフィスカジュアルにしましょう。相手の親の好みや、価値観に合わせて、どちらがよいか相談して決めましょう。「これで行っても大丈夫かな?」と心配であれば、「会社の会議のときに着ていても問題がないか」という基準で考えてみるとわかりやすくなりますよ。
3.清潔感を大切に
どんな服装で行くにせよ、絶対に必要なのが清潔感です。髪はきちんとセットし、髭をそり、爪などが汚れていないかもチェックしてください。どんなに紳士的に彼女とお付き合いをしていても、話す内容が素晴らしくても、見た目で不潔だと思われたら台無しです。
(2)女性の場合
1.スーツかワンピース
女性の服装で無難なのは、スカートスーツかワンピース。あまりきついイメージを与えず、優しくやわらかい雰囲気を出せるものを選ぶのがポイント。こちらももちろん清潔感のある見た目を心がける必要があります。
2.露出の激しい服はNG
ミニスカートやノースリーブ、胸の大きく空いたデザインの服など、露出が激しい服はNGです。自分のいつもの好みではなく、清楚に見える服装を選んでください。結婚前に一緒に暮らすということ自体にふしだらさを感じている親であれば、なおさら悪い印象を与えてしまいます。
3.化粧は派手にならないように
お化粧は派手にならずナチュラルメイクで。自然体がよいからといって、スッピンはダメです。髪も落ち着いたイメージになるようにまとめるなどしたほうが、失敗はしません。
4:同棲の挨拶へ行くときの手土産のポイント3つ
同棲の挨拶……相手の実家に上がらせてもらうのですから、手土産は必ず持っていきましょう。
(1)手土産の選び方は?
手土産はカップルで相談して、相手が喜ぶものを選ぶのがベストで。好きなものがよくわからないのであれば、日持ちのするお菓子が無難です。相手の親がお酒を飲むというのであれば、お酒もよいですね。
(2)手土産の値段は?
手土産の値段は一般的に3,000~5,000円程度。あまり高価なものを渡してしまうと、余計な気を使わせてしまう可能性があります。ほどほどにしておきましょう。
(3)手土産の渡し方は?
手土産を渡すタイミングは、玄関でひと言挨拶をして家に入れてもらい、向き合って座ったタイミングなら間違いありません。渡すときにはひと言「甘いものが好きとうかがったので」「地元の地酒なんです」など、選んだポイントを伝えられると好印象を与えられます。
5:同棲の挨拶で言ってはいけないセリフ3つ
同棲の挨拶では緊張して言ってはいけないセリフを言いがちです。NGワードをしっかり予習しておいてください。
(1)結婚はまだ考えていない
同棲をして挨拶に行くのであれば、当然相手の親は結婚を前提にしていると考えます。ですから、「結婚についてはまだ何も考えていない」というような発言をしてしまうと、不誠実だと思われかねません。できれば、いつごろまでには結婚をしようと思っているのかを伝えられるとよいですね。
(2)パートナーを呼び捨て・あだ名呼びする
ふたりでいるときには、彼氏・彼女の名前を呼び捨てにしたり、あだ名で呼んだりしていることが多いはず。ですが、親の前では名前に「さん」をつけて呼ぶようにしましょう。また、相手の親のことを「お父さん・お母さん」というのはまだ早いので、こちらも気をつけてください。
(3)同棲という言葉
同棲という言葉にあまりよいイメージをもっていない人も多々います。なんとなくふしだらな関係のように感じさせてしまうかもしれないのです。ですから、「同棲をさせてください」というのではなく「一緒に生活をさせていただきたい」「一緒に暮らしたい」と言い換えたほうがよいでしょう。
6:結婚を考えているなら挨拶はしておいたほうがよい?
同棲は必ずしも結婚を考えてからするわけではありません。ですが、結婚を前提にお付き合いをしているのであれば、同棲前に挨拶をしておいたほうが、その後結婚へとステップアップしていくときにもスムーズに話が進みます。
緊張するし、そんなかしこまったことはしたくないと思うかもしれません。しかしその後、一生お付き合いをするかもしれない人だと思えば、挨拶の大切さもわかるのではないでしょうか。