掲載
更新
匂いフェチとは?男と女の「匂い大好き」なフェチズムに迫る
桃倉ももM.Momokura
1:「フェチ」…フェチズムってそもそも何?
「フェチ」っていう言葉、なんとなく意味はわかるものの、具体的にはどういう意味なのでしょう? まずはこの言葉に注目してみましょう!
(1)フェチってどういう意味?
まずは、「フェチ」の意味から辞書で確かめてみましょう。
フェチ
1 「フェティの略。シスト」
2 特定の種類の物に異常な執着・偏愛を示す人。<出典:小学館デジタル大辞泉>
「フェティシスト」という少し聞きなれない言葉。その正しい意味も、ついでに確認してみましょう。
フェティシスト
1 呪物(じゅぶつ)崇拝者。物体に霊力があるとして崇拝する人。
2 異性の下着や靴、毛髪などに性的関心を抱くこと。フェチ。<出典:小学館デジタル大辞泉>
今回の場合、2の意味を指してますね。特に異性に対して、特定の一部分に“性的”な関心を持つことをフェティシスト、略してフェチと言うそうですね。
(2)匂いフェチとは?
「フェチ」の意味がわかったところで、「匂いフェチ」とは何なのか? 言葉通り、匂いに異常な執着や偏愛を示す人のことです。「匂い」という一部分に“性的関心”を覚えること。
いい匂いが好きな人もいれば、ちょっと臭い匂いが好きな人も。匂いフェチは、フェティシストの意味が指すように性癖に表れてきます。
意外にも深い「匂いフェチ」の世界を覗いてみませんか?
2:「匂いフェチ」な女性あるある!女性が惹かれる匂い8つ
匂いフェチの女性って結構多いんです。あなたの周りに匂いフェチの女性はいませんか? もしかしたらあなたも匂いフェチかも? 匂いフェチの世界へようこそ!
(1)マッキーペン
マッキーペンの匂い、ついつい嗅いでしまう人は多いのではないでしょうか?
「体にいいものではないと知らない時、マッキーペンの匂いをずっと嗅いでましたね。親に注意されてやめましたが」(Mさん・22歳)
あの匂いは、油性の色素を溶かして使うための有機溶媒の匂いです。あまり嗅ぎすぎると体に悪い匂いので注意が必要。
ですが、ついつい鼻が反応しちゃう!って人も。
(2)彼の汗
人の汗って、不快に感じる人は多いと思います。しかし好きな人の汗は別!
「彼のことが好き過ぎて、彼がうちでパジャマ替わりに着た服を、洗わずに寝る時抱きしめて寝ていました」(Mさん・22歳)
夏、彼が汗をかいたTシャツをクンクン。汗臭いけど、彼を感じられて♡ こんな経験はありませんか?
彼から少しびっくりされるかもしれないけれど、そこまで好きってこと! 彼の汗の匂いフェチの人にとって、夏場はたまりません。
(3)ゲップ
無意識のうちに出てしまうゲップ。あまりいいものではありませんが、ゲップの匂いが好きだという人も筆者の友人にはいました。
さすがに、まったくの他人のゲップは不快だそうですが、家族や友人彼のゲップを嗅いでは、何を食べたか当てるのが好きだという人も。
「彼が不意にするゲップの匂いを嗅いで、会う前に何を食べてきたか当てるのが好き。彼にはかなりキモがられましたがね(笑)」(Kさん・22歳)
これはかなりの匂いフェチと思いきや、匂いフェチ同士の中ではあるあるなのでしょうか。
(4)耳
耳の中の匂い。正直臭いんですが何故か嗅いでしまうという人も多いのではないでしょうか?
綿棒で耳を掃除しては、汚れが取れた部分を嗅いでみる。もちろん臭いのですが、こんな臭くて汚いものが耳の中に入っていて、それが取れた!ということに喜びを感じて……。って、これもあるあるですよね?
(5)香水
女性は恋人に影響を受けて、匂いの好みも変わりやすいです。大好きな彼がつけていた香水なんかは一生忘れることができない匂いに。
「数十年前に付き合っていた彼氏の着けていた香水の匂い、今だに覚えてます。街で同じ香水をつけている男性と出会うだけで振り返って、彼を思い出してしまいます。匂いは一生の記憶。正直顔は忘れてしまったのだけど匂いだけは忘れられないんです」(Mさん・38歳)
匂いは簡単には忘れられません。その匂いをカラダ(鼻)が覚えてしまえば、映像はなくても、一生ものの記憶に。
(6)おなら
自分のおならの匂い、気になりませんか? さすがに大人になった今はしませんが、筆者も昔、自分のおならの匂いを握っては嗅いでましたね。まさしく“にぎりっぺ”。
臭いのは承知。それを面白がって兄弟や犬を相手にイタズラしてみたり、これも匂いフェチあるあるでは?
(7)プール
「プールの匂いを嗅ぐと、小学生のプールの授業を思い出します。それは同時にすごく懐かしい気分にさせてくれます」(Fさん・28歳)
プールの匂いが好きだという人、匂いフェチではあるあるですね。プールの匂いの正体は塩素。なんだか鼻にス―っとくる感覚が特徴的。
(8)タバコ
タバコの匂いが好きだという女性、意外と多いのではないでしょうか?
「元カレがタバコを吸っていました。タバコって銘柄によって煙の匂いが若干違うから、彼の吸っていた銘柄の匂いを嗅ぐと彼を今でも思い出します」(Sさん・23歳)
男性を感じさせる匂いでもありますよね、好きな人、恋人が吸っていたタバコなら、なおさら思い出深いという人も。
3:「匂いフェチ」な男性あるある!男性が惹かれる匂い8つ
お次は男性の匂いフェチ。男性は女性と少し違って、ちょっぴり変態な匂いが好きだという人が多いようです。
(1)バニラの香り
男性はバニラの香りが好きだという人が多いです。これは母親の母乳を連想させるからだとか?
「バニラの香りってなんだか落ち着くんですよね。なんでだろう、別にバニラのアイスクリームが好きなわけではないんですが」(Kさん・21歳)
バニラの香りの香水をつけると男性が寄ってくるとも言われています。男性はいくつになっても母親の匂いを忘れることがないのでしょう。
(2)女性のアソコの匂い
女性には分からないかとは思いますが、匂いフェチな男性は女性のアソコの匂いが大好き♡
けして良い匂いではないんだけど、たまらないと言うのが男性の意見。
「女性のアソコの匂いって不思議なんですよね。いい匂いではないんですが、本能が惹き付けられるというか。日によっても違うし、そこもかなり魅力的です」(Kさん・33歳)
エッチする際も、シャワーを浴びた後の石鹸の香りではなく、その女性本来の匂いを感じたいと思う男性も多いようですよ。
「できればシャワーを浴びずに、女性そのもののアソコの匂いを嗅ぎたいですね。本当に興奮するんですよ」(Aさん・36歳)
アソコの匂いが好きな男性は舐めるのもだ~すき。舐めるのを嫌がる男性も多いですが、匂いフェチの男性と付き合ったら、たくさん舐めてもらえそうですね。
(3)香水
男性も女性と同じで、好きな人がつけていた香水の匂いは忘れられない人が多いそう。特に男性はロマンチストが多いですから、別れた後でもその匂いを嗅ぐと彼女のことを思い出すこともあるそうです。
「石鹸の匂いの香水が好き。女の子っぽい匂いですが、昔彼女がつけていたのをきっかけに好きになりました」(Kさん・33歳)
だから意外にも女性用香水を使っている男性は多いんです。これって、大好きな人や好きだった人といつまでも一緒にいたい、匂いだけでも共にしておきたいという意図なのかもしれません。
(4)匂いのギャップ
男性はギャップが大好き。匂いだってギャップになりえます。
「一見清楚な女性のアソコが臭いかったりすると、やばいほど興奮しますね」(Aさん・36歳)
特に普段はいい香りのする女性や、臭い匂いからはかけ離れたような可憐な女性が、汗をかいた時にすごく臭い……。そのギャップになぜだか興奮を覚えるという匂いフェチの人は多いのではないでしょうか。
(5)耳
女性は自分の耳の中の匂いが気になる人が多いというのを先ほど述べました。一方、男性は自分のではなく、女性の耳の中の匂いが好きという声が聞かれます。
「シャンプーの洗い残しが多い耳の裏。意外とアカもたまっていてちょっぴり癖になる匂いがいいですよね」(Aさん・36歳)
正直、耳の中だけでなく耳の裏など、耳のまわりは汗をかきやすく、シャンプーの汚れなども落としきれていないこともあるので、匂いがたまりやすい場所。でも、匂いフェチの男性にとっては、それがまたたまらないのです。
(6)頭皮
頭皮も独特な匂いがしますよね。体から発する匂いのうち最も独特な臭いかもしれません。
「彼女の頭皮の匂いが好きです。一緒に寝ていると丁度彼女の頭の上に自分の顔がくるので自然と嗅いでしまいますね。シャンプーの香りや汗の匂いがまじった独特の香りで、たまらないですよね」(Mくん・22歳)
汗の匂いとシャンプーの匂いがまざっていたり、ツンと鼻にくるような匂いがしたり。
(7)使い古した下着
「彼女の使い古した下着の匂いが大好きだ!」というハードな匂いフェチの男性も。
「彼女が下着を捨てるとなったら、捨てる前に自分がもらっています! 使い古せば使い古すほど味が出るんですよ!」(Tさん・35歳)
洗剤の匂いに彼女そのものの匂いが染み付いて、彼にとってはそれがたまらないのだそう。
(8)おばあちゃん家の匂い
具体的に「この匂い」と表現しづらいのですが、「おばあちゃん家の匂い」というのも存在しませんか? 匂いフェチなら、この匂いが好きな人は多いかと思います。
どこか懐かしいこの匂い、一体どこからくるのでしょうか? なんだか甘酸っぱい夏みかんのような香りは、一度嗅ぐと遠いあの頃の記憶をも思い出させ、懐かしさでいっぱいにさせてくれます。
4:まとめ
「匂いフェチ」って意外にも深いもの。いい匂いが好きな人もいれば臭い匂いが好きだという人も。
特に男性は、女性の発する匂いが好き。そしてそれらに性的関心を持つ人が多いようですね。
また、匂いフェチの人もそうでない人も誰しも忘れられない匂いがあるはずです。
匂いって、頭の中の記憶とは違って掘り起こすものではなく、不意に思い出されるもの。そしてその後も一生記憶に残るものなのです。
匂いフェチのあるあるエピソードにもあったように、昔好きだった人の匂いは、たとえ顔は忘れてしまっても覚えている。
匂いとは不思議なもの。私たちが思っているよりもずっと深いものなのです。