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古風な名前一覧!男の子・女の子の可愛い&珍しい古風な名前10選
松田優Y.Matsuda
1:古風な名前って人気なの?
四季折々の言葉や歴史上の人物の名を取り入れた古風な名前。そこには日本ならではの趣があり、現代に多いきらびやかな名前とはひと味違った魅力があります。
実際に「自分の子どもの名前には和の言葉を取り入れよう」と考えている人も多く、古風な名前は若い夫婦からも注目を集めています。
(1)古風な名前の女性は好きですか?
女性における古風な名前はキレイな響きを持つものが多いですが、男性からどのような印象なのでしょうか。
そこで今回『MENJOY』では、20~30代の男性206名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「古風な名前の女性に惹かれますか?」という質問をしてみました。
結果は以下のとおりです。
惹かれる・・・95人(46.1%)
惹かれない・・・111 人(53.9%)
このアンケートによると、約半数近くの男性が、古風な名前の女性を魅力的に感じていることが判明。それぞれのコメントを見ていきましょう。
(2)古風な名前をステキと思う理由は…
「名前にキレイな漢字が使われていると、その人もおしとやかで良い性格の人なのかなって思っちゃいますね」(Mさん・30歳男性/アパレル)
「女性らしさや奥ゆかしさを感じます。さらに、古風な名前をつけた親のもとで育てられたんだから、ちゃんとしているのではないかと勝手に思っちゃいますね」(Oさん・36歳男性/金融)
(3)古風な名前が苦手な理由は…
「古臭い感じがして、あまり魅力を感じないですね。名前って、やっぱりトレンドもあるし、今はシュッとしたカッコいい名前だったり、グローバルに通用しそうな名前のほうがいいと思うな」(Aさん・25歳男性/営業職)
「自分の古風な名前だからこそ思うけど、読み方がわからないのも多いし、なんか印象も地味で、パッとしないですよね」(Yさん・33歳男性/飲食業)
2:可愛い!女の子の古風な名前5選
女の子に古風な名前をつける際は、先ほどのコメントにもあったように古臭くなりすぎないのがポイント。かわいい響きや漢字を選ぶようにしましょう。女の子におすすめの古風な名前をご紹介します。
(1)千鶴(ちづる)
凛とした響きで、漢字は少し難しいですが、昔からとても人気の高い名前です。画数の良さや響きの可愛さから選ぶ人が多いようです。「ちず」とふりがなをつけてもOKです。
(2)こはる
のどかな風景や空気感を連想させる名前で、春のイメージと「小春日和」の秋のイメージを併せ持ちます。ひらがなの名前は字に曲線が多くなるためやわらかい印象になりやすく、漢字が持つ意味合いに縛られないのも魅力です。
(3)茜(あかね)
日本の和歌から美しい言葉を拝借するのもひとつの手。「茜」は万葉集の一節で、響きが良いのはもちろん、夕陽を連想させるため、あたたかで穏やかな雰囲気を持つ言葉です。文学好きになってほしいという思いを込めてつける人も多いようです。
(4)薫子(かおるこ)
古風な名前を代表するのが「子」をつけた名前ですが、現代でも愛される名前にアレンジするなら、単体でも完結する名前にあえて「子」をつけるのがポイント。「薫子」は「薫」だけでも名前が成立しますが、「子」をつけることでより可愛らしい響きになります。
(5)寧々(ねね)
古風な名前には、歴史上の人物から名前を借りるケースも多いです。「寧々」は豊臣秀吉の妻の名前で、女優の大塚寧々さんも同じ名前。「寧」という字は家の中で食事をすることを意味することから、心が落ち着く様子を表現した名前ともいわれています。
3:珍しい!男の子の古風な名前5選
男の子に古風な名前をつけるなら、少し珍しいの漢字や響きを取り入れるといいでしょう。男の子におすすめの古風な名前をご紹介します。
(1)由弦(ゆづる)
「由弦」は和を感じさせる言葉を組み合わせた名前で、アイススケートの羽生結弦選手で聞き覚えがある人も多いでしょう。定番である「結」をあえて使わず、「由」にすることでオリジナリティが出せます。悠々さやゆとりを感じさせる穏やかな名前です。
(2)伊織(いおり)
「伊織」は知的で品位ある雰囲気を持つ名前で、人とは被らない名前を探している人にぴったりです。「織」という字は画数が多いですが、スタイリッシュに見える言葉なので、響きがいいだけでなく、漢字の字面とてもおしゃれです。
(3)吉平(きっぺい)
「吉平」の「吉」という字には、良いという意味だけでなく、「勝つ」「協力する」などと同じくか行で始まるため、競争力や協調性のあるイメージを抱きやすいです。「元気な男の子に育ってほしい」「古風な名前だけどかっこ良い響きが良い」という人におすすめ。
(4)龍馬(りょうま)
誰もが知ってるあの坂本龍馬からとった名前です。坂本龍馬のように信念を持って生きてほしいという気持ちを込めて名付ける人が多いようです。龍馬という名前をもとに「龍彦(たつひこ)」「数馬(かずま)」などアレンジさせるのも人気。同じ意味合いを持ちつつも、より珍しい名前になります。
(5)仁(じん)
「仁」は元KAT-TUNで歌手の赤西仁さんと同じ名前なので、聞き覚えのある人もいると思いますが、意外と名前被りのしない珍しい漢字です。この字には、「いつくしむ」という意味があり、「思いやりの心を持ってほしい」と意味づけることができます。草野仁さんのように、「ひとし」と読むこともできます。
4:まとめ
古風な名前には情緒があり、字の並びからさまざまな景色や感情を彷彿とさせます。古風な名前を考える際は、好きな響きや漢字から連想するのもステキでしょう。
古臭い印象にならないことだけ注意すれば、他の人と被らない、日本人らしい機微を含んだ名前になること、間違いなしですね。