恋のなやみに効くメディア

飄々の意味や類語は?飄々とした人の特徴と恋愛行動・なる方法

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

隠す

1:飄々の意味と類語は?

飄々は「ひょうひょう」と読み、「飄々とした人」や「飄々としている」といったふうに、人となりを表す際によく使われる言葉です。

まずは言葉の意味を調べてみました。

ひょう‐ひょう

1 風の吹くさまや、その音を表す語。

2 風に吹かれてひるがえるさま。

3 足元がふらついているさま。また、目的もなくふらふらと行くさま。

4 考えや行動が世間ばなれしていて、つかまえどころのないさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「飄」という漢字の中に「風」の部首「風部」が含まれていることもヒントです。「飄々」の意味は大きく分けてふたつ。風が吹く様子を形容するものがひとつ、そして「風のようである」ことを表す比喩的な表現がもうひとつ。「飄々とした人」と、人物に使う場合「風のような人=とらえどころがない人」といった意味合いで使われます。

また、類語としては「飄逸」というものがあります。こちらも意味を調べてみました。

飄逸(ひょういつ)

世俗のわずらわしさを気にしないでのびのびしていること。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

まさに実体のない「風」のような人物像が浮かびますね。

この他にも、「あっけらかんとしている」や「サバサバしている」、「つかみどころがない」といった表現も「飄々としている」と似た意味で使われる言葉です。

2:どれくらい当てはまる?飄々とした人診断5つ

「飄々とした人」とは、具体的にどんな人のことをいうのでしょう。以下の項目に当てはまることが多い人は「飄々とした人」といっていいかもしれません。

(1)他人の評価を気にしない

飄々とした人とは、まさに風のように自然体で、心のおもむくまま生きている人のこと。自分だけの価値観を持ち、我が道を突き進む人のことをいいます。

逆をいえば、他人からどう見られるかを気にする人は飄々としているとはいえません。自分は自分、他人は他人と割り切る、あっさりとした考えを持った人物こそが飄々としているといえます。

(2)物や金銭に執着しない

飄々と生きている人の特徴として、精神面だけでなく物理的な面でも自由であることが挙げられます。

宵越しの金は持たない、とまでいうのは大袈裟ですが、こと金銭面に無頓着な傾向にあるのも傾向のひとつ。ブランド物に固執したり、見栄を張ったりということもなく、たとえ貧しくても淡々と過ごしている印象があります。

世の中の価値観に捉われず、独特の感性を持っている人ほど、飄々としているといわれているようです。

(3)喜怒哀楽の起伏が少ない

怒りっぽい、涙もろい、感情の波が激しい……これらは飄々としている人とは結びつきにくい言葉です。一方で、何を考えているかわかりにくい人ほど、飄々としているといわれることが多いもの。

滅多なことでは怒らない代わりに、馬鹿笑いもしない。穏やかで付き合いやすいといえますが、悪い感情を表に出さないぶん、良い感情もわかりにくいという難点があるのも事実です。

(4)恋愛にのめり込まない

恋愛に関しても、ワントーン下がりがちなのが、飄々とした人の特徴といえます。

いわゆる肉食系の恋愛とは縁遠く、どちらかといえば受け身。自分から積極的に攻めるタイプではないでしょう。また、恋愛にどっぷりのめり込んで身持ちを崩すということもなく、あくまで冷静に恋愛を楽しむ傾向も強いようです。

(5)流行に流されない

飄々としている人は、他人に影響を受けない、自分主観の価値観を持っていることも特徴です。

どれだけ大勢の人に支持されていようと、自分の価値観に合わなければそれでおしまい。自分がいいと思わない限り受け入れることはないため、流行に流されることもありません。

流行に乗り遅れるというよりは、端から乗る気もないといったほうがしっくりくるかも。

3:飄々とした人が苦手な人も…飄々とした人の恋愛行動3つ

飄々としている人は、つかみどころがないぶん、恋愛においてもひと癖あることが多いものです。ここからは、飄々としている人にありがちな恋愛行動を見てみましょう。

(1)愛情表現は控えめ

風に例えられるぐらいの人物ですから、炎のような熱い愛情表現を期待するのは難しいといえます。

普段から何を考えているのかわかりにくいうえに、情熱的な愛の言葉も期待が薄いとなれば、本当に好かれているのかわからなくなるときもあるかもしれません。

SNSの返事やデートの約束も気分次第なところがあるため、不安と隣り合わせの恋愛を覚悟する必要がありそうです。

(2)束縛をしない

飄々とした人の最大の特徴ともいえるのが、その自由さ。束縛とは正反対の資質です。自由を重んじる人だからこそ、交際しているからといって相手の自由を奪うようなことはしません。

ただ、相手を束縛しないぶん、自分も束縛されたくない人が多いのも事実。ある程度ドライに付き合いたい人にとっては最適ですが、べったり構って欲しいタイプの人とは相容れない価値観といえます。

(3)浮気の心配は少ない!?

飄々としている人は、あまりガツガツしていないぶん、現状維持を好む傾向があります。そのため、自分から波風立てるようなことはしません。浮気なんて面倒なことを起こす可能性は低いでしょう。

総じて飄々とした人は恋愛に淡泊であるという印象があります。ですが、穏やかで安定した関係を築くことができれば、長い付き合いをすることが可能です。

4:飄々とした人になるには?なり方3つ

自由で物事に捉われない、飄々とした人になれたらと思うことはありますよね。飄々とした人になるために、意識してみたい方法を3つご紹介します。

(1)他人の目を気にしすぎない

やはりいちばん重要なのは、我が道をいくこと。特に、他人の目が気になって自分の行動を制限してしまうタイプの人は、ここから一歩踏み出してみるといいでしょう。

周りの評価ばかり気にして、本当の自分を見失っていませんか。何を言われても気にせず飄々と振る舞う、強い心を持つよう心掛けてみましょう。

(2)心の平穏を保つ努力をする

飄々としている人は物事に対する反応が緩やかであるという特徴があります。とっさに反応するのではなく、落ち着いていったん自分の中で消化してから反応する癖がついているのかもしれません。

その点を見習って、笑うときは大袈裟に笑わず、静かに。腹が立ったら一旦深呼吸してみるなど、感情の波をコントロールするよう試してみてはいかがでしょう。

喜怒哀楽が無さすぎるのは問題ですが、感情を表現したくなったときワンクッション置いてみるのはいい方法です。

(3)こだわりを表に出しすぎない

飄々として見えるからといって、無感情で意欲がないわけではありません。それが表に出にくいだけなのです。

他人にわからずとも、自分自身がわかっていれば十分なことはありますよね。やる気やこだわりをむやみに表面に出さない代わりに、内側にしっかりと芯を据えて行動してみましょう。

有言実行ならぬ無言実行を貫くことで、さらっと成功をつかむ飄々とした人物に近づけるはずです。

5:まとめ

派手でも目立つわけでもないのに、どこか憧れてしまう……飄々とした人物には、不思議なカリスマ性があるものです。

穏やかで動じない姿が頼もしく見えるのかもしれません。飄々としていながら、人に慕われる存在になることができたら理想的ですね。