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「こじらせ」ってどういう意味?拗らせている女子・男子の恋愛あるあると治し方
大山奏K.Ohyama
1:「こじらせ」とは?
(1)こじらせの意味
「こじらせ女子」や「こじらせ男子」という言葉、一般的にもよく聞くようになってきました。このこじらせとは、どういう意味なのでしょうか。
まずは「こじらせる」の正しい意味を辞書で調べてみましょう。
こじら・せる【×拗らせる】
1 物事をもつれさせ、処理を難しくする。めんどうにする。
2 病気を治しそこねて長引かせる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
「風邪をこじらせる」といった使い方もしますが、「こじらせ」というときは「1」の意味でしょう。何か問題があるなら、本来は解決させますよね。それをわざわざ面倒くさい方向に持っていってしまうような人のことを、「こじらせ女子」「こじらせ男子」と言います。
本人に悪気はない場合が多いのですが、それ故に周りの人は振り回されて酷い目に遭ってしまいます。
(2)こじらせを英語で言うと?
「こじらせ」という概念そのものを表す英語はありませんが、意訳すると「複雑な」という意味の「complicated」が当てはまるでしょう。
アブリル・ラヴィーンが歌った同名のヒット曲がありますが、その詞の中にも、「なんでそうやって物事を複雑にしちゃうの?」というサビがありますが、これこそまさに「どうしてそんなにこじらせてるの?」という意味かもしれませんね。
2:こじらせ女子の恋愛あるある5つ
(1)ネガティブ思考
とにかく思考がネガティブで、いつも悪いことが起こるのではないかと考えているのがこじらせ女子。そんなこじらせ女子は、自分から悪いことを引き寄せているようなフシすらあります。
恋愛に対してもまったく自信がなく、好きな人ができても声をかけられず、相手からアプローチされても、逃げ回ってしまうことすらあるほど。
(2)「自分はダメ…」と自虐
ネガティブ思考との合わせ技で多いのが、この自虐体質。「私なんか……」というのが口癖で、恋人の励ましすら無視して自虐に走ります。自虐を自己表現のひとつとして使う方向にこじらせてしまっているのです。
また、太っていることで自虐しつつも、まったく痩せる気がなく、痩せている友達の悪口を言うなんていう、陰湿な行動をしてしまう人もいます。
(3)理想が高く、現実は追いつかない
プライドと理想がとことん高い系のこじらせ女子もいますよね。恋人にしたい男性への条件は「そんな人、実際にいるの?」というくらい。
自分に似合う人は世界のどこかにいるハズ、とファンタジーの中で生きている感すらしてしまいます。ただし、こういうこじらせ女子に限って、自分自身が理想に向かってする努力は中途半端なのです。
(4)あまり外に出たがらない
家にこもってばかりいて、外のリア充っぽい人たちが苦手というのもこじらせ女子のあるあるのひとつ。彼氏とのデートも、キラキラしている場所を嫌がり、無理矢理連れ出すと不機嫌になったり、泣きそうな顔をして彼氏を困らせます。
彼氏とふたりで家の中で過ごせれば幸せで、男性が友達に紹介しにくい彼女になってしまいます。
(5)甘えられない
こじらせ女子は甘えることが大の苦手。恋愛経験が少ないケースも多く、どうやって甘えれば良いのかわかりません。また、素直に甘えることを恥ずかしいと思っている場合もあり、その場合はイチャイチャしているカップルを批判する可能性が大です。
本当は自分が甘えてイチャイチャしたいのに、それができないことでストレスが溜まってしまっているのです。素直な感情表現をできさえすれば、彼氏に可愛がってもらえるのに、残念ですよね。
3:こじらせ男子の恋愛あるある5つ
(1)根拠のない自信がある
男性は総じてプライドが高めですが、その中でも理由なく自信満々なのがこじらせ男子です。実力があれば周りからも認めてもらえるのですが、実際には何も結果を出していないことが少なくありません。
恋愛においても、女性を前にすると自慢話を止められません。恋人ができてからは、彼女を行ったこともない場所に連れて行こうとして失敗したりします。
(2)自信がなくて何も決められない
先ほどの自信満々タイプと真逆なのがこのタイプ。自信をまったく持てずに、恋愛にも消極的。草食系というよりは、絶食系男子になりやすいです。
女性のほうからアプローチや告白をされて付き合うこともありますが、デートの行き先も決められず、その結果、ますます女性に苦手意識そもつことも。
(3)カッコつけた自分が最高
とにかくカッコつけたい、カッコ悪い俺なんて存在しないと思い込んでいるこじらせ男子もいます。何をするにもカッコつけようとしますが、周囲からは冷ややかな目で見られていることには気づけません。
恋人の前でも素の自分を出すことはできず、「とにかく俺についてこい」と独りよがりな行動をとりがちです。ですが、失敗して一番ショックを受けて立ち直るのに時間がかかるのもこのタイプです。
(4)思いどおりにならないとご機嫌ななめ
何事も自分が第一の超絶マイペースタイプのこじらせ男子もいます。彼女と一緒にいても、自分がやりたいことを最優先するため、気の強い女子と付き合うと喧嘩が絶えません。
また、自分がしたいと思ったことができないと機嫌が悪くなってしまいます。ある意味、年齢を重ねても子どもの気持ちのままなのです。
(5)ケチですべて割り勘
とにかくケチで、デートでも一円単位で割り勘にしてくるこじらせ男子。お金のかかるデートは嫌がり、彼女へのプレゼントも高価な物は買いません。
その割に、お金を持っていないわけではないので、自分の趣味の物などには、どんどんお金を費やしていきます。
4:こじらせ女子・男子の治し方3つ
(1)こじらせていることを自覚する
何はともあれ、自分がこじらせていることに気づけなければ、改善の余地はありません。どのような振る舞いや考え方がこじらせていると言われているのかを知って、「こんなふうには見られたくない!」と感じることができれば、治すのは簡単でしょう。
(2)ポジティブを心掛ける
周りをも引きずってしまうネガティブ思考は、こじらせる人の特徴です。マイナスに考えてしまうことは誰にでもあることですが、何事にも悪い面と良い面があると認めて、とにかく良い面を見つけるようにすると前向きになってきます。
(3)正しい自信を持つ
自信がなかったり、自信を持ちすぎたり、変な方向に自信を持っていたり……。こじらせている人は自分の自信がわかっていません。友達や家族に頼んだり、自分自身を客観的に見直すことで、正しい自信を身に着けることが、こじらせから脱出する近道になります。
5:こじらせ男子と付き合ってしまったら?
付き合ってから相手がこじらせ男子だったと気づくこともありますよね。そんなときには相手に早めにこじらせていることを自覚してもらいましょう。そしてちゃんと肯定してあげることです。
こじらせ男子というのは、上述したように、自身のなさと自己肯定感が複雑に入り組んでいるもの。でも、恋人に肯定されれば、それが自信につながり、素直な人間になれるかもしれません。