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令和の今こそラブレター!【男女別】刺さるラブレターの書き方
月島もんもんM.Tsukishima
1:ラブレター書いたことありますか?
ラブレターというのは、思いを伝える手段としては定番。しかし、最近はメールやLINEなどを使うことが増え、手紙を書く機会も減りました。そんな中、実際にラブレターを書いたことのある人はどれくらいいるものなのでしょうか。
そこで今回『MENJOY』では、20~40代の女性352名・男性487名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「ラブレターを書いたことがありますか?」という質問をしてみました。
まずは女性の結果を見ていきましょう。
【女性】
ある・・・134人(38%)
ない・・・218人(62%)
書いたことのない人が6割を超える結果に。もともと告白することも女性のほうが少ないでしょうから、ラブレターを書く機会もあまりないのかもしれません。
続いて男性の結果です。
【男性】
ある・・・152人(31%)
ない・・・335人(69%)
男性のほうがラブレターを書いたことのない人が多いようです。そもそもLINEやメールなど、気持ちを伝える手段が多様化した現代では、ラブレターを書くこと自体が少なくなっていることがわかります。しかし、逆にラブレターで差別化をつけることだってできますよ。
2:ラブレターの書き方のコツ5【男性編】
LINEやメールでは手書きの味わい深さを伝えることはなかなか難しいもの。しかし、いざラブレターを書くにしてもどうすればいいのか分からない人も多いはず。そこでラブレターの書き方について、恋愛小説家という肩書きを持つ小川沙耶さんに聞いてみました。まずは男性編をどうぞ。
(1)書いた理由
小川:ラブレターを書くにあたって、相手に何を伝えたいのかという気持ちが明確にあると思います。「好きだ」という気持ちを告白してお付き合いをしたいのか、それとも恋人に誕生日プレゼントと一緒に手紙を書いて渡したいのか、人それぞれでしょう。まずはその理由を書くことが大事です。
告白を考えているなら、「実はずっと好きでした」、感謝の気持ちを伝えたいなら、「いつもわがままに付き合ってくれてありがとう」といった感じですね。
(2)ポエムは避ける
小川:男性にありがちなのが、ポエムになってしまうパターン。この場合は、引いてしまう女性が多いでしょう。切ない系J-POPの歌詞のような内容は危険です。
例えば「キレイな君と一緒にいられたらどんなに幸せだろう」といった感じ。妄想や空想を膨らませて書いても、相手に伝わらないので気をつけてください。
(3)独りよがりにならない
小川:手紙というのは日記とは違って、相手に読んでもらって初めて意味があります。そのため、独りよがりな文章にせず、相手を意識した文面にしましょう。特に、ナルシストな男性は、上から目線の手紙を書いてしまいがちですが、それでは受け取った女性はいい気持ちはしません。
例えば、「ずっとお前のことが好きだった」や「ずっとお前のことを見ていた」など。「見ていたからなんなの?」となってしまい、うまく気持ちが伝わりません。最悪、「キモい」と思われてしまうので気をつけましょう。
他にも、「元カレのことが今でも好きなのは分かってるけど、俺がそれを超える男になれば問題ないと思ってます」といった内容もおすすめしません。好きな人を否定する文面になっているので、反感を持たれてしまいます。
(4)具体性をもたせて書く
小川:文章全般に言えることですが、具体性をもたせると上手な文章が書けるので意識してみてください。
例えば、「僕は映画を好きで、今まで観た映画の内容は全部覚えています。でも、君と映画館に行って映画を見た時、全然内容が入ってきませんでした。その時初めて君のことが好きなんだと分かりました」といった感じで、エピソードを書きながら思いを伝えるといいでしょう。
(5)書いたラブレターはひと晩寝かせる
小川:ラブレターというのは、次の日の朝に読み返してみると、「なんじゃこりゃ」となることも。冷静になって読み返してみると、どこを書き直したほうがいいか分かりやすくなります。最終チェックは翌日以降にしたほうがいいでしょう。
3:ラブレターの書き方5つ【女性編】
今度は女性編です。引き続き、小川沙耶さんに話を聞いてみました。
(1)まずは理由
小川:まずはラブレターを書いた理由を伝えましょう。例えば、「付き合ってくれてありがとう」とか、「いつも一緒にいてくれて感謝しています」といった感じです。
告白をするなら自分の思いをしっかりと書いてください。女性にありがちなのが「好きです」とストレートに伝えるのをためらってぼかしてしまうこと。そうすると、何が言いたいのか分からなくなってしまうことがあります。
特に男性は、女性と違って目的のない会話を嫌うので、しっかりと理由付けを行うことをおすすめします。
(2)自分のことを書きすぎない
小川:自分のことを書きすぎるのも注意してください。例えば、彼女から彼氏に渡すラブレターに多いのが、「私は言いたいことは口にしてしまう人間なので分かってください」とか「私はこういうことをされると嬉しいです」といった感じで、自分のことしか書いてないパターン。
受け取った側としては「すべて私に合わせてね」と言われているようで、あまり嬉しくありません。
(3)長くならないように気をつける
小川:言いたいことがまとまらないと、文章が長くなってしまいます。特に女性はおしゃべり好きな人が多いため、「あれもこれも伝えたい」と思って文章が長くなりがちです。思いを込めすぎると重い印象を与えてしまうので、短めを意識するといいでしょう。
(4)未来志向の手紙
小川:女性の場合、男性から「こういうことをしたい」とか「自分は将来こうなりたい」と未来思考の話をされると、「自分大好き人間じゃん」と思って引いてしまうことがありますが、逆に男性に対しては、未来志向の話をするのは効果的です。
例えば、「いつか一緒に〇〇をしましょう」とかちょっとした夢を語ったり、「あなたとこんなことできたら嬉しいなって思ってます」といったように少し先の話をするといいでしょう。告白するときにも効果的ですし、彼氏に送る手紙に一文入れておくだけでも男性は喜びます。
(5)字は丁寧に
小川:最後に注意してもらいたいのが字の綺麗さ。男性は女性に美しさや可愛さを求めている生き物。女性が書く字が汚いと、それだけで幻滅されてしまいます。自分で字が汚いと感じる場合は、丸文字にして可愛く見せるようにするといいかもしれません。
4:ラブレターは英語でも「love letter」?
ラブレターは日本で使ってもそのまま意味が通じますが、元々は英語で「love letter」と書きます。「love」は「愛」で「letter」は「手紙」という意味。そのため、「恋文」と訳すのがピッタリでしょう。
好きな人に英語で手紙を送るなら「I miss you」なんて書いてみるといいかもしれませんね。
5:まとめ
今回はラブレターについてご紹介しました。最近はスマホの普及によって、手紙を送ることも少なくなっていて、ラブレターを送った経験のある人も3割~4割ほど。でも、こんな時代だからこそ、気持ちを伝えるなら直筆の手紙が喜ばれるかもしれませんよ。
【取材協力】
小川沙耶・・・ライター・官能小説家。都内の金融関連会社で派遣OLをしながらニッカンスポーツにて小説家デビュー。著書に『美人妻・肉棒狂い』『美人妻・蜜壺いじり』『淫欲妻・愛液垂らし』(大洋文庫)がある。『人妻不倫ファイル:純愛と肉欲に常識はいらない』『女性社員から“きもい”と言われない働き方』『美人妻 蜜壺いじり』の著者。漫画原作、恋愛小説家、官能小説家。